旅に出よう。恋をしよう。

世界一周一人旅。見て、触れて、感じたもの。恋をするように旅をする。

移動と癒しの国[リロングウェ~ケープマクレア~ブランタイヤ]

2010年03月17日 | 20ヶ国目マラウィ

マサイマラで野生動物を見て満足した自分は当時アフリカに長居をするつもりは無く、
どこへ飛ぶかフライト検索をする日々。
ただ、どに行くのもとにかく高い。
アフリカは格安航空券がほとんどないんです。
そんなもんもんとした日々を過ごしていたとき、同じ宿の旅行者からの一言。


「マラウィってビザもいらないし、物価安いし、いいとこらしいよ。」
「まじで?!」


厚く覆われた雲から一筋の光が差し込んだ瞬間でした!(大袈裟)

事実、その一言でマラウィ行きが決定!
17時間夜行バスに揺られ、再びタンザニアのダル・エス・サラームへ戻り、
更にバスを乗り継ぎ、マラウィの首都リロングウェへ。

 

アフリカのバス。
途中の食事休憩はおろか、トイレ休憩もありません。
みんな数分間の停車時間でやってくる物売りから色々買ってるけど、
自分は言葉が分からない。
バスを降りる時間も無い。
降りたら置いていかれる。
実はお金も無い。

手元にあった水をちびちび飲みながら空腹に耐えていました。


この移動は当初24時間の予定で出発。
それが国境に到着したのはゲートが閉まってから。
結局そのまま車内泊。


翌朝、マラウィ側へ行ったものの何の情報も無いまま、もう半日。
今回に限ってうまく使い切った財布は非常に軽く、
期待したATMや銀行も無い...
あまり使いたくなかったへそくりを少しだけ両替し、1日半ぶりの食事。
しかし両替をケチったためその1回の食事が最初で最後。

いつ動き出すか分からないバスを延々、延々待ち続ける。
この移動は記憶に残るしんどい移動となりました...


そして出発から48時間(うち国境24時間)。
ようやく到着したマラウィの首都リロングウェ。
マラウィは世界で最も貧しい国のひとつだとか。
首都のはずなのに栄えてない。
ここには長居せず、国土の多くを占めるマラウィ湖を目指して更に移動。


定員オーバーのバンに押し込められ、バスの荷台で凸凹を道を進む
日本じゃありえない状況も、ここでは日常。


そして到着したのは
マラウィ湖、湖畔の村ケープマクレア。

自分が行ったとき天気が悪く景色はイマイチ...




でも村にいる子供達と遊んで楽しい時間。

 
実はみんなちょっと体がくさかったり、
お漏らししててパンツが濡れてたり、
その子がやたらとひざの上に座ろうとしてきたり...

そして子供たちとも別れ、モザンビークビザを取りに南部の町ブランタイヤへ。

実はマラウィの長距離バス。
出発時刻が全部夜中から明け方のみ。

街灯も月明かりも無い夜道をバックパックを背負ってとぼとぼ歩く。
心細い...

バス停に到着すると酔っ払いの兄ちゃんに怪しいビールをもらい、バスを待つ。


ビールなのに紙パック。

ビールなのに「Shake!Shake!」の文字。

味は甘くない甘酒?

炭酸も無い。

 なんだこれ?

 

正直移動はしんどい。
でもそれを癒してくれる人と空気。
「アフリカのあったかハート!」マラウィへ。

こんな男子が待ってます。




次は経済が崩壊した国、ジンバブエへ。