居酒屋での出来事・・・
これまた、オモロイおっさんを発見
飲んでると、何やら後方から大きな響き声が・・・
「山下がダメなんだよ」
俺は何気に後ろを見ると、後輩2人を前にすっかりメートルが上がり、ご機嫌のおっさんを発見。
(老けて見えるが、たぶん・・・47,8歳だろう・・・)
「絶好調だなぁ・・・」 と、そう思い、俺はまたハードボイルドチックに焼酎を飲み始める・・・って、焼酎かよ
しばらくして又・・・
「山下がなぁ・・・あいつはダメなんだよ」
と、かなりテンションが高くなってきてる「酔っぱおっさん」・・・
それにしても、その「山下」という人物・・・妙に気になる・・・
もっとイメージを膨らませるヒントをくれ~~
「まぁそのうちどんな人物か解るだろう・・・」
と、俺はまたハードボイ・・・もうええっちゅうの
しばらくして今度は・・・
「山下はなぁ・・・ろうしようも・・・ないんりゃりょう・・・ったく、や~ま~ひらは~よう~ガハハハ」
ハハハ
もう俺は楽しくてしょうがない
かなりロレツがまわらなくなり、もはや酔っ払いを演じるおっさんのコントを見てるようだ
俺はかなり興味を持つ
もはや釘付けだ
相手をしている後輩2人は黙ってそれを聞いている・・・。
俺は様子を伺いながら・・・飲む
すると・・・
あれっ??
まったく声が聞こえなくなったのだ???
調子が狂う俺
今までやかましかった分、かなり静かに感じる・・・
俺は何気に後ろに目をやる・・・・・
えっ
静かなハズだ
こんな状態になってた
ハハハ
酔いつぶれてすっかり寝込んでいた
困り果てて何やら相談をしてる後輩2人・・・。
言いたいだけクダを巻いて満足気に眠り込んだ「先輩おっさん」・・・
それをあきれ果てて見つめる後輩2人・・・
サラリーマンの宿命なのか・・・
絵に描いたようなリーマン縮図・・・
むごい・・・・・
が、しかし・・・
そのうちに、後輩二人で財布を出し「割り勘」の勘定を始めた
まさか・・・
すると、思ったとおり後輩2人は、勘定を済ませ早足の忍び足で店を後にした
残される能天気な酔っぱおっさん・・・
見ると・・・気持ちよさそうにグッスリと寝ていた
罪の意識も悪びれる様子も無く・・・
爆睡している
なんだか可愛そうになったが、閉店の時間になったので
お気楽睡眠の邪魔をしてはいけないと思い
俺もコッソリと忍び足で店を後にした・・・
酔っぱおっさん・・・
ちゃんと起きて帰ったかなぁ・・・・・
頑張れよ~~~~
ほいたら