黒猫 tabby の本読み日記

日々読み飛ばしている本と、その日の思いを、きまぐれネコがつづります。
猫と女の子と、本の世界に癒しを求めて。

さくら通りレディースクリニック なおみ

2013-04-10 | Weblog

今日最後の診察は、新規採用に応募してきたまだ新卒の看護婦だ。
受付で用紙に記入している様子を見ていた。明るくハキハキしていて、患者さんにも人気が出るタイプだろう。
背筋を伸ばして目の前に座る尚美は、楚々としていて、履歴書の写真より美人だ。
もうすぐこの娘が私の手の中に、、、いや私の手がこの娘の中に入るのだな。(笑)

”春野尚美さんですね。どうして産婦人科を志望したのですか?”
”えーと、赤ちゃんが生まれる瞬間に感動したからです。私も新しい命の誕生に携わりたいと思いました!”
まあ、優等生な回答だろう。もっとも、抜け目のない子はもっと楽な診療科に行くものだ。

”婦人科の診察はとても重要ですが、女性にとっては苦痛や恥しさを我慢しなければならないことが多いですね。
 患者さんの側に立って、診察のサポートをすることができますか?”
”はい、患者さんの気持ちを和らげて、安心して診察を受けられるようにしたいと思っています。”
在り来たりだが、一生懸命なのはよい。

”よろしい。当クリニックでは、看護婦さんにも毎月婦人科検診を受けてもらっています。医学研究のためでもあり、
 患者さんの気持ちを忘れないためでもあります。
 事前に連絡していると思いますが、では、これから検診をしますね。”
”は...い、”
”検診の要領はわかりますよね?”
”はい、ただ、ええと、自分が受けるのは初めてで..."
”そうですか。では、だれか看護婦に手伝ってもらいましょうか?”
”いえ、大丈夫です。自分で、で、できます。”

そろそろモードを切り替えましょうか。
”よろしい。では、下着も一緒に、すべての衣類を脱いで内診台の上に乗りなさい。テキパキとお願いしますね。”
”ぜんら...ですか?...”
”そう全裸だよ。患者さんの羞恥心を忘れないように、当院ではいつも全裸で検査をします。早くしなさい。”
”....."

裸を見られるのと同じくらい、脱いでいる姿を見られるのは恥ずかしいことだ。まずこの羞しさを身をもって体験してもらおう。
脱衣籠の前に移動した尚美は、両手を胸の前において、立ったまま籠の回りを見つめている。
私は椅子に深く腰掛けて、尚美の横顔を眺めていた。右を向いている尚美の後ろには、さあ早く乗れとばかりに新型の内診台が尚美の方を向いて置かれている。大きな椅子の様な形をしているが、電動で後ろに倒れたり、足を開いたりする、診察には便利な代物だ。
尚美の顎のライン、胸の膨らみ、お腹のシルエットにと、順に目を落としていく。
ちょうどよく丸みを帯びたお尻は引き締まっていて、まだ21歳だがもう少し大人の女の雰囲気を持っている。

ちらっと私の方を見たが、それで意を決したのか、白いブラウスのボタンに右手を掛けた。胸を開くと、中から薄い紫のブラが顔を出した。
花飾りのついた、高級な感じのブラだ。気合を入れて面接に来たのだろうか。
ベルトを外すと、スーッと紺のスカートが足元に下りた。ブラとお揃いの薄紫のショーツが、ストッキングから透けて見える。
ストッキング姿は、間抜けに見えて恥ずかしいと聞いたことがある。
尚美も急いで両手をお腹からストッキングに差し入れて、左右に開き、お尻の下まで下げた。少し屈みながら、膝・足首・つま先とストッキングを脱いでいく。
膝を曲げた時に、ショーツの股上が見えた。
慌てているせいで、少しよろけて、内診台につかまった。

ここでもう一度顔だけを私の方に向けて、全部脱ぐんですね?と目で確認してきた。少し潤んだ目になっている。
私はゆっくりと頷いた。もしかしたら、ニヤッとしてしまったかも知れない。勘の鋭い子なら警戒してしまうだろう。気持ちを緩めてはいけない。可愛い獲物はまだ罠の外にいる。

背中に手を回し、ブラのホックをぱちんと外した。実際に音が聞こえたかと思うほど、ホックは背中で弾けた。その勢いで恥ずかしくなってしまったのか、体を左にひねって私に背を向けるような姿勢になった。
左手で胸を隠しながら、右手で籠の中にブラを入れた。
いまさら隠したところで、この後の診察のことを考えれば何の意味もないことはわかっているハズだが、どうしても隠さずにはいられなかった。この羞恥心をいつまで覚えているだろう。
尚美はショーツの両端に手を掛け、スーッと膝まで降ろした。私からは白くて丸いお尻が見えた。左足を上げようとして屈むと、股間に恥毛が生えているのが見える。そしてそのカールした根本が少し露で光っている様に見えたのは私の思い過ごしだろうか。

