ケイトの部屋kate's room

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。
オリジナルCD「KATE SINGS」絶賛発売中。¥2000

ちゅーりっぷと、春の大嵐

2010-03-23 23:16:13 | ここ最近のアタクシ。
あーあ、ちゅーりっぷ、枯れちった(涙)

以前、手負いの球根くんが駐車場に転がってたのを救出して、
しばらく室内で水栽培した後、我が家のベランダの植木鉢に植えておいた、
あの例のちゅーりっぷ。。。。

初めに勢いよく伸びてた双葉(?と呼ぶのか?)がしばらく経って
しおれそうになってきたと同時に、
その脇から、すっくと伸びた別のまっすぐな葉っぱ。
そうか、枯れたやつらの代わりに、この葉っぱがきっとどんどん増えて茎が伸びて
つぼみがついて・・と、良い想像しながら水をやっていきたのですが。。

いやはや。

むちゃくちゃ寒かったり、異常に温(ぬく)かったりしてたしな、ここんとこ。
生き物もたいへんだ、そりゃあ。
ごめんね、ちゅーりっぷくん。

異常気象と言えば、先日の大嵐により、我が家のマンションの1Fエントランスの玄関ガラスドア、
いつそうなったのか、何が当たったのか知らないが
大きくバリン、と、(まるでボーリングの球でも投げ込んだかのような)見事な割れ方をしていて、
現在、管理人さんがガムテと段ボールで補強されていて、通るたびに痛々しい。

・・・と思ったら、今度はケイトミュージック。
おもてのブルーの看板、知らぬ間にバリーっと剥がれて半分から垂れ下がってた。
私たちはケイトミュージック内にいる時で、外は怖いくらいの勢いで風がビュウビュウ吹いていたから、
看板が落ち始めている最中も、その大きな物音に気付かなかったのだ。
その状況に最初に気付いて「あ゛゛゛゛゛ーーーーー」と叫んだのはS田。

          前代未聞。唖然。

大急ぎでS田とF氏と私の3人で大雨にびしょびしょになりながら
まだ半分くっついている部分を壁から力ずくで剥がして落とし、まあ無事、撤去したのでした。
そんな右往左往の状況に見るに見かねて、お向かいのおじさんは自宅から梯子を取り出して
貸してくれようとしてくださるし。
   すみませ~ん、お騒がせしてます。まあ、この看板も、もう、十年モノですからねー、寿命?ですかね~
それにしてもこの看板を落とすとは、ほんとに凄い風ですぅ。
     なんて、苦笑いしながらお礼を言ったのだった。

・・・でも私たちが気付く前に、もしはがれおちるその瞬間に誰かが運悪く通って怪我があったらなんて
想像しただけで、心臓バクバクしそうでした。


早くぽかぽかの春が来てほしいものです。
せめて、これから桜の花が満開になってからの嵐だけは来ないでと願う私でした。


どれみ

2010-03-20 00:26:17 | ここ最近のアタクシ。
先日の「朗読とピアノ」のあと、「音楽と言葉・・・音」という命題(大げさ?)につい頭がいってしまいます。

いや、ほんとは、それより以前からなんです。

普段ピアノの練習をやっている時ですが、しばしばミスタッチをしてしまって、なんだか思うようにいかない、はたして上手になっていってんのか、ワタシ。と、感じる時なんか、このことが頭をかすめます。

そういう時は、弾きながら概して頭の中には「ドレミ・・」を同時に口ずさんでしまっている時です。

で、同じフレーズを繰り返し繰り返し、いやというほど弾いていくと、指がまず軽くなり、次にテンポが速くいけるようになり、、いつのまにか気付いたら「ドレミをいう自分」はいなくなっているというわけです。

逆に、まだ十分指が温まっていないタイミングで、テンポだけ速めようとすると、
まちがいだらけ。。。
たぶん、頭の中のドレミをいうことの速さには限界があるはずで、それ以上のテンポではドレミを言うことがかなわないから、指もその時点で、アウト。

        厄介だぜ!!絶対音感。

そう、結論はそれなんです。

今までさんざん、この絶対音感にお世話になってきたワタシなので、これ抜きには私の音楽人生は
あり得ないのですが、、ね。

で、矛盾しているようだけど、「音楽が言葉になる瞬間」をつくることができれば幸せ、と
思っている。

左脳の記号にすきない「ドレミ」ではなく、
もっともっと漠然とした、「なにか」を、受け手に感じとっていただけること、
ある人にとってはそれは、「手ざわり」だったり、「におい」だったりするかもしれませんが、
私の出す音が、そんな断片であってくれたらなあ、と、思うのです。
聴いた後に、ざっくりとした感想「美味しい感じがした」とか「なんか、不思議だった」とか。

