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バルちぁんの徘徊 (М78星雲)

バルちぁんの「自己満足・自己陶酔・妄想徘徊」

三井の晩鐘

2009年05月07日 17時50分05秒 | 子ども
琵琶湖の辺に若い漁師が子ども達にいじめられていた蛇を助けました。
4~5日した後に美しい女の人が漁師の家に訪れました。
2~3日泊めている間に夫婦となり子供が出来ました。
「お産をするところは見ないでね」と言ったのに覗いてしまった若い漁師さん。
美しい女の人は、助けた蛇だったのです。

生まれた子供と、泣いたときに舐めさせる玉をおいて琵琶湖に帰っていきました。
漁師は玉がなくなり琵琶湖の湖岸にたち「玉がなくなったよ」と叫びました。
すると玉を銜えた蛇が出てきて「みてのとおり、これで私の両目は見えなくなりました、だから三井寺の鐘を鳴らして時刻を教えてね」と告げた。

それを聞いた漁師は三井寺に鐘を寄進しました。

(滋賀県の昔ばなしより)
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