ケイトの部屋kate's room

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。
オリジナルCD「KATE SINGS」絶賛発売中。¥2000

10/15・16  番外編。

2008-10-28 00:07:46 | ここ最近のアタクシ。
怒涛の東京ツアー、愛と食欲と感動のライブの日々も終わり、谷本さん直子さんのお二人は今日、帰福。
おっとその前に、お昼は、せっかく東京に来たのだから、築地で、寿司でも。
一行はふゆぽんの案内で初めての築地に、るんるん(古ぇ~)。
縦の通りと横の通りを文字通り縦横無尽にさんざん見てまわって、価格と品数と「うまそうか否かの野生の嗅覚」でもって店定めをして、やっと決まった。
あたしは、実は丼ものが苦手なんっすよ。だから、他のみなさんは「海鮮丼」を目指していたので、にぎりも海鮮丼もそろっている店へ。
旨かった。小倉の旦過市場の新鮮魚貝が慣れっこのアタシも、もう御馳走さんってほど、喰った食った。
・・・ただ、ね、醤油はやっぱり、関東風でないほうがよかったな。今度行くときは、マイ醤油持参(筑前直方の芙蓉醤油)で行こうっと。

        しかし、いいもんっすねえ、昼間っから鮨つまんでお疲れさん会、なんて。

てなわけで、空港へはふゆぽんが二人を送っていってくださいました。ふゆぽん、最後の最後まで、ほんとにお世話になりました。

で、さらにもう1泊予定のアタシとS田は、そこから葛飾区柴又へ。
ここまで来たら、おのぼりさん道を究めるしかないっしょー。
 こんちは~。

ここで、ご当地土産をゲット。「寅さんと矢切りの渡し最中」。

そして、帝釈天も。
お堂に施してある彫刻が素晴らしかった。法華経の説話をもとに、ずらっとお堂を一周しながら、それを鑑賞しました。そして、お庭を眺めながら、お茶。涼やかな風も吹いてきて、ひとここち。緑が気持よくて、静かで、うれしい。そうか、ここ1週間ほど、ずっと新宿に滞在してたんだよね。人・ヒト、ひと・・。

ズにのって、
 矢切りの渡しのワタシ。

そして、川千家(かわちや)にて、うな重。
 
・・どんぶりもの(〇〇重の類いも)が苦手なんっすけど、相方のお勧めで、いただきました。ふっくらとしたうなぎは、九州で食べなれたものとは違ってこれまた美味でした。

電車乗り継いで新宿のホテルに戻り、相方はそのままクールダウン。
しかし、アタシは駅からそのままルミネにて買い物に。
やっぱり、くまなくショップを見て回るも、ビビッとくるお洋服などみつからず、
「2008秋の女子がわかった」。
勢い余って、タワーレコードにて、CDを大人買い。これらのCDについては、また別のスレで。

さて、明くる16日。
この日は、さらにおのぼりさん道まっしぐら、一路「上野動物園」へ。
しかし、・・・パンダ、この4月に死んじゃったんだよね・・・。悲しい。パンダの見れない上野なんて。
それでも、広い園内をどんどんずんずん歩いて歩いて、たくさん可愛い動物を見ました。
去年の夏は北九州の若松「ひびき動物ワールド」に
この夏には「ながさきバイオパーク」に、行った。
動物に触れ合えるという魅力では、この2つは、結構私の上位に位置していますなあ。
その頃、足はすでに歩きオーバーにて、パンパンでしたが、おのぼりさん道の最後の砦「上野アメ横」を制覇しなけりゃ、てことで。

ここでS田が、いちびって(?)・・てか、以前バリ島で買えなかったののリベンジだとばかり、皮むきの状態でパック売りしていた「ドリアン」を購入。
くっさ~、クッサ~、えっげっつっ・なぁぁー。
羽田で、機内で、新北九州空港で、岐路のバス内で、ずっと、くっさ~。
同乗のみなみなさま、シュミマシェン(汗)

夜、やっと帰宅した我が家。
疲れもそこそこに、荷物を解いて、お土産、洗濯物、を早速整理し始めたけど、

      くっっっ・さぁぁぁぁ~。
   
   これ、いつ、誰が食べんねん ? ?


