ケイトの部屋kate's room

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。
オリジナルCD「KATE SINGS」絶賛発売中。¥2000

10/28(日)せんがわ劇場で

2012-11-01 00:14:40 | ここ最近のアタクシ。
毎年のゴールデンウィークに、北九州市、福岡市、直方市などの福岡県内のホールやレストランで開催してきた
「タンゴの節句ツアー」は、2002年の開始当初から徐々に会場の地域も増え、熊本、山口、長崎、大分、広島、、と、
回を重ねるごとにお客もどんどん増えてきた。もちろん、ケンジ&リリアナのダンスとトリオ・ロス・ファンダンゴスの
演奏で繰り広げるタンゴショウだ。
その「タンゴの節句」のパッケージショウを、そのまま東京でやるのだ、というコンセプトでの、
今回の「せんがわ劇場」でのライブ。

だから今年の5/6に北九州小劇場で出した演目そのままをやりましょう、とのケンジさんからの提案だったのですが、・・・。
常に変化し続けるファンダンゴスにとって、「今」の旬からくるベストを、どうしても主にして考えてしまう。。。
10/23に東京に着いてすぐ、このせんがわ劇場での曲順について、あれこれと変更し始めてしまった。
このライブには、とくに、もうひと組のダンサー「HIROKI&KEIKO」の演目も絡んでいるから、2組のダンサーが
入れ替わり立ち替わり登場する、それをかなえるには、彼らが次々に衣装替えをするための時間をうまくとりつつ、
演奏のみの曲、トークの中身、お楽しみ色の強い曲、などをちりばめ、全体としてのテンポ感もにらみながら、
プログラムを考えると、「ううむ。さらに工夫の余地がありそう」となってしまう。
ケンジさんはもうすでに
(9月の段階でいったん決めていた)曲順のまま並べて入れたCDRをホールスタッフの予習のために渡したあとだったようでした。
・・・ああん、ごめんなさい、二度手間になっちゃったけど、すべては「お客様の大大満足を引き出すためのワガママです、そこはひとつ、そこはひとつ・・。

さて、この日の開演時間午後3時。
しだがって、さかのぼる会場入りの時間も11時、と、早かった。
しかしすでにスタッフのみなさんはせっせとお仕事に動きまわってくださっていた。
リハが終わって楽屋にもどると、長机に所せましとならぶ、スタッフが手分けしてこしらえてくれた手料理のケータリング。
滋味たっぷりのスープは特に絶品で、何度おかわりしてもまた飲みたくなる。
おなかが満たされて非常に幸せになった。
6月に関西ツアーでご一緒したタンゴ歌手西澤守さんと、マネージャーのくるみさんが楽屋に差し入れのワインを持って挨拶に来られた。このお二人が来ると、ファンダンゴスのおしゃべりのボリュームが一気に上がる。楽しい方たち。
・・考えてみれば、ここは東京。だけどちっとも感じないアウェー感。いやむしろ、
ものすごくホームな感じ。演奏を通じて気心知れあった人たちが周りにどんどん増えていくというのは、心強いしありがたいし、心が躍るもんだなあ、としみじみ思う。

さあ、本番本番。
続々と来られたお客様たちで、110席があっという間に満席に。

最終的に「これでいこう!」というプログラムに落ち着いたけれど、それは裏返せば、
「慣れたものをやる安心感ではなく、
新鮮な緊張感でライブを進めていく、そして楽しむ」ということでもある。

「HIROKI&KEIKO」と「ケンジ&リリアナ」の、それぞれに特徴がはっきりしたダンスの世界が、次々に魅了していく。
私にとっては、自分の音に自由さと丁寧さを心がけながら。
一部が終わるころには、会場中がもう、この7人の世界にどっぷりと浸ってくれていたようでした。

ロビーでは、このホールのすぐ近くにあるというカフェ「にわこや」さんが出張カフェを出しに来られていて、これまた大好評。
いいなあ、やっぱり、いいダンスと楽しい音、そして、飲み食い。これですよ。

朝からのあいにくの雨の中、たくさんご来場くださって、本当にうれしかった。
本番めでたく終了。
CDも買って下さるお客様。サインをして握手をして、、みなさん本当にほっこりとした笑顔。「またすぐ東京に来てくださいよ」「次はいつ来るんですか?」なんて聞かれたりして。

打ち上げは会場近くの無国籍料理のレストラン。
本番終わって安心したせいか、食欲がぐんぐん湧いてきた。
なんと二次会にまで流れた8人。
さすがにリリアナさん、ここ数日の激務により、アルコールが進んで早めの撃沈。

私も赤ワインいただいたけど、ここはブレーキブレーキ。
鼻声もまだ残っているし、呼吸もまだ少しつらい感じ。
明日は「パリ発イケブクロ経由ブエノスアイレス行き」で、ボンボンショコラをやるんだもん、東京デビューだもん、明日はあたし、歌手なんだから、
少しでもいいお歌が唄えますように。

ホテルにもどって、翌日にそなえボンショコ衣装のチェック。