久々のブログ更新となりました、いかわたいきです。
今議会に提出された請願第4号「核兵器禁止条約の調印を求める政府への意見書の提出を求める請願書」について反対討論を行わせて頂きました。
初めての反対討論を行いました故、壇上で述べた事を下記に記載します。
「請願第4号 核兵器禁止条約の調印を求める政府への意見書の提出 を求める請願書について、委員長方報告に賛成の立場(提出に反対)で討論を行います。 請願内容に関して目的や概要は委員長報告の通りですが、核兵器禁 止条約は核軍縮を規定したNPTと「核兵器のない世界」の間に存在 する法的ギャップを埋めるものであります。しかし、北朝鮮は核兵器 搭載可能な弾道ミサイルの発射実験を幾度も行っており、ICBMの発射実践に成功したと伝えられています。
岸田外相も外務省が提示する記者会見でのやり取りで決議案が、具 体的・実践的措置を積み重ね、「核兵器のない世界」を目指すという我が国の基本的立場に合致せず、北朝鮮の核・ミサイル開発への深刻 化などに直面している中、核兵器国と非核兵器国の対立を一層助長 し、その亀裂を深めるものであるからと答えています。こうした評価は、この決議に対する各国の投票行動、例えば先ほど述べましたが北 朝鮮はこの決議に賛成をしています。そして米、英、ロシア、中国等 の核保有国は条約に反対の立場で、いずれも交渉に参加していない事や、3分の1の不参加国の中にはアメリカの核の傘下にあるカナ ダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国なども不参加となりました。現在、核兵器国と非核兵器国だけの分断ではな く、非核兵器国の中にもNPT派と今回の核禁止条約派という分断が生まれ、3つのグループが対立するという構図にもなっています。 唯一の戦争被爆国として核兵器国と非核兵器国の橋渡し役になるべ き日本国が対立や誤解を生む行動は考えなければなりません。
また、日本政府が核兵器のない世界を目指していないという理由で参加しなかったというわけではありません。将来の核のない世界を 見据えた上でも、現在核禁止条約に入ることが本当に意義あることなのかを考えた結果であることも考慮すべきです。加えて「核兵器の 非人道性に対する正確な認識」と「厳しい安全保障に対する冷静な認 識」の元、日本政府は23年連続、核廃絶決議案を提出し続け、NPT体制の強化など核兵器のない世界に向けての行動は行っております。
むすびに、核兵器のない世界を目指すという大きな目標に関しては 政府も被爆者も、そして我々も共有していると考えます。この目標に向けてしっかりと考え、行動していかねばなりません。 以上で、委員長報告に賛成する討論といたします。」
長文となりましたが、賛成多数となり請願は反対されました。
また、今議会では椿ヶ鼻ハイランドパークについての条例改正や予算も出ており、法令や条例に触れている訳ではありませんが、予算の計上方法や地元住民への説明不足、指定管理者の意向が全面に出てる事、議会への説明も不足している事も挙げられ正直諸手を挙げての賛成とは言えない内容でした。
毎議会共に苦慮する議案や条例が上程されるため、議会が閉会すると疲労感を感じます。2.3日休みたい気分ですね…。
では、また。
今議会に提出された請願第4号「核兵器禁止条約の調印を求める政府への意見書の提出を求める請願書」について反対討論を行わせて頂きました。
初めての反対討論を行いました故、壇上で述べた事を下記に記載します。
「請願第4号 核兵器禁止条約の調印を求める政府への意見書の提出 を求める請願書について、委員長方報告に賛成の立場(提出に反対)で討論を行います。 請願内容に関して目的や概要は委員長報告の通りですが、核兵器禁 止条約は核軍縮を規定したNPTと「核兵器のない世界」の間に存在 する法的ギャップを埋めるものであります。しかし、北朝鮮は核兵器 搭載可能な弾道ミサイルの発射実験を幾度も行っており、ICBMの発射実践に成功したと伝えられています。
岸田外相も外務省が提示する記者会見でのやり取りで決議案が、具 体的・実践的措置を積み重ね、「核兵器のない世界」を目指すという我が国の基本的立場に合致せず、北朝鮮の核・ミサイル開発への深刻 化などに直面している中、核兵器国と非核兵器国の対立を一層助長 し、その亀裂を深めるものであるからと答えています。こうした評価は、この決議に対する各国の投票行動、例えば先ほど述べましたが北 朝鮮はこの決議に賛成をしています。そして米、英、ロシア、中国等 の核保有国は条約に反対の立場で、いずれも交渉に参加していない事や、3分の1の不参加国の中にはアメリカの核の傘下にあるカナ ダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国なども不参加となりました。現在、核兵器国と非核兵器国だけの分断ではな く、非核兵器国の中にもNPT派と今回の核禁止条約派という分断が生まれ、3つのグループが対立するという構図にもなっています。 唯一の戦争被爆国として核兵器国と非核兵器国の橋渡し役になるべ き日本国が対立や誤解を生む行動は考えなければなりません。
また、日本政府が核兵器のない世界を目指していないという理由で参加しなかったというわけではありません。将来の核のない世界を 見据えた上でも、現在核禁止条約に入ることが本当に意義あることなのかを考えた結果であることも考慮すべきです。加えて「核兵器の 非人道性に対する正確な認識」と「厳しい安全保障に対する冷静な認 識」の元、日本政府は23年連続、核廃絶決議案を提出し続け、NPT体制の強化など核兵器のない世界に向けての行動は行っております。
むすびに、核兵器のない世界を目指すという大きな目標に関しては 政府も被爆者も、そして我々も共有していると考えます。この目標に向けてしっかりと考え、行動していかねばなりません。 以上で、委員長報告に賛成する討論といたします。」
長文となりましたが、賛成多数となり請願は反対されました。
また、今議会では椿ヶ鼻ハイランドパークについての条例改正や予算も出ており、法令や条例に触れている訳ではありませんが、予算の計上方法や地元住民への説明不足、指定管理者の意向が全面に出てる事、議会への説明も不足している事も挙げられ正直諸手を挙げての賛成とは言えない内容でした。
毎議会共に苦慮する議案や条例が上程されるため、議会が閉会すると疲労感を感じます。2.3日休みたい気分ですね…。
では、また。
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