10/14

2008-10-19 20:20:00 | ここ最近のアタクシ。
ツアー最終日。

また雨にみまわれてしまった。

今日は夜にミロンガ「すいよう会」での演奏があるのみなので、昼間は時間がある。東京見物ができる。
まずは、「中村屋」にて、昼食。
「パラタ」という、パイのようなナンのようなものとともに。


リリアナさんが、原宿竹下通りに連れて行ってくれ、ショッピング~

雨足はどんどん強くなるのに、人通りは多いまんま。
通りのあっちとこっちの店を、雨と人をよけながら見て歩くのが、楽しい。
中でも、「いろんな意味での、ショーのための衣装」系の服を置いている店は、圧巻だった。リリアナさんはここでよく衣装をゲットするのだそうだ。
・・・来年の呆けすとらスペクタクルショーの、ミステリアス・ケイト・アワーに参考になるなあ。

結局、私も直子さんも、s田も、何も買わず。ただ、リリアナさんは、「渋さ知らズ」で一緒に踊るペロさんの分まで含めた6着ご購入。

ちょっと歩き疲れて、「千疋家」にてお茶。
 むき栗の白玉ぜんざい。  秋のすいーつ、よのう。

さらに、渋谷の109にも。
アタシは、1Fからほとんど全部の店をくまなく見て回った。
うんむ。2008秋のギャルがわかった。
それに、柳原カナコのネタでよく見る「いラッしゃいまースぃー」という、ショップ店員独特のお言葉の集中砲火を浴び、悦に入りつつも「なんとかならんもんか」と、萎える。
s田なんかは、一歩も109には入らず、となりのヤマダデンキのリクライニングチェアにしばし横たわって至福の休憩タイム。

さて、ようやく夕方に。

ツアーの千秋楽「すいよう会」ミロンガへ。
会場は「四谷地域センター12F」。地域によくある、ちょっと大きめの市民センター。
こちらのお客様は結構年齢層が高め。矍鑠(かくしゃく)とした男女が集う。
珍しいのは、あらかじめ配られた曲順のプリントをみなさん大事に手に持ち、パートナーとおどっていらっしゃること。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。
ガンガン弾いて、バリバリ動いて、ギュンギュン踊っていただいた。
お客の一人は、1stステージ目が終わるやいなや近づいてきて、「踊りやすいワ~」「うれしいィィ」と。
はい、そう言っていただけたら、アタシ達も本望です、うれしい、ありがとう。
また、主催のうちのおひとりが、休憩中に他のお客さんたちと「このバンドは、アコーディオン(よく耳にするバンドネオンではなく)だから、音色的にもだけど、なによりとっても明るいんだよね~」と談笑しているのを見かけ、ほほう、これまたありがたい。嬉しい評価です。楽しくなきゃあ、ね。

長い一日が終わり、でも、あっというまのツアー5日間もここで終了した。

さあ、「焼く」ぞっ。
新宿「ぶち」。
にんにく臭と脂と煙の中で、今回のツアーでお世話になったスタッフのみなさん・・ほとんどがケンリリのダンスのレッスン生のみなさん・・たちと、ケンリリとファンダンゴス+s田氏。みんな笑顔。ジューっ。こうなると俄然、TLFのツアーらしくなってくる。「さあ、ツアー始まった感じね」と、直子さん。てへへ。同感。
あ、すみません、東京の皆さん、あたしたち、もう充分お世話になりました、一生懸命演奏しました、たくさん東京を堪能しました、です。ええ。

シアワセ~





10/13

2008-10-19 13:12:57 | ここ最近のアタクシ。
快晴。
今日は埼玉与野での、「シャイン」で昼がライブ、同じ会場で夜がミロンガ。
 カフェギャラリー「シャイン」

早めに入ってたPAのアンドウさんがセッティングしていた。
20~30人も入れば満席なこのスペースに、「ピアノは生音でいけると思いますが」とアンドウさん。我々トリオ(ベーシストの居ない)の特殊性、つまり、ピアノで言えば低音域での支えの重要性、また、アコーディオンの鋭い音や和音の厚み、ヴァイオリンの多様な音・・などを説明しながら、音を作っていく。

この日は、トリオにとって、もうひとつチャレンジングな事柄があった。
ツアー初日の浅草にも2曲出演された児玉康子さんの歌のバックを、今日はその2曲を含む4曲、勤めるのであった。歌の伴奏は、以前にやったことが無いわけではなかったが、今回のように、リハ時間もあまりなくほとんどぶっつけなのは今までなかった。

