「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

注意事項

2007-07-08 | ★注意事項★
当ブログのコメント欄は承認制とします。
権力者でも何でもない個人のブログのコメント欄で削除または表示されないことを
「表現の自由の侵害」などという的外れな批判をする人がいますが、
むしろ個人が自分のブログでコメントをどう表示するかを自由に決めることの方が
「表現の自由」です。ブログも表現物の一つです。

表現の自由を侵害できるのはあくまで「権力」
(法的には国家権力のみだが、マスコミなどの権力も含むと私は考える)
だということを勉強してください。

個人のブログは別に見る義務はない訳です。来ないのも自由です。
反論があれば、自分のブログに書けばいいんです。
私はその自由を尊重している訳ですから、
訪問者もこちらのブログをブログ主がどうするかの自由を尊重する義務があります。

情報権力であるマスコミでさえ反論を掲載しないのに、
それを弱者たる一個人に押し付けるなど、横暴です。


反論コメントについては、まずマナーを守ることが大前提。
その上で、真面目に説得しようとしていることも必須です。
単にこちらに不快な思いをさせることを目的としたもの(暴言や嘲笑用語など)はNGです。

それらを守った上で、さらに、「反論コメントは3回まで」です。
どんなに丁寧でマナーを守っても、何度も何度も書くのは荒らしと同じです。
3回も書いて説得できないのであれば、あきらめて、自分のブログなどで意見を述べください。
その状況でも他人の場所で自分の意見を押し付けようとするのは傲慢です。


筆者の考え方は、タイトル通り、世の中の空気に異議を唱えるものです。
当然その方向にバイアスがあります(公平中立な意見などこの世に1つたりとも存在し得ません)。
イデオロギー的に言えば、人権尊重、反差別、反権力、反権威です。
しかし日本によくいる、自称・リベラルの考えには反対です。
日本の自称・リベラルは、
人権無視、差別推進、権力・権威盲従主義だからです。

当ブログでは、法律や国連、学者などあらゆる権威による善悪の判断など全て無効です。
それら権威だけを理由に他者の意見を否定する言論は全て無効です。
説得したければ権威の威を借りるのではなく、自分の価値観と言葉で説得してください。
各国の法律も国連も、特定の権威、権力によってつくられたものです。
あらゆる権威ある学者の学説も、何者かの利益と無縁ではありません。
それら全てから自由に、本当の弱者のための意見を書くことが当ブログの目的です。


以上、短い注意事項です。
以下に長文の丁寧な注意事項を記載します。


(長文の注意事項)

最初に注意事項、
その後にその理由を含めた当ブログの方針を書かせていただきます。

1.注意事項

当ブログで皆様に守っていただきたい大雑把な方針は、もの凄く簡単なことで、
訪問者の大半の方が余裕でクリアしていらっしゃいますが、

<「自分の言葉による自分の意見」を「真面目に」書いてください>

といったところです。私自身がそうしているつもりですので。
特に訪問者になるべく丁寧な態度でお答えしたいので、
訪問者の方も丁寧な態度でお願い致します。

1-1ご遠慮いただきたい書き込み

以下のような書き込みは、基本的にはご遠慮ください。

①宣伝、エロサイトなど
②初書き込みなのに挨拶もない、もしくはいきなりタメ口、攻撃的
③書き込みへの反論を読まずに次の書き込みを書く「書き逃げ」
④マルチハンドルの疑いが強いもの
⑤伝えようという誠意のない一言書き込み
⑥貼ったリンクからの引用と自分の意見を書かず、こちらに読むことを強要する
(私はそんなに時間はありません)
⑦自分の言葉で意見を言わずに、「揚げ足取り」に終始しているもの
(私が知りたいのは、あなたの言葉によるオリジナルな主張の内容です)
⑧何かの権威(学者、学問他)だからというだけで絶対正しいと決め付ける。
(当ブログのコンセプトに根本から反します。下の方の方針をご覧ください。)
⑨自分の信じるルールを当ブログに押し付けること。
(そうしたことは、ご自分のブログなどでやっていただければと思います。)
⑩同一の話題で3回以上反論コメントすること。
⑪その他筆者が不適当だと認めるもの(信義則)。

こうしたもののうち、悪質だと筆者が認めるものは承認できませんし、
仮に承認しましても、スルーするケースが多くなると思います。

私は訪問者としても多くのブログを見てきましたが、
「自由」の名の下に管理人さんが身勝手な訪問者をきちんと処罰しないブログは、
あまり読みたいとは思いません。
管理人がやってくれなくては、訪問者は泣き寝入りするしかありません。

