本日はノルウェーの国民的作曲家グリーグの管弦楽作品集をご紹介します。グリーグと言えば何と言ってもピアノ協奏曲が有名で、その次に組曲「ペール・ギュント」、そして以前にも取り上げた弦楽合奏曲「ホルベアの時代より」がよく知られているところです。しかし、今日取り上げるオットマー・スウィートナー指揮シュターツカペッレ・ベルリン盤はその他のマイナー作品も網羅されたグリーグ好きにはたまらない1枚となっています。
まずは「十字軍の兵士シグール」。題名通り十字軍に参加した中世のノルウェー王シグール1世を題材とした管弦楽組曲です。計3曲ありますが、最初の2曲は正直言ってあまり印象に残りません。魅力的なのは3曲目の「忠誠行進曲」で、文字通り勇敢なマーチ風の楽曲ですが、中間部にグリーグらしい優美な旋律も出てきます。続いては「抒情組曲」から2曲「夜想曲」と「トロルの行進」。もともとピアノ小品だったものにオーケストラをつけたもので、前者は幻想的な美しい旋律に、後者はエネルギッシュなリズムと親しみやすい旋律に彩られた名曲です。この3曲が続く流れは見事ですね。それに比べると次の「ノルウェー舞曲」4曲は一段劣るかな。文字通りノルウェーの民族舞踊をアレンジしただけあって、素朴な旋律と野趣あふれるリズムが印象的ですが、洗練さにやや欠けます。最後の「ホルベアの時代より」5曲は過去ブログでも紹介しましたので詳細は割愛しますが、演奏に関しては本盤の方が上ですね。やはり弦楽合奏団と本物のオーケストラではアンサンブルも迫力が違うのでしょうか。特に「前奏曲」が素晴らしいです。
まずは「十字軍の兵士シグール」。題名通り十字軍に参加した中世のノルウェー王シグール1世を題材とした管弦楽組曲です。計3曲ありますが、最初の2曲は正直言ってあまり印象に残りません。魅力的なのは3曲目の「忠誠行進曲」で、文字通り勇敢なマーチ風の楽曲ですが、中間部にグリーグらしい優美な旋律も出てきます。続いては「抒情組曲」から2曲「夜想曲」と「トロルの行進」。もともとピアノ小品だったものにオーケストラをつけたもので、前者は幻想的な美しい旋律に、後者はエネルギッシュなリズムと親しみやすい旋律に彩られた名曲です。この3曲が続く流れは見事ですね。それに比べると次の「ノルウェー舞曲」4曲は一段劣るかな。文字通りノルウェーの民族舞踊をアレンジしただけあって、素朴な旋律と野趣あふれるリズムが印象的ですが、洗練さにやや欠けます。最後の「ホルベアの時代より」5曲は過去ブログでも紹介しましたので詳細は割愛しますが、演奏に関しては本盤の方が上ですね。やはり弦楽合奏団と本物のオーケストラではアンサンブルも迫力が違うのでしょうか。特に「前奏曲」が素晴らしいです。
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