とうとう、年越しちゃいました、今日から私は仕事始め。
ところで、ブエノスの12/9夜、Bendita Milongaで出会った、
「LA ORQUESTA TÍPICA EL AFRONTE 」というバンド、すんごいね。
http://es.flavors.me/elafronte#df2/blogger
活動歴9年になるんだって。
上手いよ。かっこいいよ。
ファンダンゴスが大事にしたいサウンドの種類とか、方向とか、
思わずニヤけてしまいそうになるほど、似てて、嬉しくなって、
私たちの演奏を聴いた彼らは彼らで、似たような気持ちになったのか、
我々が演奏終わって楽屋に戻ったら、狂気に近い興奮状態で迎えてくれた。
この日は、「LOS FANDANGOS」
https://www.facebook.com/losfandangos
という、ブエノスで活動するバンドのメンバーも、駆けつけてくれた。
そう、我々がこの12月に渡亜するに際して、ミホさんがあちこちに
フライヤー持って宣伝したりFBでお知らせをし回ったりしてる11月のある日、
ミホさんあてに連絡が入ったらしい。
「われわれも『ファンダンゴス』というバンドなんですが」と。
ミホさん、一瞬「クレームか??」と肝を冷やされたらしい。
でも、話しているとどうやら、東洋からくる同じ名前のバンドに親近感を
覚えてくれているらしいことがわかって、一安心。
「彼ら(われわれトリオ・ロス・ファンダンゴス)が滞在中にはどこかの会場に
演奏を聴きに行くからね」と言ってくれたらしい。
それで、このBENDITA MILONGAの日、来てくれて、会場の外では
2つのファンダンゴがアミーゴになって記念撮影。
嬉しいご縁でした。
さて、明くる12/10、いよいよブエノス滞在最終日。
今回の滞在中には会えないままかも、と案じていた、宿の女将で病気療養中のイネスに、
少しでもファンダンゴスの音を聴いてもらえたらいいねということで、
急きょ、サンテルモコロニアルの中庭で、青空ライブを。
そしたら、イネスは外へ出てきてくれた。
椅子に座って、やや痩せてはいるものの、楽しそうな笑顔で私たちの演奏を聴いてくれた。
途中、ケンジ&リリアナも踊る。
ケンジさんも歌ったね。
それを、じゅんぼうさんが撮りまくる。
急きょ駆けつけてくれたブエノス在住の高野さんご夫婦も、このパーティーに。
じゅんぼうさんが「なにかのときに」と、中津から持参してくれてた上手いシャンパンと
宿のフリエタたちが用意してくれたエンパナーダで、晴天の下、気持ちのいい音楽会。
中島純治さんのアルバム
イネス、早く元気になってね。
チノさんミホさんからは、「今回のファンダンゴスのブエノスツアーでの後評」をしていただいた。
前回のツアーからのこの2年間、われわれが新しく目指したもの
「ミロンガで踊るひとたちのための演奏とは」
を、丁寧に評価してくださいました。
一定の成果を上げることができたのだと、あらためて言葉にしていただいて、
ほっとしました。よかった。
そして、今後の課題にも気づかせてくださいました。
チノさん、ミホさん、本当にお世話になりました。
ありがとう。
私個人としても、自分の「音」を、どう磨いていくべきかを、
今回の2週間で、新たな課題としてみつけることができました。
そんなこんなで、この日、夕方に宿を後にして、4人は空港へ。
ここから丸二日の、帰国の旅に入るのでした。
遅くまでかかっちゃったブエノス滞在記ですが、これにてひとまず終了。