さて、本番。
次々とプログラムも進み、満員の客席もどんどんほぐれ、笑顔があふれ出す。
前半のプログラムは歌もダンスもはさみ、トークも少なめでさくさくと終わったら、オーガナイザーのK山さんが、「後半はもっと長くていいです、おしゃべりもはさんでください」と。
そうっすか、・・・なら!
で、後半は次々と飛び出すTLF節、そして谷本さんの絶妙トーク。
もちろん、演奏はさらにグワングワンに盛り上げ。
歌のバックの演奏も、つつがなく終了。~いやあ、いい仕事しました。



夜の部ミロンガまで時間があるので、目の前のイタリアンレストランへ。
メンバーのみんなはずんずんオーダーし、バクバクと喰らっていたけど、さすがにアタシャ、連日の飽食にてもう油ものがOUTの状態に。・・とほほ、健胃、大事ですな。

そしてそして、夜のミロンガが始まる。
みなさん、ぞくぞくと踊り始める。
デモでは、トーマとユーナのダンスも入り、歌あり、もちろんケンリリと演目もあり。。。と、盛りだくさん。特に、予定以外の1曲を、急遽即興で2組のダンサーが踊る「ボエド」は、よかったな、きっとお客様もみんな大満足だなあ。


ウチアゲは、中野まで移動して「香港亭」。
なんでぇぇぇっ??っっと思うほど安くて美味しい、ベリー美味しい。
ああん、こんな店、わが家(小倉北区古船場)にあればいいのにいっ。
昼間はあれほど「もう食べられないっ」と思っていたのに、美味しさにつられて、ついつい。
うっぷー、ごっつあんです、とばかり、腹もパンパンにふくれ、絶好調の夜。

そういえば、昨日車中で「東京にきて、初日は『なってるハウス』にておでんとか食べたし・・翌日は『ひじり亭』でイタリアンとか食べたし・・・でも、さあ・・」と、意味ありげにいわつなおこが発言したのにすぐさま「・・それは、『焼いてない』ってことを言いたいの?」とリリアナさん。「そうです!」
     ※TLFでは「焼く」とは、「焼き肉をする」という意味。

明日は、「焼く」のだそうだ。楽しみ~!

10/12

2008-10-18 18:03:30 | ここ最近のアタクシ。
東京に着いてからずっと曇りや小雨が続く。が、天気も少しずつ回復してきた。
12日。昼夜、それぞれ別会場でのミロンガがある。

昼は銀座アフタヌーンミロンガ。
銀座なだけに、町並みも、会場となるお店も、ツーンとしてお洒落。
外はまだ日が高いというのに、一歩中に踏み入れれば、そこは内装も暗く、夜のクール&ゴオヂャス。
さっそくピアノの移動をし、メンバーの立ち位置を決める。
今回のツアーは、グランドピアノの場所が多く、ピアニストにとっては嬉しい。
けれど、昨日とおとといの「おのぼりさんパワー」炸裂で、いちびってグリッサンド(鍵盤の端からギャーッと滑らす弾き方)をたくさん目に駆使し、左手の低音もTLFではベーシストの役目だからガシンガシン(最近ここを、さらに重音にしている)と弾いたもんだから、グローブのように腫れている。リハでは大人しく弾いておいて、本番のここ一発のグリッサンド(ヤケド)に備える。

本番。きれいなドレスに身をつつんだたくさんの人々が、さっそうと踊る。
ケンリリとのコラボも、さらに遊び心満載になってきた。いいぞ。


途中、「九十九里浜の町おこし」のための企画で参加している、今回のミロンガのオーガナイザーのハルさんが「わっしょいタンゴ」という曲をCD化するにあたって、この場に居合わせるみなさんの、曲中「わっしょい!」という掛け声を録音する、という時間があり、全員で、大きく「わっしょいっ」と叫ぶ。・・・わっしょいって、どこかの百万(未満)都市の夏祭りみたいだねえ。
みなさん、どこかでこのCDを聞く機会があったら、比較的高~い裏声で「わっしょい」と叫んでいる声があったら、それがアタシです。

さて、夜のミロンガまでは、まだずいぶん時間がある。
東京到着直後に、PAのE島氏(今回彼は福岡でお留守番)から「ぜひここに行くべし」との情報(指令?)を早々に入手していた直子さんが言う「ムルギ」という店をみつけ、インドカレーを食らいに行く。
マトン、キーマなどそれぞれ、全部コクや香りが違ってて、美味。
アタシの海老のカレーは、なんだか「シーハー」したくなる辛さがきつく、途中でリタイアしました。

