季節のシルクロード

遥かなるノーファインダー
写真の楽しみを求めて。

パンパスの続きです。

2009-10-13 20:18:31 | 花、木、果物
自転車のおじさん:「パンパスは、浜松にいっぱいあって出荷もしている。昔は、浅草のショー
        で女性が色を塗った飾り物を頭につけて踊っていて良かった」と言う。
私:「想像するのは南米のサンバカーニバルです」と言った所

はっと思い出したように自転車のおじさんの話が続く。        

自転車のおじさん:「私は、お兄さんより若い頃、良く行っていて青春だった」
   「元々はアルゼンチンや南米にあり、日本に入荷された。」
「アルゼンチンは低湿原帯の草原が広がっているから成長する。根が深いから抜くのは大変」と言う。
 
私:「色々大変ですね」としゃべりながら頭の中では、老いを感じショックを受けた私と



 「パンパスを頭につけてバニーの様に踊る女性を思い浮かび、南米とどうつながるのか」と考える私がいた。そして、浅草の庶民的なイメージとブラジルのサンバ的な要素が混ざっていく中である事に気づく。

私:「色を塗った花や植物の写真のルーツは、庶民的な文化に根づく、美意識の感覚
   にあるかもしれない」と言うと

自転車のおじさん:「わからないよ。何で来た。車。そう。もうそろそろ帰る。達者でな」と退場。
          青空を背に自転車をこぐのでした。

  何気なく、撮っていたもののパンパス一つで視野が広がった気がしました。
 友人に「植物のパンパスを知っていますか」と電話した所、「パンパース」と答えました。
 かわいいなと思い帰宅する。

 PS:後にパンパスは、アルゼンチンのパンパと関係があると言う事がわかりました。
植木用としても販売されています。生け花、フラワーアレジメントにも
用いられていると知りました。奥深いと感じました。   

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