レオ・ライトと言われてピンと来る方はどのくらいいるでしょうか?何でもディジー・ガレスピーのビッグバンド出身で、アルトの他にフルートも吹くマルチリード奏者ですが、一般的な認知度はあまりないでしょう。私もブルーノートの隠れ名盤であるジョニー・コールズ「リトル・ジョニー・C」やトランペッターのリチャード・ウィリアムズのキャンディド盤での彼のプレイを知っているぐらいですかね。アトランティックには他にもリーダー作を2つ残していますが、内容は正直パッとせず中古屋に売り払ってしまいました。1963年録音の本作も正直あまり期待せずに買ったのですが、傑作とは言わないまでも意外と楽しめる拾いモノでした。

サポートメンバーはケニー・バレル(ギター)、グロリア・コールマン(オルガン)、フランキー・ダンロップ(ドラム)。ジャズギターの最高峰であるバレルの参加が何と言っても目を引きますが、謎の女流オルガン奏者コールマンも意外と活躍しています。何でもテナーのジョージ・コールマンの奥方らしいですが、シャーリー・スコットばりのソウルフルなオルガンを聴かせてくれます。もちろん主役のレオ・ライトも彼らに負けじと全編に渡って熱いブロウを聴かせます。曲は1曲だけスタンダードのバラード“Skylark”が入っている以外はどれもコテコテのブルースばかり。中でもコールマンの怒涛のオルガンで始まる“State Trooper”、フルートとギターで奏でる“Blue Leo”、コール&レスポンス形式で始まるスローブルース“Soul Talk”、バレルのブルージーなギターが冴え渡る“Blues Fanfare”あたりがお薦めです。

サポートメンバーはケニー・バレル(ギター)、グロリア・コールマン(オルガン)、フランキー・ダンロップ(ドラム)。ジャズギターの最高峰であるバレルの参加が何と言っても目を引きますが、謎の女流オルガン奏者コールマンも意外と活躍しています。何でもテナーのジョージ・コールマンの奥方らしいですが、シャーリー・スコットばりのソウルフルなオルガンを聴かせてくれます。もちろん主役のレオ・ライトも彼らに負けじと全編に渡って熱いブロウを聴かせます。曲は1曲だけスタンダードのバラード“Skylark”が入っている以外はどれもコテコテのブルースばかり。中でもコールマンの怒涛のオルガンで始まる“State Trooper”、フルートとギターで奏でる“Blue Leo”、コール&レスポンス形式で始まるスローブルース“Soul Talk”、バレルのブルージーなギターが冴え渡る“Blues Fanfare”あたりがお薦めです。