さらに、「指令パート2」の喫茶「ランブル」へ。
銘銘、好みのコーヒーを注文し、飲み終わるも、さらにメニューに「卵の黄身入りコーヒー」というのをみつけ、矢も盾もたまらず注文しねみんなで回し呑み。
・・・なんと!! マイルドやん。甘いやん。トロ~リやん。まるで、エクレアを口に入れたときの幸せ感が広がる。いい経験。・・・東京には、まだまだ計り知れぬ「知らない世界」があることよのう。

そのうえ、まだ時間があるので、休憩させてもらいに、スタジオ「ミブリン」へ。
ここは、今回のツアーで広範囲の移動を手助けしてくれる(文字通り「足」の役割を引き受けてくれている)ふゆぽんさんの主宰する素敵なミロンガのスペース。
住宅街のど真ん中にあるのに、わざわざ遠方からここを目指してダンスシューズを持っていそいそと出かけて来られるお客が何組もいる。さすが、だ。
居心地の良さに、ついうつらうつら。

さてさて、夜のミロンガ演奏の会場、六本木「ゼロアワー」へ。
ここは、以前福岡のティエンポでもお目にかかったファン・ギーダがやっている。
同じくティエンポでお世話になっていたニコラスにも、久しぶりに会えた。
ケンリリとのデモは、最高潮。

本番前、「台風、ブエノスアイレスの冬、と立て続けに踊ったら、そのあとはガジョ・シエゴだけど、様子を見てみて、必要だったら踊るかもしれない」と、ケンジさん。
ところが、いざこの2曲を終えた後、フロアは誰も踊りに出ない。みんなまだまだ見ていたいのだ、ケンリリと我々のコラボを。
ガジョ・シエゴを演奏し始めると、ケンジさんがすぐにフロアへ出てきた。続いてリリアナさんも。
ヤンヤの拍手。・・曲が終了。・・が、さらに勢いづいてケンジさん、我々に向かって
「フェリシアっっっ!!」
ふおーーいっ、そうですか、親方。わっかりやしたぁぁ。
ああ、愉快。ああ、痛快。ああ、限界???
かくして、ケンリリの伝説がひとつ、増えた夜となったのでした。あはは。



10/11

2008-10-18 17:52:20 | ここ最近のアタクシ。
kojiro-さん、あふりかん・のりこさん、有難うございます。


本日ツアー2日目、江古田バディは、満員のお客様に見守られながら、トリオロスファンダンゴスとケンジ&リリアナのライブショー。
タンゴの節句ツアーさながらの演目…いや、それ以上の濃さでお贈りしましたよ。
だって、1公演に
「フェリシア」「イルシオン・デ・ミ・ヴィダ」「台風」と、3曲も仕掛けの大きいナンバーを含むダンスの数々!


また「首の差で」では、ビシッとカッコ良くスーツでキメたヨッシーさん(ツアーで送迎など裏方の仕事をこなして下さっているイケメンで、ケンリリのダンス生徒さん)が鞘当ての若手役として抜擢され(しかもリハ段階で、急遽決定!)見事に楽しいステージでした。

10/10

2008-10-12 09:44:19 | ここ最近のアタクシ。


話は前後しましたが、これは東京到着初日の会場、浅草の浪曲の殿堂「木馬亭」。
浅草はイイ!

十四、五年前に来たことがあったけど、あいかわらずの「毎日が縁日」的賑わい。
辻の所では浅草芸人の常設ミニステージみたいなのがあって、人ダカリ。ほのかに笑える芸をやっていた。我々、暫く見物、買い食いしつつ、浅草鋭気を養う。
さてその木馬亭。
芸人の歴史に思いを馳せたくなる木造の楽屋。鏡には「二葉百合子進呈」なんて書かれてて、感慨無量。
客席も舞台も、「芸」という粒子が隅々まで染み込んでいる。ずらっと並んだ提灯の明かりが否応なしに芸ゴコロを煽る。


この日出演は、ファンダンゴスとケンリリ、広沢リマ哲(sax)、芸人プッチャリン。それに13日に埼玉でもご一緒することになっている歌手の児玉康子さん。
この会場の設営から演出など全ての手配をリマさんが仕切ってくれてた。
ツアーの幕開けにこれ程までに我々に相応しく有り難いシチュエーションが他にあるだろうかと思うくらい、喜色満面で1曲目ド頭に「台風」、イントロとともに幕が開く。
次々に飛ばす飛ばす。
芸人ダマシイ大炸裂!
プッチャリン(チャップリン芸)も絶妙な間(マ)で客席と演奏を煽っては引っ込む。スバラシイ。



打ち上げは「なってるハウス」にて。リマ手製オデン等つまみ、東京の皆さんとの再会に大満足。