胸と股間を手で押さえて、尚美は振り返った。左手では左の乳房がうまく隠せずに、薄いピンク色の乳首が確認できる。だから隠しても無駄なのだ。
立ち上がって尚美に近づきながら、座りなさいと左手で内診台を示した。
”これは全自動の内診台だ。知っているね?では、早く乗りなさい。”
”はい...”
3ヶ月前に導入したばかりのMP-8800は、患者さん以上に私のお気に入りだ。様々な機能が診察をサポートしてくれる。
そのうえイタズラ心も満たしてくれるのだ。医療器メーカの営業マンのニヤケた顔が浮かんだ。羨ましいとまで言っていた。

尚美は後ろに下がりながら、ゆっくりとMP-8800に腰かけた。背筋を伸ばし両手を開いて肘掛けに乗せる。もう乳房は私の目の前に大きく開放されている。後ろから両手で抱えたらちょうど良い大きさだろう。呼吸と共に乳首が上下する。見つめていると、乳首が固く立ってきているのが分かった。尚美は背中を内診台に付けて深く座り、踵を足乗せ台にピッタリと付けた。この姿勢で膝は少し開き気味になる。
横に立って上から眺めると、薄めの恥毛がやはり湿っている様に見えた。
私の心臓が高鳴っているのが聞こえそうだ。

ここで、胸部聴診を忘れていたことを思い出した。採用面接なのだから、一応キチンと検診をしておく必要がある。
早く内診がしたくて、慌ててしまった。
”これから聴診をします”
内診台の前の椅子に座って左足でペダルを踏むと、PM-8800は右に90度回転し、尚美は私の方へ向いた。全裸の尚美が私の正面にいる。
聴診器を当てて、右胸、左胸、わき腹の血流音、呼吸音を聞く。特に異変はない。聴診器を外して、乳房を両手で下から支えるようにする。そのまま親指を内側に回し、ゆっくりと鷲掴みにする。
柔らかく暖かい。
人差し指の第2関節と親指で乳首を挟むと、声を殺して、目をつぶって下を向いた。両の手がしっかり握られた。
乳首を挟んだまま、親指を左右に転がすと、今度は”(はうっ)”と鼻声が漏れてしまった。刺激で、尚美の背筋がピクンと伸びた。
尚美は敏感な娘だった。これから自分がされる診察のことを考えているのか?

私は少し乱暴に乳房をつかみ、撫で回し、さすったり揉んだりして尚美の反応を楽しんだ。
頬をピンクに染めながら、乳首に触れるたびに尚美はピクピクと体を震わせていた。
”これこれ、あまり動くもんじゃない。もう少し我慢しなさい。”
”はい、、、”
ますます頬を赤くしていく。
これでは、自分が感じてしまっていることを白状したことになる。
何とかじっとしていようとするが、しかし自分の意志では体の反応をどうにも止められない。
可哀想なので、そろそろいいだろう。

”内診をするので、椅子を上昇させるぞ”
もう一つのペダルを踏むと、椅子全体が上昇し、背もたれがゆっくりと後ろの倒れていく。
隣のペダルを踏むと、内診台の足乗せ台がゆっくりと動き出し、尚美の膝がゆっくりと開いていった。
仕組みは知っていたのだろう、さして驚いた様子はないが、股間が90度を超えて開いた時、
苦しくなったのか、一度腰をズラして位置を直した。
しかしまだまだ、今日はギリギリまで開いてもらうよ。
いつもなら、背骨と大腿骨、大腿骨同志はそれぞれ90度になるように設定するが、今日は大腿骨を120度に開いているので、苦しくない様に膝を体の横に近づけて折りたたむような姿勢にする。
いわゆる、完全なM字開脚の姿勢だ。尚美の陰部が明るいライトに照らされて、恥丘の上の柔らかそうな陰毛が見える。肛門がピクピクと動いた。

クリトリスは包皮の中に隠れているが、平常時より膨らんでいることがわかる。
小陰唇は閉じて、縦に山脈を築いている。
”触診する”と声を掛けた。
人差し指と中指の4本の指を伸ばして、両手でクリトリスの両脇を押してみる。
”痛みを感じるところがあれば、言いなさい”
大陰唇の外側に沿って押しながら、段々と指を黄門へ向かって降ろしていく。
特に外傷はないようだ。
外陰唇の真ん中あたりを押して、左右に開いてみる。
閉じていた小陰唇が少し開いて、中から濡れた襞が見える。
小陰唇の縁は暗い紫色で、その内側のショッキングピンクの襞は対照的に生々しい。