どれみから解放されるには、、悲しいかな、ドレミをやりつくした向こう側にしか
その答えが用意されていない気がします。

精進、精進! (^j^)

港で

2010-03-14 19:24:38 | ここ最近のアタクシ。
3月13日。
午後から若松にあるレトロな建物「旧古河鉱業ビル」に行った。
その建物の1Fにあるホールでこの日は、近郊の公民館などで普段いろいろなおけいこごとに励んでいる
地元の老若男女が発表会を行うことになっていて、その中のゲストとして、ケイトミュージック島唄教室の
講師である曽田博さんがお弟子の白濱さんと一緒に出演されるというので、それを見に。

その日たまたま午前中にピアノのレッスンに来られた私の生徒のIさんとともに。
そのIさんは、白濱さんも出演した昨年のケイトミュージックのライブモーションにIさんも出演したのが縁で、
白濱さんとはすでにお友達なのだ。
「普通の発表会なんだけど、白濱さんも曽田先生とゲスト出演することだし、行ってみない?」とお誘いしたら、
向学心旺盛な彼女はひとこと「いろんなアマチュアの方々が励んで発表にのぞんでいる姿を見るのは、
自分にとっても良い刺激になります」と。
・・いや、ほんと、頭がさがります。

さて、レッスンも終わり、正午に。
いいお天気。春のそよ風。

こんな日は、お弁当でも持っていかなきゃ。

そう、朝、家を出るときふと思い立って、急遽あり合わせのもので、Iさんの分と自分の2つの弁当をこしらえたのだ。

洞海湾を臨む若松の渡船乗り場の横のデッキみたいなところにおあつらえ向きのベンチがあって、
そこで腰かけておしゃべりをしながら二人で食べた。
お粗末なお弁当だったけど、ぽかぽか陽気の潮風の中、船が行き来する波を眺めながらのランチタイムは、
最近にはなかなか味わえなかったのんびり感満載で、うれしかった。

発表会は、大正琴のチームやこどものフラダンス、80才を越えたおじさまの味のある「千の風・・」やら、
凄腕小学生のピアノソロやら、、、実に非常に多種多様で、気楽に楽しめた。
曽田さん達のゲスト演奏も、さすがにみなさんしっかり「聴き入る」体制で、最後には手拍子も出て、
和やかだけどしっかりとしたステージだった。
白濱さんの誂えたてのおニューの着物も、かわいらしくてステキだったな。

もうひとつ、楽しみにしていたのは、この発表会「大人と子供の学芸会」を企画したAさんみずから弾くピアノだった。
(ご本人は出番前に会場で私の顔を見るたびに
「センセイ、聴かんどってぇぇ、緊張するけぇぇ」と恥ずかしそうに苦しそうにもらしていらっしゃったのですが
。。いいえ私はAさんあなたのセンセイではありませんので。。ただ単にお客サンですけぇ・笑)
・・さてその演奏は、初めて聴いたけど、少しのミスなど気にならないほどしっかりとしたタッチで、良い音を出されていた。
会の下準備やら次々に出番をむかえる方々との連絡やら司会やらプログラムやらなんやらかんやら、、
出演者の昼食の世話まで全部、中心になって働いたAさんはさぞくたびれていただろうに、ちゃんと衣装を着替えて、
落ち着いた演奏。演奏者としても素晴らしかった。尊敬。

会はさらに続く様相だったが、あとの予定もあり、中途で会場をあとにした。
来がけはIさんの車に乗せてもらって来たのだが、帰りは私はひとりポンポン船に乗って戸畑から帰ることにした。
何年振りだろう。
若戸渡船。
陽の光が白い波しぶきのひとつひとつに輝いて、あっという間に若松の海岸は小さくなって、若戸大橋の真下をカーブしてすぐに戸畑の渡し場に到着。

