旅に出よう。恋をしよう。

世界一周一人旅。見て、触れて、感じたもの。恋をするように旅をする。

イメージの現場[マサイマラ国立公園]

2010年03月14日 | 19ヶ国目ケニア



「アフリカのイメージって何?」

もしそう聞かれたら自分は
「サバンナにライオンとか、象とか、シマウマとかいる感じ」
って答えると思う。

で、そのイメージの現場へ行ってきた。


バスでピックアップされ数時間。
少し走っただけなのにあっという間に建物は無くなり、手付かずの自然が広がる。


こうやって旅行をしてると思うのは建物が延々と続くのは日本ぐらいだってこと。
例えば、東京~大阪。
車でも電車でも地平線が見えるところなんてほとんど無い。

でもそれ以外の国は町がポンって現れて、
そこを離れるとひたすら何も無い土地が続く、何時間も、何キロも。
でその後またポンって街が現れる。

 

そやっていくつかの町を通り過ぎた後、目的のキャンプサイトへ到着。
ここから2泊3日のゲームドライブ開始。

 



天井の開く専用のバンに乗ってサバンナに出るとそこは野生の王国。




草をはむシマウマ、ヌー、ウォーターバック、インパラ。
陸上最速、チーターの完璧なフォルム。
水浴びをしてるハイエナ。
死肉をつつくハゲタカ。
しっぽを立てて車と並走するイボイノシシの家族。
地面をつつくホロホロチョウ。
ふわふわ頭のカンムリヅル。
寝起き姿のライオン。
常に食べ歩きのゾウの一家。
そして個人的に一番見たかったキリン!


ビッグ5と呼ばれるゾウ、ライオン、サイ、ヒョウ、バッファロー。
その全てを見る事はできなかったけどとにかく楽しかった!

 

そして全てのプログラムが終わりナイロビの街へ帰る最終日。
昨晩降っていた雨で赤土の地面はぐずぐず...

とうとう1台の車が水たまりにはまってしまい、
それを助けようとした別の1台もタイヤが空回りしてスタック。
その後も次々と車が動けなくなる悪循環...

そこにどこから現れたのかわらわらと集まるマサイ族数十人。
そして彼らと一緒に車の救出作戦開始!!

靴を脱いで、ズボンをまくって、車を押す!
排気ガスにまみれながらとにかく押す!!



その結果...

 

やっぱり人力ではピクリともしないわけで...

結局車で引いて救出。
残ったのは泥まみれの足と疲れ。
あと、こうやって話しにできるネタでしたとさ。

 

次は「アフリカのあったかハート」マラウィへ。


危ない?街[ナイロビ]

2010年02月26日 | 19ヶ国目ケニア

本当はここへ来るつもりは無かったんです...


旅行者の間で危ない街のひとつとして知られるケニアの首都ナイロビ。
夜間は100mの距離も歩いちゃいけない、襲われると...

なのによりによって到着したのはどっぷりと日が暮れてから。
バスを降りた後、声を掛けてきた白タクに飛び乗り走った距離50m。
安全を買ったんです。

 

そもそも何でナイロビに来たのか。

アフリカに来たからにはサバンナで野生動物を見たい!
ンゴロンゴロ&セレンゲティ国立公園がいいらしい。
その情報だけを持ってタンザニアへ飛びました。
が、ダルエスで日本人旅行者に会い

ンゴロンゴロ&セレンゲティは高いって事を知らされ(ツアー5日約10万)、
ケニアのマサイ・マラ国立保護区なら同じような動物が見れて3日で2万5千。
危険を取るか、お金を取るか...

ま、実はそんなに迷わなかったんですが。

 

自分が泊まった宿は特に危ないといわれるダウンタウンの入口にあるNew Kenya Lodge.
国内外からかなり濃いメンツが集まっていて、気付けばうっかり1週間近く滞在。


到着した翌日、今まで以上に厳戒態勢で外に出てみると意外と平気な感じ。

街の人はどこか都会的な冷たさで、
他の国や町だったら「china、china」言われるのにそれが無く、無関心。
町には多くのビルや商店が並んでいるものの、そのショーウィンドウには全て鉄格子がはめられ、
閉店時間を過ぎるとチェーンとゴツイ南京錠がかけられる。


確かに町の雰囲気はいいとは言えないのかもしれない。
町を行くバスはこんなんだし、

 

でもいつもの調子で小さな乗合いバスに乗ってみると何も変わらない。
隣の人がいきなりナイフを突きつけてくることも無い。
ポケットの中身を探ろうとする手が伸びるわけでもない。
車内は他の国と全く一緒。
むしろ車内で流れる音楽はどの国よりもセンスがよかった!


確かに日が出ている時間帯以外は出る気にはならないけど場所を選べば問題ないように感じた。
そして何事も無く何日か過ぎた夜、宿の屋上で外を眺めながら旅行者同士話していると

 

「パン、パン」響く銃声...
そして何かを小脇に抱え全力で走り去る2人組の男...


うぉぉやっぱ恐ぇぇ!!


次はマサイ・マラ国立保護区です。