亜久里厳しブービー&最下位/F1
<F1:バーレーンGP>◇フリー走行◇10日◇バーレーン国際サーキット(1周5・412キロ)
元F1ドライバーの鈴木亜久里氏(45)が代表を務め今季から新規参入したスーパーアグリF1が、初お披露目の場でドタバタ発進した。純国産チームとして初のF1挑戦となったが、第1ドライバーの佐藤琢磨(29)と第2ドライバーの井出有治(31)が2度のフリー走行ともにワースト1・2フィニッシュ。井出は2回目の21周目で電気系統と予想されるトラブルでコース上で止まるハプニングまで起きた。今大会は11日に公式予選、12日に決勝が行われる。
F1デビューを終えたピットに安心感と焦燥感が交錯した。佐藤は「最初の第1歩としてはよかった。まだ課題はありますけど。今日は考えていたテーマの半分しかできなかった」と冷静に振り返った。コースに出た喜びと同じほど、さらされた現実は大きかった。
夢にまで見た舞台は厳しいものだった。佐藤は1回目に1分38秒190で17台中16位、2回目は1分37秒588で28台中27位。井出は1回目に1分40秒782、2回目は1分39秒021と、ともに最下位。2回目の21周目には電気系統と予想される故障でコース上で止まるトラブルにあった。
参戦決定からドタバタのチームづくりに迫られた。開幕前日になっても予備の車体は組み立て途中で、コースに出た2台も4年前の車体がベース。準備不足の不安で、この日もパワーを抑えての「安全運転」を強いられた。鈴木代表が「走れただけでよかった」と話したのも無理はなかった。 ブレーキを踏んだ際に車に激しい振動が生じるなど問題点も続出。鈴木代表は「最初の2戦はテストみたいなもの」と前向きに話したが、純国産チームが踏み出した第1歩の先には多くの苦難が待ち受けている。
(日刊スポーツ)
<F1:バーレーンGP>◇フリー走行◇10日◇バーレーン国際サーキット(1周5・412キロ)
元F1ドライバーの鈴木亜久里氏(45)が代表を務め今季から新規参入したスーパーアグリF1が、初お披露目の場でドタバタ発進した。純国産チームとして初のF1挑戦となったが、第1ドライバーの佐藤琢磨(29)と第2ドライバーの井出有治(31)が2度のフリー走行ともにワースト1・2フィニッシュ。井出は2回目の21周目で電気系統と予想されるトラブルでコース上で止まるハプニングまで起きた。今大会は11日に公式予選、12日に決勝が行われる。
F1デビューを終えたピットに安心感と焦燥感が交錯した。佐藤は「最初の第1歩としてはよかった。まだ課題はありますけど。今日は考えていたテーマの半分しかできなかった」と冷静に振り返った。コースに出た喜びと同じほど、さらされた現実は大きかった。
夢にまで見た舞台は厳しいものだった。佐藤は1回目に1分38秒190で17台中16位、2回目は1分37秒588で28台中27位。井出は1回目に1分40秒782、2回目は1分39秒021と、ともに最下位。2回目の21周目には電気系統と予想される故障でコース上で止まるトラブルにあった。
参戦決定からドタバタのチームづくりに迫られた。開幕前日になっても予備の車体は組み立て途中で、コースに出た2台も4年前の車体がベース。準備不足の不安で、この日もパワーを抑えての「安全運転」を強いられた。鈴木代表が「走れただけでよかった」と話したのも無理はなかった。 ブレーキを踏んだ際に車に激しい振動が生じるなど問題点も続出。鈴木代表は「最初の2戦はテストみたいなもの」と前向きに話したが、純国産チームが踏み出した第1歩の先には多くの苦難が待ち受けている。
(日刊スポーツ)