バックパッカーの聖地、カオサンロードに来ました。
３０分もあれば見て回れる短い通りに
安宿、旅行代理店、レストラン、お土産屋、
違法コピーのＤＶＤやら偽の国際学生証を売る店(まだあったｗ)、
路上でドレッドのエクステを付けてる人に
タクシーやトゥクトゥクのドライバー．．．
賑やかな音楽と鮮やかな色で溢れ、昼も夜も人でごった返す。
とにかく色んなものが詰め込まれ毎日お祭のような賑やかさ。
何度来ても、何度通ってもとにかく楽しい！！
本当は周辺国の情報収集とビザの取得にすぐ動くつもりだったんですが、
荷物を置くと、あっさり沈没．．．
朝起きて、銀色のパットに盛られた料理を選んで朝食にし、
見慣れた通りを一通り歩く。
お腹が空いたら適当な屋台で麺をすすり、水上バスで町へ。
暑さを和らげるために、フルーツシェークを飲み、
ビルの並ぶ町を適当に歩いたらまたカオサンへ。
活気を増した夜のカオサンを再度歩いて、夜だけ出る屋台でおかゆを食べる。
一日のリズムができると毎日過ぎていくのが本当に早い。
そんな愛してやまないカオサンにいつまでも居たいんですが
今回、滞在期限が１５日。
ビザの取得に数日かかるのを考えるともう時間が無い．．．
重い腰を上げミャンマー大使館へ。
が、ビザ下りず．．．
本当の理由は分かりませんが
日本人ジャーナリストが身分を偽って入国、
軍部に捕まり処刑されたのが理由のひとつじゃないかって話を聞きました。
ミャンマーには行きたかったですが、行き先を変更。
カンボジア大使館でビザを取得し、
世界遺産・アンコールワットを目指します。
大きな荷物を持った人。
お菓子や水を売るお店。
ある人は椅子に座って。
ある人はおしゃべりしながら。
駅って「ここから始まる」って感じがして好きなんです。
ただし、ここはアジア。
時刻表なんてあって無いようなもの。
やっぱり予定通りにはいかなかった．．．
「いつ出発するの？」
「そのうち動くから座って待ってて」
そんなもんです。
車掌なんてシャワーを浴び、タオルを巻いて車内をうろうろ
どんだけゆるいんだと。
そして服を着ろと。
それでも、電車は１時間遅れで出発。
流れる景色に、リズミカルな音。
バスとは違った旅情があって電車もいい！
移動距離が長いので、今回乗ったのは寝台車両。
昼間はボックスシート、
寝るときは二段ベットになる優れもの。
なんですが、向かいの親子が意外に早く寝てしまい
８時前には自分の席が無くなってしまいました．．．
さすがにまだ眠れないので普通車両に移ってぼ～っと外を眺めておりました。
自分にとってはタイの寝台に乗るのは今回２回目。
めちゃめちゃ懐かしくてその時の旅行を思い出します。
昼間はこんなんですが(左)、夜になるとこんな感じ(右)。色々とうまくできてるんです(下)。
そして、翌朝
何度目かの停車で
「どこの駅かな～」
なんてのんびり構えてたら
「どこ行くんだ？バンコク？チェンジ、チェンジ！」
え゛ぇぇぇぇぇ！！
で、な～んにもないとこ（↑）で乗り換えをさせられ、本当に席がなくなる．．．
結局荷物を置く車両に間借りですよ．．．
そして出発から２１時間。
ようやくタイの首都・バンコクへ到着！
やっと着いた．．．足は自然とカオサンロードを目指します。
アロースターから国境へ向かうバスは約１時間でマレーシア側の国境近く、
チャングルンに到着。
バスを降りると
「どこ行くんだ？」
早速おっちゃんが寄ってきます。
また客引きか？？
って思いながらも話を聞くと、
「国境までタクシーを相乗りしないか？」
との事。
まさに渡りに船！
結局、そのおっちゃんとインド人旅行者の３人でタクシーに乗って国境越え。
久しぶりの陸路、
ビザも無ければ、帰りのチケットも無い。
『原則』両方必要なので正直緊張してたんですが、
これがびっくりするくらいあっさり通過。
あっという間にタイに入国です！！
一緒にいたインド人はビザが必要だったらしく、カウンターで手続き。
そのときの係員の態度がめっちゃひどく、あとで
「Ｆ○○Ｋ’ｎ！！！」
てキレておりました．．．
そういや、声をかけてきたおっちゃんはいつの間にか姿を消してたな．．．
[写真]高速の料金所のような国境ゲート。
デカイ拳銃を持った警備員がいたんで、近くで撮れなかった．．．
看板はみんなタイ語。
かと思いきや、中国語とマレー語の看板もちらほら。
それでも街を歩く人の顔つきは変わって、
丸い雰囲気のタイ語もそこいら中から聞こえてきます。
ここからさらに乗り合いバスで、ハートヤイの街へ。
コンビニの前で小さなテーブルを出しただけのカウンター(？)でチケットを買って、
お客さんが集まり次第出発！
この辺のゆるさはアジア共通。
やっぱりボロいバンに乗り込むと席は一杯。
硬くて狭いシートに体を押し込めてハートヤイへ到着！
移動続きですが、ここも観光名所は無いので
次は一気にタイの首都・バンコクへ向かいます。
＜閑話休題＞
ここのホテルでケアンズ以来、久々の
トイレットペーパー付きトイレに遭遇！！
ひとり「おぉ」って言ってしまいました。
何のこっちゃ？
って思うかもしれませんが、アジアの安宿ってそういうもんなんです。
テクニック的な事とか機会があればいずれ．．．