夏1番の笑顔が輝くように 阪本選手宙に舞う
6月23日に行われた村野工業 神澤組三年生21人の夏への一歩
「夏へのスタートゲーム」
前半3回 甲南が先制
4回裏 村野工業が4番松下選手の一打から三連打で同点とすると、
5回には1番瀧野選手から打者一巡の攻撃で5得点を挙げるビックイニングをつくり大逆転!
後半戦では甲南が底力を発揮し猛追し、終盤大接戦となりました。
村野工業三年生にとって思い出深い魅力いっぱいなメモリアルゲーム
村野工業シートノック、前半戦の様子です。
2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅠ
2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅡ
後半戦のスタート。
6回表 甲南の攻撃は、2番川浪選手がライト前ヒットで先頭が出塁しますが
後続をセンターフライ、セカンドゴロ、サードゴロに。
6回裏 村野工業の攻撃
1番瀧野選手をショートゴロ
2番大野選手はレフトオーバー2ベースヒット!初安打が飛びました!
3番小谷選手を三振に、4番松下選手が四球を選び2死1、2塁
中野捕手が準備を始めましたよ~。
西川捕手おもしろすぎた笑
その明るさで夏も先頭に立ってチームを盛り上げて欲しいですね。
ここで5番に代打、中野捕手の登場!嬉しかったです。
中野選手はセカンドゴロ スリーアウト
7回より5番キャッチャーに入ります。
7回表 甲南の攻撃
村野工業は山本投手から伊藤投手へと継投です。
伊藤投手のマウンドの立ち姿は凛としていてとても好き♪
先頭は6番中村選手
伊藤投手へ替りばな、左中間へ素晴らしい3ベースヒット!
大きなチャンスがやってきます。
続く7番村上選手の内野安打で1得点を還し6-2
大野選手よく止めたけど惜しかった!
8番松井選手の死球、PBでそれぞれ進塁し2、3塁
9番朝田選手のキャッチャーフライ、1番川浪選手の四球で1死満塁
2番宇保選手をライトフライに捕るものの、3番吉岡選手がライトへ運び2得点 6-4
ライトからセカンド、ホームへと送球されますが川浪選手が同点のホームを踏みます。6-5
三塁を狙う吉岡選手へ中野捕手からの送球でスリーアウト
後々大きな意味を持つアウトだったと思いますね。
ナイス送球!
甲南が底力を魅せ6-5 1得点差に追い上げます。
終盤勝負!いい対戦です。
そして、村野工業の7回裏の攻撃では甲南の光る守備がみられました。
先頭6番西岡選手のセンター前ヒット!
7番畑末選手のレフト前ヒットの二連打!
9番河野選手の打席
三盗を狙った西岡選手を阻止
8番河野選手のセカンドゴロにはダブルプレイ!
良いプレイでカバーしました。
回も終盤...
良い守備から攻撃に繋げたい甲南8回表の攻撃
先頭4番小西選手の四球をきっかけに
5番西選手の打球にはミスを誘い1、2塁
6番中村選手が内野安打で繋ぎ満塁!
再び大きな山を掴むと、7回に内野安打で1得点を還した7番村上選手が
今度はレフトへ同点タイムリー!6-6
さらに1死1、2塁とチャンスは続きますが、ここは伊藤投手が踏ん張り
三振とセカンドゴロをダブルプレイ!
村野工業は再び突き放せれるか?!
楽しみな8回裏の攻撃
先頭には出場嬉しい阪本選手が登場!
とてもいい表情です。
ベンチから1番の声援が聞こえました。
阪本選手は一年間、マネージャーとして仲間やチームのサポートを先頭に立って頑張ってきた選手です。
自分の役割を一所懸命頑張る姿をグラウンドにお邪魔させていただく度見かけました。
最初の頃は慣れない仕事に、表情にも緊張感を感じることも多かったのですが、
最近では不明なプレイのことを聞いたりすると、とても穏やかな笑顔で私の質問にも答えてくれることが嬉しくて...。
4年前から歴代マネージャーを務めてきた選手を自分なりに想いを寄せて応援してきましたが、
やはり選手としてこのチームにやってきたので、プレイヤーからマネージャーになるこということは
本人も勿論、それ以上に親御さん方の心の葛藤というものがあったと思いますし、
見守ることへの気持ちの辛さもきっとあったと思います。
見守るということはそんな簡単なことではなかったと思うのですよね...。
阪本選手の打席をそっと見守るお母さんの姿に、阪本選手を一年見守って下さって
ありがとういう気持ちになり胸熱くなるものがありました。
本人たちもその葛藤を乗り越えながらの高校野球だったと思うのですが、
でも、みんな最後までやり遂げて高校野球を終えた時、すごく充実した表情を魅せてくれるのです。
それはグラウンドのプレイヤーたちもそうですが、マネージャーも自分に与えられたことを
最後までやり遂げられたということが何より自分自身への自信になっただろうし、
達成感からも素敵な笑顔が生まれるのでしょうね。
誰もができない貴重な経験で得たものは、きっと今後の人生の場面々で生かされることがあると思うので、
阪本選手も高校野球の終盤がきていますが、阪本選手らしく素敵な笑顔で仲間やチームを支えて
最高の笑顔を得られるよう最後まで頑張って欲しいなと思います。
阪本選手は四球で出塁!