いかに忙しくても、管理人がすみやかに処罰してくれるようなブログ
が好きなので、私もそれを目指したいです。


どうしても、当ブログとは異なるマナーで反論を書きたい場合は、
トラックバックなら受け付けます。

相手のブログに書くのが失礼になるおそれがあるから
トラックバックで反論される方も、ネットには結構いらっしゃいます。
ご遠慮いただきたいのは以下の場合です。

⑫当ブログに関係のない宣伝
⑬タイトル・第一行に罵倒が入ったもの
⑭大量に繰り返し繰り返し送るもの
⑮タイトルや第一文に不誠実、攻撃的な内容が書かれている

1-2一般ルールと違い、やってもいいこと

以下は、ネット一般では禁止されているケースが多い書き込みの中で、
当ブログではやってもいい書き込みです。
もちろん、度を越すのはご遠慮いただきたいですが。

⑯スレ違いの書き込み
⑰レスに対するレス
トピックについてのレスのみがOKで、
レスに対するレスはNGなどという規則を設けたサイトもあるそうですが、
そうなると、先に惨いレスをしたもの勝ちとなってしまいます。
非常にナンセンスな規則と言えるでしょう。

⑱サイト(スレに関係あると認めるもの)の紹介のみの書き込み
ただし、それについて意見を求められましても、お答えしかねます。

なお、一般ルールの参考として、サイトを1つご紹介します。

掲示板マナー講座
http://www.geocities.jp/kagemusyamk1/FAQ/bbs-manner.html


1-3ご遠慮いただきたいことの補足

⑩ですが、私はこうした政治・思想系以外の様々なブログに
訪問者として何度も書き込んだことがありますが、
最後は管理人のコメントで締めるルールにしておけば
けじめがついてお互い上手くいきますよ。

いくら自分では立派な意見だと思っていても、管理人のレスに何度も反論して
一歩も引かないようでは、管理人には荒らし同然の印象を与えます。
私もやってしまったことがあり、反省しています。その時書いた意見は正しいと
今でも思っていますが、それはこちらの都合であり、相手ブログには関係ありません。
子供じゃないんだから、他人のブログでは我慢して引くことも覚えた方がいいですね。
その代わり、ご自分のブログでは最後まで引かなくても結構ですが。

1-4不服申立方法

なお、記事やコメントが刑事罰に該当する場合は、
ご指摘いただければ訂正いたします。

ただし、⑦と関連がありますが、
人によって見方の違う予想を批判する際の立証責任は、
反論コメントを書く側に存在します。
つまり、人によって見方の違う予想について、

反論コメント者側が筆者に、「その予想が絶対正しいことの根拠を求める」のではなく、
反論コメント者側がまず、「その予想が絶対間違っている根拠を示して」ください。

それは難しいはずなので、一般には
「私はそうは感じませんが」という反論しかないはずです。

私は他者のサイトに反論する際はいつもそうしています。

自分の気に入らない他人の主張というのは、自分から見れば
「断定的」に見えるものですが、
そこに反論して説得したければ、「断定的だ」ということを前提にしては
議論は水掛け論で止まってしまいます。



2.当ブログの方針

ここからは当ブログの方針です。

2-1筆者の方針

当ブログは、筆者自身が本当に書きたいことだけを
自分の言葉で搾り出して書くようにしているつもりです。
そのため、たまにしか更新しません。(時間がないのもありますが。)

そこで今までは、コメントしてくださる方に、
少ない時間を削って毎回レスをしていました。
もっとも「対話する」ことが当ブログの究極の目標だとは思っていませんので、
「さるさる日記」のようにコメント欄を閉じてもいいのですが、
今までは何となく開放してやってきました。

よいと思う記事を次々に紹介するブログや、
日々感じたことをどんどん書くブログでは、
荒らしをスルーしてひたすら記事を書き続ける人もいますが、
私は現時点ではそういうやり方はしていません。
(私の別のHNでの趣味のブログではそうしていますが)

そのためもあって、コメントは承認制にさせていただきます。
理由は以下の通りです。

1.横暴な訪問者に泣き寝入りし、善良な訪問者に我慢を強いる結果となるため

書き込みを削除できないとなると、
横暴な書き込みをする「荒らし」への対抗策はなくなります。
「荒らし」は、「やめて欲しければ俺の主張を認めろ」という態度を取ります。
削除できない場合、「荒らし」に従う以外、方法がなくなります。
それでは、横暴な訪問者ばかりに泣き寝入りし、
横暴な訪問者の天下になってしまいます。
匿名サイトの多くがそのような状況に陥っています。
管理人による厳しい処分なくして、他の善良な訪問者を守れません。

