先週ワインスクールでイタリアのワインについて学びました。
いい加減そろそろ前回のまとめをやらないと忘れそうなので、復習をかねてブログにアップします。
まず、イタリアワインと言えば、全生産量の3分の2が赤ワイン!だそうですが、これは太陽の恵みが豊かだから
イタリアはご存知のように長靴の形に似て南北に長く、20州ありますが全ての州でワインが造られています。
その中でも主な2つは、今年オリンピックが開催されたトリノ市があるピエモンテ州(地図で見ると、北に位置するクリーム色の州です)。それに私が愛して止まないフィレンツェがあるトスカーナ州(わかるでしょうか?地図で見ると、左側のティレニア海に面するグリーンの州…グリーン、いっぱいあるね)。
まずはアルプス山脈のふもとにあるピエモンテ州から。
良質の赤ワインの産地で、バローロ、バルバレスコが有名です。どちらもネッビオーロというブドウ品種から造られます。バローロとバルバレスコはよく似たワインですが、前者はイタリアワインの王様、後者は女王様と呼ばれ、バローロの方が力強く、バルバレスコの方が繊細な味わいです。
白ワインでは甘口スパークリングワインのアスティ・スプマンテや、辛口白ワインのガヴィが有名。アスティ・スプマンテの葡萄品種はモスカート(マスカット)100%。ガヴィのぶどう品種はコルテーゼです。
辛口白ワインのイタリア代表と言えば、水の都ヴィネツィアがあるヴェネト州のソアーヴェ。ガルガーネガ主体です。
ワインとは全然関係ないですが、ヴェネツィアを訪れた時に撮影したもの。このように狭い水路はたまにゴンドラで渋滞するんです(笑)
そしてイタリア最大のワイン産地のトスカーナ州。
トスカーナのワインで有名なのはキアンティ、そしてブルネッロ・ディ・モンタルチーノなんかがありますね。どちらもサンジョヴェーゼから造られています(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはサンジョヴェーゼを改良して出来たサンジョヴェーゼ・グロッソ、別名ブルネッロ)
トスカーナ地方の特産、キアナ牛にはブルネッロ・ディ・モンタルチーノがバッチリよく合います!!
フィレンツェに行ったら、必ずキアナ牛のTボーンステーキ食べてみてください!!ちょーーーーーー美味しいから
ここでまたちょっとワイン道からそれて寄り道。トスカーナを代表する都市フィレンツェ。フィレンツェと言えば…ドゥオモ!!
みなさん、小説の「冷静と情熱のあいだ」は読みましたか?私は小説・映画と両方見ましたが、小説のほうが断然好き…映画のほうはまた全然別のお話になっていますから。けど、映画でフィレンツェのドゥオモを見てフィレンツェに行きたくなったのも事実であります。
こちらがフィレンツェのドゥオモからの眺め。フィレンツェの町並みが一望できて、すごーく良かったです。
そしてこちらが宝石街で有名なポンテ・ヴェッキオ橋。
この橋の近くに、鼻血が出そうなくらい安いスーツケース屋さんがあるのですが…買い物をしすぎて、スーツケースをもう1つ購入するハメに陥った時はチェックしてみてね!もうほんと川沿いの道、橋のちょっと手前です。まじで、デカイスーツケースが1800円くらいで売ってるから(笑)
さてさて、ワイン道に戻りましょう。
イタリアワインの格付けは4種類あって、下からVdT、VeT IGT、DOC、DOCGとなっております。
ですが、イタリアワイン、格付けでは語ることができないと言われております。
一番上のDOCG、こちらの格付けをもらうには様々な厳しい規制や条件(品種・栽培法・収穫量・熟成期間など)があります。一番下の格付けのVdT(ヴィノ・ダ・ターボラ)。直訳するとテーブルワインって事なんですが、この中でDOCGワインに匹敵するような、「スーパーヴィノダターボラ」と呼ばれるワインもたくさんあるからです。
代表的なのは、今はIGTに格上げされたソライアやティニャネロ。DOCに格上げされたオルネライア。そして一番名が知れているのは今はDOCのサッシカイアでしょうか?