昨年のマネージャー西田選手も第1打席に四球で出塁したんですよね~と平田先生から伺いました。
それだけマネージャーを務める選手にとって、この試合は高校野球の中で大事な試合なんですよね。
それを覚えていてくれることがとても嬉しかったです。
1番瀧野選手の打席 PBで阪本選手が二進
瀧野選手のレフト前ヒットで1、3塁とチャンスを広げます。
続く2番大野選手をセンターフライに、瀧野選手の盗塁が決まり2、3塁
続くは3番小谷選手
フルカウント...勝負の一球
小谷選手は四球を選び満塁に!
6-6 1死満塁 大きな場面で4番松下選手を迎えます。
松下選手ここまでセンターへ3本(内2本ヒット)飛ばしているので大きな期待♪
4打席目の打球もセンターへ大きく飛びますが...惜しくもセンターフライ
甲南の中継プレイで一塁ランナー小谷選手の帰塁を阻みダブルプレイ!
またまた甲南に好守備がみられました。
9回表 甲南の攻撃
マウンドにはセカンドを守っていた大野選手が登り、安定の立ち上がり。
ショートゴロ、ショートゴロ、ファーストゴロとナイスリリーフ!
キリッとした空気を持つ大野投手のマウンドもとても好き♪
そして、偶然ではないのだろう...
必然の巡り合わせがこの対戦を更に思い出深く彩った9回裏 村野工業の攻撃へと入ります。
ひとつ目の巡り合わせ
先頭は2打席目の中野捕手に回ってきた。
中野捕手に先頭が回ってきたことが嬉しかった。
中野捕手は四球を選び出塁!
6番西岡選手の死球でランナーを溜めて、7番畑末選手の打球は三塁線へ!
この一打も強襲ヒットかな?と思う打球でしたが、判定は相手ミスとのこと。
村野工業にとっては無死満塁またと無いチャンス到来です!
ここでふたつ目の巡り合わせ...
8番河野選手へ打席が回ります。
河野選手の打球はショート正面
ショート吉岡選手は迷わずホームへ送球し、さらに西捕手はファーストへ送球
...ダブルプレイ!
甲南はこれで3つ目のダブルプレイ!とても堅守です。
村野工業にとって、このダブルプレイは本来なら、あぁ~残念!となるところ
この対戦でだけは、よし!よし!の2死満塁。
なぜなら、次の打者は阪本選手。
河野選手は空気を読んだ~と試合後笑顔がもれた。
河野選手が空気を読んだ?から、こんな素敵なドキドキ場面を用意して阪本選手へ打席を回したのです。
夏が終わるまで、私が阪本選手の打席姿を撮るのはこれが最後になるのかな...と緊張しすぎた。
ベンチ、スタンドからのたくさんの気持ちを乗せて、阪本選手の打球はライトへ飛んで行った...
三年生のメモリアルゲームにも、阪本選手の高校野球にも
素敵なプレゼントを野球の神様が贈ってくれたのね。
阪本選手の一打は、ずっと思い出深く残るだろうサヨナラタイムリー!
打球の行方をみんなで息を飲み見守る中に神澤選手のガッツ!が見えた。
この日、21人1番の笑顔で溢れました。
甲南 6-7 村野工業
甲南の堅守と底力、村野工業の粘り強い攻撃を魅せてくれたとても良い対戦でした。
試合終了後すぐに神澤主将を中心にミーティング中
阪本選手はお母さんや仲間からの祝福を受けて、夏へのスタートゲームを締め括りました。
今日の思い出一枚
三年生21人が揃うところを撮らせていただくのは初めて。
良い笑顔が残せて嬉しかったです♪
お父さん、お母さんもご一緒に思い出一枚
席を外されておられたお父さん...気付かずごめんなさい><;
村野工業三年生による夏へのスタートゲームは、『心ひとつに』良い形で終えることができました。
大会でもこの対戦のように最後まで粘り強く、
1、2年生を合わせ全員で『心ひとつ』に甲子園を目指して下さい。
村野工業の初戦は7月10日 G7神戸13:00~1回戦 三木東
甲南は2回戦が初戦 7月13日 高砂10:00~鳴尾ー吉川の勝者と対戦が決まりました。
両チームはブロックが違うので4回戦まで対戦することはありませんが、
5回戦以降に顔を合わせられるよう、上へ!上を!目指して、お互い一戦一戦、頑張って下さい
素敵な対戦を観せていただき、両チームの選手のみなさん
ありがとう