実際に「荒らし」を放置したせいで、
多くの常連を結果的に追い出してしまった管理人を知っています。

2.何を表示して何を表示しないのは、書き手の自由。

ブログは書き手のノートのようなもので、書き手の表現の自由の範囲に属します。
訪問者にはブログを見ない自由があり、
自分のブログや、他の場所に行くことができます。

「表現の自由の侵害だ」という批判はむしろ逆です。
巨大な権力を持つマスコミにでさえ、アクセス権は認められていません。
一度反論を掲載しても際限なく掲載する義務は、権力であるマスコミでさえないのに、
そんな過度な負担を弱者であるブロガーに強いることこそ、表現の自由の侵害です。
ブロガーの表現の自由こそ、より守るべきです。


ちなみに場合によっては、ブログの方針全体の変更、
ブログの移転なども考えております。
(gooブログは機能性が低いというのは、多くのブロガーが言っていました)


2-2筆者の考え方

ところで当ブログのタイトル、「空気に異議あり」ですが、
本当は私は「権力に異議あり」と書きたいところもあります。
そうしなかったのは、私の感じる「権力」という表現と、
一般に言われている権力は、あまりに定義が違い、誤解を招くためです。
そこで、日本人が大切にする「空気」という用語にしました。

また日本の言論界では、「権力」を否定することはOKどころかむしろ推奨されますが、
逆に「権威」については否定どころか批判すらしにくい空気があります。
だからこそ、国連や国際的な宣言、その他様々な「権威」に疑いの目を向けます。
簡単に言ってしまえば、そもそも「人間が作ったもの」である以上、
バイアスがあると言わざるを得ないにもかかわらず、特別な地位を持っているからです。


当ブログはできる限り、権力や権威を相対化して疑い、
自分の言葉で意見を書くようにしているつもりです。
ですから、安易に権威の主張を引用して「他人のふんどし」で議論するのは
なるべく避け、引用する場合も、メディアであまり聞かれない斬新な言葉だと
思ったものを引用し、できれば自分で噛み砕いて表現しようと心がけています。

ですから当ブログでは、どんな大先生の発言でも、1人の子供の発言でも、
同じ土俵にあるものとして扱います。あくまでその内容次第です。
私が聞きたいのは、その人が本当にどう思っているか、
そしてそう思うのはなぜなのか、という点です。

そのため、何らかの肩書きのある文章(学者、学問、運動家)だからといって、
それだけでは根拠としての価値は1ミリも上昇しません。
むしろ肩書きによって、ある種の疑いの視線が増大するだけです。
(それが当ブログのコンセプトですので)

逆に一見暴論のように見える、もしくは世の中で暴論だと思われているものでも、
本人の言葉で本当に思っていることであれば、その理由を聞きたいですね。
その中に、一般には言われていない、何らかの真実が隠されている
かも知れませんので。

また、権力は疑わしいことをする際に証拠を隠蔽できますから、
権力を批判する弱者に具体的な証拠を提出することを強制するのは、
「権力者」か「権力の犬」のどちらかです。
(ネットは訴訟ではないので、訴訟法上の立証責任の振り分けは無力です)

もちろん権力として「罰する」側は、具体的な証拠を出す義務があります。
ネット住人にそのような罰する権力のある者はまずいませんので、
ネットでむやみに証拠を要求するのは、権力の濫用を助ける行為に他なりません。

最近感じますのは、一般に左側と見なされる人ほど、
「権力」「権威」の力を使いたがるということですね。
本来、左というのはそういうものに反対する考えだと思っていましたが、
どうやら最近の日本ではその逆のようです。
だから私は、「左翼こそが権力」だと感じるのですね。

結局筆者は、本当の意味での「左翼」なのだと個人的には思っています。
また日本人特有の性質が嫌いなので、「反日」という面もあると思います。

当然「反権力」「反権威」「反空気」という方向で、私の意見は偏っています。
「中立で公平な意見」を述べているなどとは、全く思っていません。

そもそも私は、「中立で公平な意見」など世の中に存在しないと思っていますし、
自分の意見を中立だとか公平だとか言い張る人も信用しませんが。


それから、権力や権威でなくても、ネット住人が反論できない弱いものに対し、
乱暴な口調で袋叩きにしているようなケースは、賛成しません。
あくまで、本当に権力や権威だと思うものを猛批判するのはいいのですが、
(韓国関連の大半は十分権力であり権威ですが)
そうでもないものを袋叩きにするのは「いじめ」も同然です。
私はいじめを受けた経験もあり、その辺の臭いには敏感です。

