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台湾体験ー片倉佳史のブログ

台湾在住のフリーランスライター片倉佳史のブログです。台湾関連のニュースや情報交換は台湾特捜合同掲示板でどうぞ。

獅子それとも狛犬?三峡祖師廟にて

2005-08-30 01:02:41 | 台湾の日本統治時代の遺構
台北郊外の三峡に行ってきました。今回もいくつかのスポットを取材してきましたが、この町を代表するものと言えば、祖師廟です。廟についてはガイドブックなどでよく紹介されていますのでここには書きませんが、ここでおもしろい動物を発見しました。殿宇の前に一対の獅子が置いてあります。これ、見れば見るほど日本の狛犬に似ています。それもそのはず、この獅子は日本の狛犬をモデルに作られたのだそうです。この廟の彫刻は李梅樹という人物によりますが、この獅子は李梅樹が弟子たちに狛犬の写真を渡して作らせたのだそうです。モデルとなったのがどこの狛犬なのかはわからないのですが、興味が尽きません。追って調査をしたいと思います。

なお、この廟の8本の柱は旧台湾神社の大鳥居が使用されているほか、壁になっている石材は台湾神社の灯籠が使われています。やはり、台湾神社の狛犬がモデルなんでしょうか。

旧台湾総督官邸(現台北賓館)

2005-08-09 04:00:49 | 台湾の日本統治時代の遺構
かつての台湾総督官邸です。現在は中華民国外交部の管轄で、迎賓館となっています。その性格上、内部に入るのは非常に難しい建物です。ただ、秋以降、一般開放することになっており、今は修復工事中です。拙著『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』でも紹介しましたが、あそこでは館内の写真を入れられなかったので、ここで紹介したいと思います。

烏来近郊の水力発電所と木造宿舎

2005-08-01 01:18:24 | 台湾の日本統治時代の遺構
烏来の取材に出た後、仕事ばかりではつまらないので屈尺と呼ばれた土地に設けられていた水力発電所を見に行ってきました。ここには木造の宿舎がほぼ完全な形で残っており、驚かされました。場所は台北の水瓶でもある翡翠ダムの近く。知る人ぞ知るおいしいアイスキャンディーも食べられます(どのくらいの人が知っているんだろう)。なお、この屈尺には日本統治時代に建てられた派出所が今も残り、その向かいには、三井合名会社(後の日東紅茶)の工場跡が廃墟になって残っています。

星の湯、探訪

2005-07-29 09:13:43 | 台湾の日本統治時代の遺構
台北郊外の北投温泉へ足をのばしました。ここには2軒の和風温泉旅館が残っています。中でも星の湯はかつての高級別荘街にあり、療養に訪れる人々に親しまれていました。私はこれまでに何度か取材で訪れているのですが、今回、初めて入ったお部屋があったので、写真を公開します。ここは宴会場です。

国立台湾博物館

2005-07-26 00:34:15 | 台湾の日本統治時代の遺構
国立台湾博物館を訪問しました。ここは旧台湾総督府博物館で、児玉源太郎総督と
後藤政局長(民政長官)の治績を記念して建てられたものです。写真は中央の大ホールの様子です。今、古地図の特別展示をやっていますので、この時期、台湾を訪れるかたはぜひ足を運んでみてください。