東京に着いてからずっと曇りや小雨が続く。が、天気も少しずつ回復してきた。
12日。昼夜、それぞれ別会場でのミロンガがある。
昼は銀座アフタヌーンミロンガ。
銀座なだけに、町並みも、会場となるお店も、ツーンとしてお洒落。
外はまだ日が高いというのに、一歩中に踏み入れれば、そこは内装も暗く、夜のクール&ゴオヂャス。
さっそくピアノの移動をし、メンバーの立ち位置を決める。
今回のツアーは、グランドピアノの場所が多く、ピアニストにとっては嬉しい。
けれど、昨日とおとといの「おのぼりさんパワー」炸裂で、いちびってグリッサンド(鍵盤の端からギャーッと滑らす弾き方)をたくさん目に駆使し、左手の低音もTLFではベーシストの役目だからガシンガシン(最近ここを、さらに重音にしている)と弾いたもんだから、グローブのように腫れている。リハでは大人しく弾いておいて、本番のここ一発のグリッサンド(ヤケド)に備える。
本番。きれいなドレスに身をつつんだたくさんの人々が、さっそうと踊る。
ケンリリとのコラボも、さらに遊び心満載になってきた。いいぞ。
途中、「九十九里浜の町おこし」のための企画で参加している、今回のミロンガのオーガナイザーのハルさんが「わっしょいタンゴ」という曲をCD化するにあたって、この場に居合わせるみなさんの、曲中「わっしょい!」という掛け声を録音する、という時間があり、全員で、大きく「わっしょいっ」と叫ぶ。・・・わっしょいって、どこかの百万(未満)都市の夏祭りみたいだねえ。
みなさん、どこかでこのCDを聞く機会があったら、比較的高~い裏声で「わっしょい」と叫んでいる声があったら、それがアタシです。
さて、夜のミロンガまでは、まだずいぶん時間がある。
東京到着直後に、PAのE島氏(今回彼は福岡でお留守番)から「ぜひここに行くべし」との情報(指令?)を早々に入手していた直子さんが言う「ムルギ」という店をみつけ、インドカレーを食らいに行く。
マトン、キーマなどそれぞれ、全部コクや香りが違ってて、美味。
アタシの海老のカレーは、なんだか「シーハー」したくなる辛さがきつく、途中でリタイアしました。
さらに、「指令パート2」の喫茶「ランブル」へ。
銘銘、好みのコーヒーを注文し、飲み終わるも、さらにメニューに「卵の黄身入りコーヒー」というのをみつけ、矢も盾もたまらず注文しねみんなで回し呑み。
・・・なんと!! マイルドやん。甘いやん。トロ~リやん。まるで、エクレアを口に入れたときの幸せ感が広がる。いい経験。・・・東京には、まだまだ計り知れぬ「知らない世界」があることよのう。
そのうえ、まだ時間があるので、休憩させてもらいに、スタジオ「ミブリン」へ。
ここは、今回のツアーで広範囲の移動を手助けしてくれる(文字通り「足」の役割を引き受けてくれている)ふゆぽんさんの主宰する素敵なミロンガのスペース。
住宅街のど真ん中にあるのに、わざわざ遠方からここを目指してダンスシューズを持っていそいそと出かけて来られるお客が何組もいる。さすが、だ。
居心地の良さに、ついうつらうつら。
さてさて、夜のミロンガ演奏の会場、六本木「ゼロアワー」へ。
ここは、以前福岡のティエンポでもお目にかかったファン・ギーダがやっている。
同じくティエンポでお世話になっていたニコラスにも、久しぶりに会えた。
ケンリリとのデモは、最高潮。
本番前、「台風、ブエノスアイレスの冬、と立て続けに踊ったら、そのあとはガジョ・シエゴだけど、様子を見てみて、必要だったら踊るかもしれない」と、ケンジさん。
ところが、いざこの2曲を終えた後、フロアは誰も踊りに出ない。みんなまだまだ見ていたいのだ、ケンリリと我々のコラボを。
ガジョ・シエゴを演奏し始めると、ケンジさんがすぐにフロアへ出てきた。続いてリリアナさんも。
ヤンヤの拍手。・・曲が終了。・・が、さらに勢いづいてケンジさん、我々に向かって
「フェリシアっっっ!!」
ふおーーいっ、そうですか、親方。わっかりやしたぁぁ。
ああ、愉快。ああ、痛快。ああ、限界???
