この前、奄美を台風が直撃した
かなりの被害を出したようだが・・・
自然の猛威はどうする事も出来ない
まぁ台風は、俺の田舎・高知も毎年の恒例行事のようなもんで・・・
東京の人間が感じるほどの恐怖心はない。
むしろ、地震は恐怖だが
そういえば・・・
最近ではそんなに大きな台風は俺の田舎でも来ないなぁ・・・
昔は、家が吹っ飛ぶくらいの台風が毎年にようにやってきていた。
実際、俺の友人の家もそうだったが・・・
※ 昔は、台風がやってくると、近所の一番安全な家にみんなが移動して一夜を過ごしたもんだ。
食糧・ろうそく・トランプなどを持ち寄って。
子供にとっては、ちょっとした修学旅行気分だ
停電になってるんで、夜はろうそくの灯りだけで過ごす。
大人とは違い、子供というのは勝手なもんで、それがまた何ともいえないワクワク感を醸し出す
強風が吹き荒れ・・・
波音がド~~ンと突き上げる。
30年代当時の家は、まだ雨漏りがあり、所々にバケツ・洗面器が置いてあり
雨漏りの合唱が始まる・・・カ~ン・ピチャッピチャッ・コ~ン・・・
親たちは、カッパを来て懐中電灯を手に定期的に表に飛び出して、自分たちの家の様子を見にいく。
ビショビショになって戻ってくると、身体を拭き酒を飲み酌み交わす。
子供たちはトランプに夢中になり、「みかん水」を飲みかわす。
大人たちは、程よく酔ってくると・・・
「お~い!もう寝ろよ~~!!」
と、声を荒げるが、向こうは宴会状態なんで寝れる訳がない。
ブツブツ文句を言いながら、静かにトランプを続ける・・・・・
あっ
それでさっきの家が吹っ飛んだ友人の話しだが・・・
そんな感じで、一夜を過ごした友人は次の日の朝、自分の家に行ってみると・・・
なんと家がない
まんま吹っ飛んで、田んぼの真ん中にあったらしい・・・。
不思議な事に、吹っ飛んだだけでそんなに被害はなかったらしい。
大変なのは、その家をまんま元の位置に移動させるのが一苦労だったらしいが・・・。
マジな話です。
それくらいの大きな台風が昔はよ~く上陸してたもんです。
ちなみに俺の友人の友人で、沖縄での話しだが・・・
毎年家が吹っ飛ぶもんだから、毎年住所が変わったという人間もいた
笑うに笑えないマジ話だ・・・・・俺は大笑いしたが
あと、堤防のすぐ近くに家があったもんだから、毎年毎年台風に家が壊され、毎年新築になったという話も聞いた。
親が漁師だったもんだから、引っ越すのがどうしても嫌だったらしい。
「逃げてなるもんか」という、親の意地もあったらしいが・・・
意地台風
今もまだ、堤防の近くで意地を貫き通してるらしい・・・・・
いやはや・・・
台風にまつわる話は尽きない。
台風は・・・絆を強固にする
台風如きで切れてたまるかハハハ~~~~
ほいたら