さて、10/27(土)と10/28(日)は、2日間で昼・夜・昼、の3連チャンの2デイズ、
そう、今回のツアー中、一番動きのハードな、いわば「峠」のスケジュールを迎えるわけです。
雑司ヶ谷にある、ひっそりとした住宅街のカフェ「エル・チョクロ」は、
古民家を改造して造ったという趣のあるお店。店内に入ると外の暖かい日差しが
窓ガラスからやんわりと差し込み、木造の店内はとても気持ちが落ち着く空間。
カウンターあたりからキレのいいタンゴのレコードが静かに流れてくる。
グランドピアノの位置を少しずらして、ダンススペースをしつらえ、
さっそくヴァイオリンとアコーディオンとともに音のバランスを確認。
今日は全くのナマでいけそうだ。
美味しい串団子の差し入れをいただき、衣装に着替えていると、もう夕方5時、
ライブ開演の時間だ。
私の高校時代の旧友で現在は関東のあちこちに住む、男女5人の同級生たちが、このライブを見に今日ここに集結するということで、この日からはうちの相方(このひともやはり同窓生)も上京して合流する。
彼らの中には、実に卒業以来初めて会う人同士という人もいた。
本番中、彼らは最前列と2列目に座っていて、にやにやしながら演奏に耳を傾けている。
・・・私のタンゴの演奏会にあのおかっぱ頭の親友のKさんSさんや、型破りだったAくんたちが(しかも現在、いい具合に貫録のついた半世紀モノの身体をひっさげ!?!)客席にずらりと並んで座ってこちらを見ている図など、まさか30年前には想像もしていなかったよなー。ほんと、人生って面白いし、未来に何が起こるかは全くわからない不思議がいっぱいだけど、生きてればなんか楽しいこんな瞬間にも出会えるのねー。
(ちなみに彼らはこのライブのあとその足で大塚の飲み屋さんに向かい、プチ同窓会をやったらしい)
さて、なぜこのプチ同窓会に私が出席しなかったかというと、このあとすぐに別現場でのライブスケジュールがあったからなのです。・・同窓会はまたの機会まで、お預け、ね。
本番終了後エルチョクロで美味しい美味しいまかない食のお野菜たっぷりでうまみたっぷりのおだしが利いたお汁と栗ごはんをいただき、赤いロングドレスのすそをまくりあげて腰で結んで短くして上着を羽織りその他の大荷物を肩から掛け、渋谷にある次のミロンガ会場「ミブリン」へ、ここからは電車で移動。赤い衣装のまま駅への道を動き回る怪しい軍団「ファンダンゴス」。
だけど、この日はハロウィンパーティーが街中で催されてたためか、ちっとも目立つほどではなかった。
スパイダーマンや魔女なんかが、フツーに路上にいたもんねー。
かくして、重い荷物にふうふういいながら目的地「ミブリン」に到着。
今回のツアーでもずっと運転手さんの役を買って出てくれているありがたい存在の「冬ぽん」さんがオーナーである「ミブリン」は、素敵なミロンガ会場。
ここにはすでにこの日のためにレンタルしてて下さったヤマハのデジPがスタンバイされていた。
着いてすぐに簡単なサウンドチェック。実は予定よりも大幅に到着時刻が過ぎていたのでした。
CDで踊っていた数十組のみなさん、待ってましたとばかり、本番は勢いよく踊るし、曲終りでは万来の拍手をくれるし、声援は飛ぶし、ラトランペーラでは手拍子まで起こるし。・・そんなに!?・・お待たせしてごめんね~~、こっちからも力いっぱいの音をお見舞いするわよぉぉぉ!
タンゴ、ミロンガ、ヴァルス・・・踊っているみなさんが喜色満面になっているのを見ながら、演奏している我々のほうも「もっとやったるでー」という、喜びの渦、相乗効果。
アンコールまでいただいて、ヤンヤで終了。
三々五々お客様も帰り、静かになったミブリンで打ち上げ。
「いやあ、念願叶ってファンダンゴスの生演奏でのミロンガがミブリンでできた、うれしい!」「お客さんがみんな『踊りやすい』『音とダンスの一体感』と感想を言っていた、よくぞ(こんなミロンガバンドに)変わってくれましたっ!」と、冬ぽんさんも喜色満面。
いやいや、こちらこそ。
ファンダンゴスがかねてからずっとやりたいと思っていたミブリンで演奏できて、ほんとにありがたいやら嬉しいやら。
・・やっぱり、ダンスする人たちのところで演奏するというのは、いいねえ。着席のお客様へのライブショーも楽しいけど、ミロンガでの演奏は自分たちが出す音やリズムが、「ダンスしている人たちによって、目の前でどんどん立体化されてる」感じ、というか、な。それを見てまた自分たちも「では、これではどうだ?」みたいな変化を出してみたりして。
ふだん演奏だけのライブでは、「イメージすること」が主題だとすれば、ミロンガでは「視覚化されること・要求されること」をダイレクトに追及することが主題、てな感じかな。
さて、明日は、このツアーの要でもある「せんがわ劇場」での「タンゴの節句」。
もうすでに何週間も前からチケット完売だったこの催しを前に、「当日券ありますか?・・ありません」
「立ち見は(公営ホールで消防法の関係上)できないのでお断りを・・」「キャンセル待ちは只今8人でして・・」などと、その頻度を増した問い合わせ電話への対応しきりのリリアナさん。
頭が下がります。ありがたいです。
この恩返しは、明日思いっきりはじけることでお返しするしかないですなー。
よおし、やったるでー!!