多くのサイトを見ていて、自分がネットの多数派の感覚とは違うと感じます。
ネットの多数派は結構いじめるのが好きなようです。
自分より立場の弱いものを探し、自分が高い立場にいるような気になるのが。
特に質問をする人に対し、偉そうな態度で袋叩きにし、
何とも思わないネット住人も多いようですが、
私はそういうのは好きではありません。


3.余談:反論する際のアドバイス

最後に1つ、私も他人のブログにいきなり書き込む時は守るべきポイントですが、
反論したい相手に、自分の意見の一部でも認めてもらうために
どうすることが効果的かというヒントを書きます。

それは相手の主張の中の、
反論しにくい「芯」の部分に、別の視点を提示することです。

逆に相手の主張の中で、
突っ込みやすい場所の揚げ足をとるのが一番の失敗パターンで、
まず相手は自分の主張を認めてくれなくなります。

世の中のどんな優勢な意見にも穴はあるし(100%正しい意見はない)、
逆にどんな暴論にも少しは真実の鍵があるもので(100%間違った意見はない)、
それならば、相手の主張のいい部分(本質)に何かを提示した方が、
結局は相手を自分の側に1歩でも歩み寄らせる可能性があるのです。
相手の穴ばかり指摘しようとすると、自分の主張も穴ばかり指摘され、
自分の意見のせっかくのいいところも相手に認めてもらえなくなります。

ですから私の場合、他人のブログに書き込む際、
特に自分と反対の立場のブログに意見を書き込む時は、
まず、明らかに穴だらけの説得力のない記事や、
口調が乱暴で偉そうな記事には、反論書き込みはしません。
別に反論しなくても、最初から説得力がなさそうに見えるためです。

むしろ、言葉使いや書き方が丁寧で、説得力のある反対意見に対して、
私は丁寧にそれとは逆の視点を書くことがあります。
特に冷静に議論に乗ってくれそうな相手を選びますね。
有意義な議論ができる可能性がありますので。
(私もバカなので、時々上手くできていないこともありますけどね。)

「論破」しようとすると、逆に失敗しますね。
別の視点を丁寧に指摘する程度の方が、こちらの話を認めてもらいやすいですよ。


それから、自分が何らかの学問や趣味の知識が多少あっても、
それをひけらかしたり、押し付けたりすると、大抵相手に引かれてしまい、
自分の意見のいいところを認めてもらえなくなります。
(私もそういうバカをやってしまったことがありますが。)

特に法律が好きな方は、そういう過ちを犯す方が多いですね。
「法律は国全体を強制するものだから、国民全員が服従すべき」
と妄信しているかのように。
中には、前に別のブログで粘着質に反論を書いていた人ですが、
判例でもない一学者の学説を「根拠」だと言い張って長々と主張を書いていました。
法律どころか、一法律学者の主観でも絶対的な根拠になると思っているんですね。

しかし、法律(条文)と言えども、国民が変えられるはずの相対的なものです。
立法者(法律を変えたり作ったりできる)たる国会議員を選挙で選ぶのは国民です。
法律は本来、国民の実感に従わなければならない性質のものです。

法律の詳細や、法廷(公判や口頭弁論など)での論証の仕方というのは、
特定の専門家が職務上用いる特殊なルール、つまり「業界ルール」です。
下手すると、鉄道オタクやアイドルオタクの知識やルールとも同列です。

私はテレビに出ている弁護士の中では、ある意味「頭がいい」と感じるのは、
丸山弁護士です(政治思想は全て賛成ではありませんが)。

彼は時々ふざけ過ぎるのが難点ですが、
法律用語を使わないで法律について説明するのが上手い人です。

あれは相当深い、生きた法律知識がないとできないことです。
例えば沢山の判例を勉強し、その背景になっている事件や当事者の感情などを
よく調べていないと言えないと思います。

最近批判の多い橋下弁護士ですが、その点において丸山氏には及びません。
橋下氏は何度も丸山氏から、
「おい、六法で覚えたてのような法律用語を使うんじゃない!」
とたしなめられていました。

法律知識に自信のない人ほど、難しそうな法律用語を連発します。
それは法律知識のない一般人にくだいて説明するほどの知識がないからですし、
説得する自信がないからこそ、相手に通じない用語を使うことで
心を開いての話し合いから逃げているからです。

全体的に、リベラルを名乗る人達ほど、難しい用語や横文字を連発し、
その用語から何となく漂う「権威」を利用して意見を押し通そうとする人が多いですね。