思いがけず、半日のピクニックをした満足感でいっぱいになっていた。ついでに、ちょっとセンチにもなったりして。


あくる、今日。3月14日。

今日は下関のかなたに園というお茶屋さんの中にあるライブスペースで、おはなし屋の内藤由紀さんとピアノの私で、「うみのうた」というライブを行うのだ。

下関。
・・・奇しくも、今日も港町だな、なんて思い、同じように(今日は自分の分だけだったが)おにぎりをにぎって持参し、
「JRで下関駅に着いたら、どこか海の見える場所でランチだあ!」と息巻いていたが、
昨日とは打って変わって今日の外の寒いこと。
JRの車窓からちらちら見える関門の海も、白くもやっていた。
これじゃあピクニック気分にうつつをぬかす前に風邪をひいてしまうわい。

そんなこんなで、予定より30分も早くかなたに園さんに着いてしまい、ご主人のかなたにさんに事情を話すと
「わはは、なんで外で食べようなんて思うんですか(笑)ここでどうぞどうぞ」と、
お店の中にこしらえてある、本格的な囲炉裏の前に案内してくださった。
囲炉裏の炭がちょろちょろと燃える端に正座してお弁当を広げたら、
おかみさんが美味しいおいしいお茶を入れてくださった。あたたかい。

ライブが始まるころには晴れ間ものぞき始め、ぽつり、ぽつりとお客様が集まって来られて、
久しぶりにお会いするお顔や、小学1年生の男の子も。
内藤さんと私は物語を進めていった。
今回は「うみ」に関する詩を何編かと、「海のしろうま」というおはなし。
去年の夏の終わりにも一度同じ形のライブをケイトミュージックで行ったが、
今回はなんというか、自分自身がもっと深くその物語に入れた気がした。
「『海』に這入ったのか」っっなんてね。

昨日・今日、と、みなとの風に吹かれて、まだ浅い春が運ぶ気持ちのよさがからだの隅々に宿って、
なんだかとてもスッキリしている。



あ、帰りの九州行きのJRを待つ間、例によって時間が空いたので、下関駅の中にある100yenショップをぶらぶらしたら、
なんと、黄色と白の水引のついた不祝儀袋が販売されていた。赤白のや、黒白のやつと並んで。
先日TVのバラエティで「この黄色&白の水引の袋は関西人にとっては当たり前で、関西人のあいだでは、
おもに『法事の時に使用する』ということで、葬式の時に使う白黒のものとは区別しているようだ」
と、全国的には珍しいこの黄色&白の袋のことを紹介していた。

・・・そうか、ここは本州。
関西文化の勢力は強く効いているんだな。

やっぱりここは本州。
またもや、そう思い知らされた、私でした。

タンゴの節句ツアー2010 !!

2010-03-09 00:02:40 | タンゴの節句ツアー2010 !!
今年もやってきました、「タンゴの節句ツアー2010」。
会場も、エリアも増えて、こいつぁ、春から元気がええわいなぁ!!

トリオ・ロス・ファンダンゴス ケンジ&リリアナ 
「タンゴの節句ツアー2010」


◆4月30日(金)
  北九州【北九州芸術劇場 小劇場】

        福岡県北九州市小倉北区室町1-1-11 リバーウォーク6F 093-562-2655
          【時間】開場18:00 / 開演18:30

              やっぱり間近で観たい!そんな地元の皆さんの熱い声にお応えして、
             3年ぶりに小倉・芸術劇場に帰ってまいりました、タンゴの節句。
             本場ブエノスアイレス・ミロンガスタイルで!

◆5月1日(土)
  広島【アビエルト】

        広島県広島市安佐南区八木9-10-40 082-873-6068
         【時間】開場17:30 / 開演18:00

             芝居小屋でもあるアビエルトでは、完全ノーマイク生音でのショウを
            お届けいたします。
            生音のスピード感、ダイナミズム、躍動感、スリルをどうぞお楽しみに!

          ★ ※広島会場については、090-9412-3241(大槻)までお問い合わせを
              メール→tandoku_ryokousya@yahoo.comでもOKです。


◆5月4日(火祝)
  下関【下関酒造】

        山口県下関市幡生宮の下町8-23 083-252-0009
         【時間】開場15:15/開演16:00

               おいしいお酒とおでんなどのおつまみでホクホクになりながら、
               魅力的な酒蔵の雰囲気の中、
               タンゴで心おどる一夜を、ぜひ味わってください!  


◆5月6日(木) 開場18:30 /開演19:00 ≪夜公演です≫
  福岡【アクロス福岡 円形ホール】

          福岡県福岡市中央区天神1-1-1 092-725-9111
  
               客席に囲まれた円形のステージでケンジ&リリアナの
               ダンスが繰り広げられます。
               目の前でたっぷりとご覧ください!


