日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

東日本大震災活動報告会

2012年02月12日 17時57分02秒 | 日記
最近、パトリア内にあるカフェがマイブームのいかわたいきです。
そろそろ3月議会での一般質問内容に本気で取り組もうと思っています。

さて、2月10日にパトリア日田で「東日本大震災活動報告会~自信・津波・・・そして現在~」が行われました。
日田市から東北へボランティアに行かれた方達と現地石巻市の仮設住宅に住んでいるご夫婦をお呼びし、最初はボランティアの方達が行った活動とその後、ご夫婦を交えてのパネルディスカッションをありました。







ご夫婦からは当時の状況を悲痛に感じつつも話してくれました。津波は巨大な垂直の壁となって押し寄せてきた事、避難所での悪臭や、自分達の手元に食糧が届いたのは地震発生後1週間後(食糧も毎日変わらず同じメニュー)、3日目には毛布等は届いたが、それまでは着の身着のままで逃げたので濡れた服で過ごしていたと。

阪神淡路大震災ではカセットコンロが大活躍した。しかし、カセットコンロメーカーによってガスボンベの規格が違うため、あるのに使えないという状況が起こりそれ以降全て同じ規格に改正された。
なのに、東日本大震災では、まったくその教訓(カセットコンロが活躍する)が生かされず、炊き出しや自衛隊が来るまで冷たい食事を食べていた。

以前このブログで紹介した中井正義氏が仰っていた自分のブログに阪神淡路大震災を経験した人からのメールを紹介しました。
「阪神淡路大震災と今回の災害はまったく一緒です。しかし、政府は臭いモノに蓋をしている。(阪神淡路大震災の)教訓がまったく生かされていない、これからが本当の闘いです。私達(阪神淡路大震災)はまだ終わっていないんです。」

この時の言葉と目の前にいるご夫婦の話している事が結びついて、時折会場内には笑いも起こっていましたが、僕は凄く恐怖感を感じていました。



最後に、「今は仮設住宅で大変でしょう?」と言われるがそうは思わないし、私達は地震、津波、避難所暮らしという最低な生活や経験をしていたので今(仮設住宅)の普通の暮らしが出来ていることが幸せと話していました。
僕は、「復興」ではなく、「復旧」もままならない状態と感じています、しかし…、全員とは言いません、それでも立ち上がりかけている人がいる事、痛みを乗り越えて生活している人がいる事も忘れてはいけない。


では、また。

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