こちら、全てトスカーナ州のワイン。なので「スーパー・トスカーナ(またはスーパー・タスカン)」と呼ばれています。
このスーパー・トスカーナのはしりのサッシカイア。
1978年にロンドンで開催された「デカンター」誌主催の試飲会で、1972年ヴィンテージのサッシカイアがカベルネ・ワインの第一位に選ばれました。様々な名だたるワイン評論家たちが「最高のカベルネ」と評し、サッシカイアは世界中で非常に有名になるわけです。
サッシカイアの評価が急速に高まるにつれ、他のワイナリーもDOC規定にこだわらず独自のワインを造り始めました。こうして生まれたのが、先ほども書いたソライアやティニャネロなどです。
大変なのはイタリア政府で、最も高価なイタリアワインである「サッシカイア」が、イタリアのワイン法ではVdT(ヴィノ・ダ・ターボラ)、いわゆる「テーブル・ワイン」という最も下の格付けになっていることでした。
そこでイタリア政府がとった行動とは…なんと、サッシカイアのブドウ品種や熟成期間などに合わせてDOCを作ったのです。これは例外中の例外で、このDOCは土地の名をとって「ボルゲリ」と名付けられました。
フランスではきっと考えられない行動ですよね~。
でもそんな柔軟な考え方を持ったイタリアが私はちょっと素敵だなぁ、と思うのですが
さてさて、ここでよくイタリアワインのラベルに見られるワイン用語を少し…
Classico(クラシコ):古くからある特定のぶどう園のぶどうから造られたもの。
Riserva(リゼルヴァ):最低熟成期間を超える規定の熟成をしたもの(ワインによって異なる)。
Superiore(スペリオーレ):法律で決められた最低アルコール度数を上回り、各ワインの規定に達したもの(ワインによって異なる)。
Supumante(スプマンテ):スパークリングワイン
などなど。
↑↑↑
そして、イタリアワインのもっとも有名な造り手と言えば…
アンジェロ・ガヤ。
ガヤのワインを飲まずしてイタリアワインは語れない、と言われるほど。バルバレスコを世界的に有名にした造り手です。
…と、ひとととり自己満足のためだけに今回もまとめてみました。
あーあ、けどこんな頑張って色々まとめても、またしばらくたてばスコーンと記憶から抜けているんだろうなぁ…。
いい加減そろそろ前回のまとめをやらないと忘れそうなので、復習をかねてブログにアップします。
まず、イタリアワインと言えば、全生産量の3分の2が赤ワイン!だそうですが、これは太陽の恵みが豊かだから
イタリアはご存知のように長靴の形に似て南北に長く、20州ありますが全ての州でワインが造られています。
その中でも主な2つは、今年オリンピックが開催されたトリノ市があるピエモンテ州(地図で見ると、北に位置するクリーム色の州です)。それに私が愛して止まないフィレンツェがあるトスカーナ州(わかるでしょうか?地図で見ると、左側のティレニア海に面するグリーンの州…グリーン、いっぱいあるね)。
まずはアルプス山脈のふもとにあるピエモンテ州から。
良質の赤ワインの産地で、バローロ、バルバレスコが有名です。どちらもネッビオーロというブドウ品種から造られます。バローロとバルバレスコはよく似たワインですが、前者はイタリアワインの王様、後者は女王様と呼ばれ、バローロの方が力強く、バルバレスコの方が繊細な味わいです。
白ワインでは甘口スパークリングワインのアスティ・スプマンテや、辛口白ワインのガヴィが有名。アスティ・スプマンテの葡萄品種はモスカート(マスカット)100%。ガヴィのぶどう品種はコルテーゼです。
辛口白ワインのイタリア代表と言えば、水の都ヴィネツィアがあるヴェネト州のソアーヴェ。ガルガーネガ主体です。
ワインとは全然関係ないですが、ヴェネツィアを訪れた時に撮影したもの。このように狭い水路はたまにゴンドラで渋滞するんです(笑)
そしてイタリア最大のワイン産地のトスカーナ州。
トスカーナのワインで有名なのはキアンティ、そしてブルネッロ・ディ・モンタルチーノなんかがありますね。どちらもサンジョヴェーゼから造られています(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはサンジョヴェーゼを改良して出来たサンジョヴェーゼ・グロッソ、別名ブルネッロ)
トスカーナ地方の特産、キアナ牛にはブルネッロ・ディ・モンタルチーノがバッチリよく合います!!
