夏の夜の不思議・・・

フラ～～～～～っと現れた一人の女性。


足元がけっこう「きてる」感じだった・・・


いわゆる・・・酔ってた



見たこともない女性・・・


誰かの紹介か？？


女性は常連のごとく、迷わず「スッ」っと、席に座る・・・。



　　　「いらっしゃい」



そう言ったもののノーリアクション


　　　「大丈夫？？」


と、聞いても・・・


まだノーリアクション


・・・・


そして女性は少し




と思ったら・・・

女性はいきなり「バ～～ン！」と立ち上がり

ス～～～ッと、エレベーターに乗り去っていった・・・？？




ＳＡＷＡＲＳの店内は声を揃え・・・


　　　「誰？？？？」


むしろ俺たちが





それから１０分くらいしてからだった・・・


俺の携帯が無くなっている事に気付いたのは


従業員がすぐ後を追ったが・・・もう居なかった


すかさず従業員に携帯を鳴らさせるプルルル・・・


出た・・・男だった・・・エッ？


従業員が話をまとめ、男の元にＧＯ



後からその男に話を聞くとこうだ・・・


　　　「なんだか酔っ払いの女からいきなり携帯を「スッ」っと渡されて・・・
　　　　と思ったら、女は「ス～～ッ」っと去って行くし、俺は携帯を渡されたし・・・
　　　　どうしようかなぁ・・・と思ってたら携帯が鳴ったから
　　　　で、出たら男だし・・・
　　　　なんなんだよ！！」


と、言う状況だったらしい・・・


まぁ・・・
いずれにしても展開は悪い方には転ばなかったって事で「ホッ」としたが


あの酔っ払い女・・・
道端にでも携帯を「ポイッ！」と、捨ててたらオジャンだったよ




しかし、あのヨッパ女・・・

従業員がビルの店舗を全て聞いて見たらしいが

そんな女は見たことも聞いた事もなかったらしい・・・

事実、どの店にも居なかったらしいし・・


背が高くて、うつむき加減で、髪は前に垂れ下がってて・・・

そう言えば白っぽい服を着てたなぁ・・・

店の客にも証人は居るし・・・

それに、携帯を渡された男も

　　　　「なんだか幽霊みたいでしたよ！」って言ってたし・・・




あっ

そう言えば・・・

あの女の喋った声を誰も聞いてないなぁ・・・

　　　　




　　　　　恐～～～～～～～～～～～～っ








世の中、変な人間が居るからなぁ・・・


人間ならまだいいけど・・・


気をつけてくださいよ～～～




　　　　ほいたら