そう、今回のツアー中、一番動きのハードな、いわば「峠」のスケジュールを迎えるわけです。
雑司ヶ谷にある、ひっそりとした住宅街のカフェ「エル・チョクロ」は、
古民家を改造して造ったという趣のあるお店。店内に入ると外の暖かい日差しが
窓ガラスからやんわりと差し込み、木造の店内はとても気持ちが落ち着く空間。
カウンターあたりからキレのいいタンゴのレコードが静かに流れてくる。
グランドピアノの位置を少しずらして、ダンススペースをしつらえ、
さっそくヴァイオリンとアコーディオンとともに音のバランスを確認。
今日は全くのナマでいけそうだ。
美味しい串団子の差し入れをいただき、衣装に着替えていると、もう夕方5時、
ライブ開演の時間だ。
私の高校時代の旧友で現在は関東のあちこちに住む、男女5人の同級生たちが、このライブを見に今日ここに集結するということで、この日からはうちの相方(このひともやはり同窓生)も上京して合流する。
彼らの中には、実に卒業以来初めて会う人同士という人もいた。
本番中、彼らは最前列と2列目に座っていて、にやにやしながら演奏に耳を傾けている。
・・・私のタンゴの演奏会にあのおかっぱ頭の親友のKさんSさんや、型破りだったAくんたちが(しかも現在、いい具合に貫録のついた半世紀モノの身体をひっさげ!?!)客席にずらりと並んで座ってこちらを見ている図など、まさか30年前には想像もしていなかったよなー。ほんと、人生って面白いし、未来に何が起こるかは全くわからない不思議がいっぱいだけど、生きてればなんか楽しいこんな瞬間にも出会えるのねー。
(ちなみに彼らはこのライブのあとその足で大塚の飲み屋さんに向かい、プチ同窓会をやったらしい)
さて、なぜこのプチ同窓会に私が出席しなかったかというと、このあとすぐに別現場でのライブスケジュールがあったからなのです。・・同窓会はまたの機会まで、お預け、ね。
本番終了後エルチョクロで美味しい美味しいまかない食のお野菜たっぷりでうまみたっぷりのおだしが利いたお汁と栗ごはんをいただき、赤いロングドレスのすそをまくりあげて腰で結んで短くして上着を羽織りその他の大荷物を肩から掛け、渋谷にある次のミロンガ会場「ミブリン」へ、ここからは電車で移動。赤い衣装のまま駅への道を動き回る怪しい軍団「ファンダンゴス」。
だけど、この日はハロウィンパーティーが街中で催されてたためか、ちっとも目立つほどではなかった。
スパイダーマンや魔女なんかが、フツーに路上にいたもんねー。
かくして、重い荷物にふうふういいながら目的地「ミブリン」に到着。
今回のツアーでもずっと運転手さんの役を買って出てくれているありがたい存在の「冬ぽん」さんがオーナーである「ミブリン」は、素敵なミロンガ会場。
ここにはすでにこの日のためにレンタルしてて下さったヤマハのデジPがスタンバイされていた。
着いてすぐに簡単なサウンドチェック。実は予定よりも大幅に到着時刻が過ぎていたのでした。
CDで踊っていた数十組のみなさん、待ってましたとばかり、本番は勢いよく踊るし、曲終りでは万来の拍手をくれるし、声援は飛ぶし、ラトランペーラでは手拍子まで起こるし。・・そんなに!?・・お待たせしてごめんね~~、こっちからも力いっぱいの音をお見舞いするわよぉぉぉ!
タンゴ、ミロンガ、ヴァルス・・・踊っているみなさんが喜色満面になっているのを見ながら、演奏している我々のほうも「もっとやったるでー」という、喜びの渦、相乗効果。
アンコールまでいただいて、ヤンヤで終了。
三々五々お客様も帰り、静かになったミブリンで打ち上げ。
「いやあ、念願叶ってファンダンゴスの生演奏でのミロンガがミブリンでできた、うれしい!」「お客さんがみんな『踊りやすい』『音とダンスの一体感』と感想を言っていた、よくぞ(こんなミロンガバンドに)変わってくれましたっ!」と、冬ぽんさんも喜色満面。
いやいや、こちらこそ。
ファンダンゴスがかねてからずっとやりたいと思っていたミブリンで演奏できて、ほんとにありがたいやら嬉しいやら。
・・やっぱり、ダンスする人たちのところで演奏するというのは、いいねえ。着席のお客様へのライブショーも楽しいけど、ミロンガでの演奏は自分たちが出す音やリズムが、「ダンスしている人たちによって、目の前でどんどん立体化されてる」感じ、というか、な。それを見てまた自分たちも「では、これではどうだ?」みたいな変化を出してみたりして。
ふだん演奏だけのライブでは、「イメージすること」が主題だとすれば、ミロンガでは「視覚化されること・要求されること」をダイレクトに追及することが主題、てな感じかな。
さて、明日は、このツアーの要でもある「せんがわ劇場」での「タンゴの節句」。
もうすでに何週間も前からチケット完売だったこの催しを前に、「当日券ありますか?・・ありません」
「立ち見は(公営ホールで消防法の関係上)できないのでお断りを・・」「キャンセル待ちは只今8人でして・・」などと、その頻度を増した問い合わせ電話への対応しきりのリリアナさん。
頭が下がります。ありがたいです。
この恩返しは、明日思いっきりはじけることでお返しするしかないですなー。
よおし、やったるでー!!