フィレンツェに行ったら、必ずキアナ牛のTボーンステーキ食べてみてください!!ちょーーーーーー美味しいから
ここでまたちょっとワイン道からそれて寄り道。トスカーナを代表する都市フィレンツェ。フィレンツェと言えば…ドゥオモ!!
みなさん、小説の「冷静と情熱のあいだ」は読みましたか?私は小説・映画と両方見ましたが、小説のほうが断然好き…映画のほうはまた全然別のお話になっていますから。けど、映画でフィレンツェのドゥオモを見てフィレンツェに行きたくなったのも事実であります。
こちらがフィレンツェのドゥオモからの眺め。フィレンツェの町並みが一望できて、すごーく良かったです。
そしてこちらが宝石街で有名なポンテ・ヴェッキオ橋。
この橋の近くに、鼻血が出そうなくらい安いスーツケース屋さんがあるのですが…買い物をしすぎて、スーツケースをもう1つ購入するハメに陥った時はチェックしてみてね!もうほんと川沿いの道、橋のちょっと手前です。まじで、デカイスーツケースが1800円くらいで売ってるから(笑)
さてさて、ワイン道に戻りましょう。
イタリアワインの格付けは4種類あって、下からVdT、VeT IGT、DOC、DOCGとなっております。
ですが、イタリアワイン、格付けでは語ることができないと言われております。
一番上のDOCG、こちらの格付けをもらうには様々な厳しい規制や条件(品種・栽培法・収穫量・熟成期間など)があります。一番下の格付けのVdT(ヴィノ・ダ・ターボラ)。直訳するとテーブルワインって事なんですが、この中でDOCGワインに匹敵するような、「スーパーヴィノダターボラ」と呼ばれるワインもたくさんあるからです。
代表的なのは、今はIGTに格上げされたソライアやティニャネロ。DOCに格上げされたオルネライア。そして一番名が知れているのは今はDOCのサッシカイアでしょうか?
こちら、全てトスカーナ州のワイン。なので「スーパー・トスカーナ(またはスーパー・タスカン)」と呼ばれています。
このスーパー・トスカーナのはしりのサッシカイア。
1978年にロンドンで開催された「デカンター」誌主催の試飲会で、1972年ヴィンテージのサッシカイアがカベルネ・ワインの第一位に選ばれました。様々な名だたるワイン評論家たちが「最高のカベルネ」と評し、サッシカイアは世界中で非常に有名になるわけです。
サッシカイアの評価が急速に高まるにつれ、他のワイナリーもDOC規定にこだわらず独自のワインを造り始めました。こうして生まれたのが、先ほども書いたソライアやティニャネロなどです。
大変なのはイタリア政府で、最も高価なイタリアワインである「サッシカイア」が、イタリアのワイン法ではVdT(ヴィノ・ダ・ターボラ)、いわゆる「テーブル・ワイン」という最も下の格付けになっていることでした。
そこでイタリア政府がとった行動とは…なんと、サッシカイアのブドウ品種や熟成期間などに合わせてDOCを作ったのです。これは例外中の例外で、このDOCは土地の名をとって「ボルゲリ」と名付けられました。
フランスではきっと考えられない行動ですよね~。
でもそんな柔軟な考え方を持ったイタリアが私はちょっと素敵だなぁ、と思うのですが
さてさて、ここでよくイタリアワインのラベルに見られるワイン用語を少し…
Classico(クラシコ):古くからある特定のぶどう園のぶどうから造られたもの。
Riserva(リゼルヴァ):最低熟成期間を超える規定の熟成をしたもの(ワインによって異なる)。
Superiore(スペリオーレ):法律で決められた最低アルコール度数を上回り、各ワインの規定に達したもの(ワインによって異なる)。
Supumante(スプマンテ):スパークリングワイン
などなど。
↑↑↑
そして、イタリアワインのもっとも有名な造り手と言えば…
アンジェロ・ガヤ。
ガヤのワインを飲まずしてイタリアワインは語れない、と言われるほど。バルバレスコを世界的に有名にした造り手です。
…と、ひとととり自己満足のためだけに今回もまとめてみました。
あーあ、けどこんな頑張って色々まとめても、またしばらくたてばスコーンと記憶から抜けているんだろうなぁ…。