かくして、ケンリリの伝説がひとつ、増えた夜となったのでした。あはは。
12日。昼夜、それぞれ別会場でのミロンガがある。
昼は銀座アフタヌーンミロンガ。
銀座なだけに、町並みも、会場となるお店も、ツーンとしてお洒落。
外はまだ日が高いというのに、一歩中に踏み入れれば、そこは内装も暗く、夜のクール&ゴオヂャス。
さっそくピアノの移動をし、メンバーの立ち位置を決める。
今回のツアーは、グランドピアノの場所が多く、ピアニストにとっては嬉しい。
けれど、昨日とおとといの「おのぼりさんパワー」炸裂で、いちびってグリッサンド(鍵盤の端からギャーッと滑らす弾き方)をたくさん目に駆使し、左手の低音もTLFではベーシストの役目だからガシンガシン(最近ここを、さらに重音にしている)と弾いたもんだから、グローブのように腫れている。リハでは大人しく弾いておいて、本番のここ一発のグリッサンド(ヤケド)に備える。
本番。きれいなドレスに身をつつんだたくさんの人々が、さっそうと踊る。
ケンリリとのコラボも、さらに遊び心満載になってきた。いいぞ。
途中、「九十九里浜の町おこし」のための企画で参加している、今回のミロンガのオーガナイザーのハルさんが「わっしょいタンゴ」という曲をCD化するにあたって、この場に居合わせるみなさんの、曲中「わっしょい!」という掛け声を録音する、という時間があり、全員で、大きく「わっしょいっ」と叫ぶ。・・・わっしょいって、どこかの百万(未満)都市の夏祭りみたいだねえ。
みなさん、どこかでこのCDを聞く機会があったら、比較的高~い裏声で「わっしょい」と叫んでいる声があったら、それがアタシです。
さて、夜のミロンガまでは、まだずいぶん時間がある。
東京到着直後に、PAのE島氏(今回彼は福岡でお留守番)から「ぜひここに行くべし」との情報(指令?)を早々に入手していた直子さんが言う「ムルギ」という店をみつけ、インドカレーを食らいに行く。
マトン、キーマなどそれぞれ、全部コクや香りが違ってて、美味。
アタシの海老のカレーは、なんだか「シーハー」したくなる辛さがきつく、途中でリタイアしました。
さらに、「指令パート2」の喫茶「ランブル」へ。
銘銘、好みのコーヒーを注文し、飲み終わるも、さらにメニューに「卵の黄身入りコーヒー」というのをみつけ、矢も盾もたまらず注文しねみんなで回し呑み。
・・・なんと!! マイルドやん。甘いやん。トロ~リやん。まるで、エクレアを口に入れたときの幸せ感が広がる。いい経験。・・・東京には、まだまだ計り知れぬ「知らない世界」があることよのう。
そのうえ、まだ時間があるので、休憩させてもらいに、スタジオ「ミブリン」へ。
ここは、今回のツアーで広範囲の移動を手助けしてくれる(文字通り「足」の役割を引き受けてくれている)ふゆぽんさんの主宰する素敵なミロンガのスペース。
住宅街のど真ん中にあるのに、わざわざ遠方からここを目指してダンスシューズを持っていそいそと出かけて来られるお客が何組もいる。さすが、だ。
居心地の良さに、ついうつらうつら。
さてさて、夜のミロンガ演奏の会場、六本木「ゼロアワー」へ。
ここは、以前福岡のティエンポでもお目にかかったファン・ギーダがやっている。
同じくティエンポでお世話になっていたニコラスにも、久しぶりに会えた。
ケンリリとのデモは、最高潮。
本番前、「台風、ブエノスアイレスの冬、と立て続けに踊ったら、そのあとはガジョ・シエゴだけど、様子を見てみて、必要だったら踊るかもしれない」と、ケンジさん。
ところが、いざこの2曲を終えた後、フロアは誰も踊りに出ない。みんなまだまだ見ていたいのだ、ケンリリと我々のコラボを。
ガジョ・シエゴを演奏し始めると、ケンジさんがすぐにフロアへ出てきた。続いてリリアナさんも。
ヤンヤの拍手。・・曲が終了。・・が、さらに勢いづいてケンジさん、我々に向かって
「フェリシアっっっ!!」
ふおーーいっ、そうですか、親方。わっかりやしたぁぁ。
ああ、愉快。ああ、痛快。ああ、限界???
かくして、ケンリリの伝説がひとつ、増えた夜となったのでした。あはは。