◆5月7日(金) 開場13:00/開演13:30 ≪昼公演です≫
  福岡【アクロス福岡 円形ホール】


                ツアー最終日!! 練り上げられた最終形を、みなさんでお立会いください!!


●チケットは各会場とも、前売り3500円/当日4000円です。

   こども(小学生)料金もあります。詳しくはTLFライブいんふぉまで。

●チケット取扱い 
   ☆ケイトミュージック 
     093-561-8314・・北九州市小倉北区大門2-3-6
   ☆北九州芸術劇場プレイガイド
     093-562-2655・・リバーウォーク5F 
   ☆アクロス福岡チケットセンター 
     092-725-9112
   ☆文化芸術情報館アートリエ
     092-281-0081・・博多リバレイン地下2F    
   ☆下関酒造     
     083-252-0009 

※郵便振替でのご購入もできます。(チケットをご郵送いたします)
    「TLFライブいんふぉ」へお問い合わせを


     
     TLFライブいんふぉ 093-561-8314
      (ケイトミュージック内)

3、4月のライブスケジュール

2010-03-08 23:15:34 | ライブ・スケジュール
■3/14(日)
「朗読とピアノ~うみのうた」
【会場】 かなたに園 0832-24-0974 下関市汐入町4-4
【時間】 開場13:30/開演14:00
【料金】 入場料1000円(お茶・お菓子付き) ※3才未満無料
【演目】 「海のしろうま」 山下明生 作(理論社刊) ほか
【出演】  朗読・・内藤由紀、ピアノ・・秋元多恵子

    公演時間はおよそ50分。
    かなたに園さんでは美味しいおいしいお茶とお菓子が楽しめます。
    春まだ浅い関門の風に誘われて、ゆっくりとしたひとときを味わいに、
    ふらりと、お散歩気分でおいでください!!

■3月28日(日)
「タンゴ ディナーショウ」
【会場】ティエンポ・イベロアメリカーノ092-762-4100
         福岡市中央区天神2-4-5デイトンビル3F
【出演】トリオ・ロス・ファンダンゴス(演奏)
       秋元多恵子(P)、いわつなおこ(Ac.)、谷本仰(Vln.)
ブルーノ&シンティア(ダンス)
【時間】開場 19:00 / 開演 19:45
【料金】前売3000円 / 2500円(T.I. 会員)
当日3500円   * 全席指定
         サンチョ・パンサ特製プレート1500円 (要予約)
・ポークヒレ肉のグリル・ペドロヒメネス(甘口シェリー酒)のソース、         ・春野菜のラザニア添え
* お食事予約のない方は入場時にワンドリンクチケットをご購入いただきます。


■4月17日(土)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ in 若松」
【会場】旧古河鉱業若松ビル 
     北九州市若松区本町1丁目11-18(若松渡し場徒歩2分)  093-752-3387
【出演】トリオ・ロス・ファンダンゴス
       秋元多恵子(P)、いわつなおこ(Ac.)、谷本仰(Vln.)
【時間】開場13:00 /開演13:30
【料金】2000円       
【ご予約・問合せ】 090-8221-9510 安高(あたか)
【主催】 J.ピアノ & もしもピアノが弾けたなら


■4月17日(土)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
以前掲載していました住所と連絡先に誤りがありましたので、
訂正しています、以下 ↓↓

【会場】カフェ・ド・トワレ
     福岡県福岡市南区塩原4丁目12-17 092-405-9605
【出演】トリオ・ロス・ファンダンゴス
       秋元多恵子(P)、いわつなおこ(Ac.)、谷本仰(Vln.)
【時間】20:00より
【料金】2000円


■4月18日(日)
「ミロンガ」
【会場】ティエンポ・イベロアメリカーノ 092-762-4100
       福岡市中央区天神2-4-5デイトンビル3F
【出演】トリオ・ロス・ファンダンゴス(演奏)
       秋元多恵子(P)、いわつなおこ(Ac.)、谷本仰(Vln.)
【時間】開場19:00 (演奏は20:30頃から)
【料金】1500円

◆ニュース①◆ 4月初旬、新CD「トリオ・ロス・ファンダンゴス 4」が
           発売開始です。9曲入り2000円。

◆ニュース②◆ タンゴの節句ツアー2010 ライブスケジュール決定!!
                 「タンゴの節句ツアー2010」の項目でご確認ください。