ダル・エス・サラームから船とローカルバスを乗り継ぎ、
向かった先はザンジバル島の東海岸。
最初はその存在すら知らなかったその島。
ダルエスで会った旅行者から勧められて向かう事に。
延々と続く真っ白な砂浜、
見たことも無い澄んだ水色の海。
そして白く輝く雲。紺碧の空。
はっきり言って完璧だった。
今まで行ったどの海よりもきれい。
それが確かに目の前に広がっている。
そこには電気も無く、水も出ない。
日が沈めば外は暗く、手を洗うのも汲置きの水を使う。
でも、不思議とそれを不便だとは思わなかった。
むしろこの方がここの生活には合ってる。
夜になればランタンの火で手元を照らし、
満天の星空と波の音に包まれながら夕食を食べる。
それはとても贅沢な時間。
日が昇れば、目の前の海岸で地元の子供と一緒に潮干狩りをし、
昔ながらの帆船、ダウ船に乗って沖に出る。
風の速さで進む船。
船は海面を滑るように進む。
決して速くはない。
でも、体にあたる風が心地いい。
そして今回泊まった宿は日本人経営の宿で12年間マネージャーとして働いていた
ハジさんが独立して始めたゲストハウス。
彼は「おもてなし」の心を持った黒人さん。
そして、大盛りのご飯がどんぶりで出てくる幸せ!
どのガイドブックにも乗ってない。
でも旅人から旅人へ、その評判は広がっていく。
次はケニアの首都・ナイロビへ。