もう少し力を入れて、小陰唇をしっかりと開く。
生暖かい湯気が立ち上ったような気がした。
やはり滴るくらいに潤っている。

大陰唇から指を離し、右手の親指と人差し指でクリトリスを隠している包皮を左右から上の方へ引っ張った。
かわいらしいクリトリスが顔を見せた。
左手の人差し指で、軽く触れて円を描くように動かしてみる。まだ擦ってはいけない。
”ここは、どんな感じだ?”
”はい、だいじょぶです。” ....期待した反応ではないな。
”これは?”と言いながら、強くクリトリスを体の中へ押し込んで、ぐりぐりと動かした。
”は..い..、だいじょうぶです。”
まだだ。
”では、これは?”
左手の人差し指を曲げて、ピンとクリトリスを弾いた。
”んぅっ”と声を出して、体をひねった。
ピンピンと続けてクリトリスを弾く。段々強く、早く。
”あふっあっああぁ。いや、恥ずかしい...”
膣前庭に膣液が溢れて溜まりだしている。

もう一度しっかりと小陰唇を広げる。膣前庭が広がって、よく見える。
クリトリスの下には、尿道、左右にスキーン腺、膣口、左右にバルトリン腺、会陰を渡ると黄門だ、...
炎症を起こしている様子はないが、念のためスキーン腺、バルトリン腺を上から押さえて
”痛むか?”と聞いてみるが、目を閉じたまま首を左右に振った。

膣口に4本の指をそろえ、左右に開く。
また暖かい湯気が昇った様な気がした。内部は熱を帯びている。
尚美の膣口からは、若い汗とオシッコの混じった匂いがした。
鼻をクリトリスに近づけていると、上から尚美が覗き込んでいるのが分かった。
目を見ながら、少し舌を出してクリトリスに近づけていく。
チロチロと舐めると、首を後ろに倒して目を反らした。
小陰唇の内側を舌で舐め上げる。少ししょっぱい。
膣口に舌先を当てて、固く棒状に伸ばして、深く差し込んでいく。
膣液は本来酸性で膣内を細菌から守っているので、酸味がある。
尚美のは少し酸味が強いが苦味は強くない。異常なし。
いつもは、患者が感じてきて、分泌物が増えた後にもう一度味見をする。

”内診をするぞ”
全裸の尚美の右横に立ち、お腹の真ん中に左手を乗せて、右手の2本の指を膣口に当てる。
指先に十分な潤いが感じられる。指先を軽く上下に動かし、小陰唇を開く。
第1関節までスルリと入る。続いて、第2関節を90度に曲げて、膣口に指を深く挿入していく。
グジュグジュと音を立てて、指の根元まで差し入れる。
特に大きな抵抗もなく、すんなりと入った。手首を左右に2,3回ひねって、指の根元に尚美の膣液を行きわたらせる。さらにそのまま押し込むと、掌の1/3くらいまで膣口の中に入った。
この時には目をつぶった眉間にしわを寄せ、薄く開いた唇からゆっくりと長い息を吐いた。。

左手と、膣の中の2本の指とで、子宮の形・大きさ、卵巣の発育状態を調べていく。
子宮頚部は柔らかく、子宮自体も十分な発育をしている。
卵巣を探る時には少し表情を歪めたが、特に異常はない。
というか、この診察でわかる様な異常なんて、たかが知れていると昔から思っている。
不正出血など、先に自覚症状が出るのが通例だ。
さて、仕事を終えた後は自由時間だ。子供の頃から、宿題を終えたら遊んでよいと言われている。

右手の2本の指を、膣内で大きく回転させる。
急に動かしたので少し驚いた様子を見せたが、痛みは無いはずだ。ただ、こんな診察は看護学校でも習っていないだろう。
膣壁を満遍なく撫で回す。膣の奥が広がっていくのがわかる。
大きく回していた指を直腸側で止めて、今度は子宮頸部を下から持ち上げながら撫でる。
ナマコを支えているイメージだ。可動域が大きく、柔軟である。
子宮口の周りをツンツンと突いてみる。SEXでおちんちんが突き当たる終点部分だ。
ここが気持ちよくなるのはもっと成熟してからで、女体として妊娠したくなる頃だ。

子宮頸部を指ではさんで、引いてみた。
特に反応はないが、膣内は膣液でグチョグチョになっており、私の右手も掌まで濡れていた。

もういちど指を深く差し込んで、手首を回し掌を上に向け、2本の指の腹で膣の天井を押し上げる。
ここが、いわゆるGスポットだ。
ゆっくりと力を入れて、恥骨に向かって内側から持ち上げる。親指をクリトリスに当てると、まるでボーリングのボールをつかむ様に、恥骨をつかむ形になる。
もう逃げられないように女を捕まえた気分だ。そんなことを考えているとがわかったら、屈辱的であろう。
Gスポットはこすってはいけない。3本の指で恥骨を掴んだまま、上下にゆする。
実際に体が揺れるくらいに力を入れて、リズミカルに刺激を与えていく。

しばらくすると尚美は気持ち良さのピークが近づいてきたようだ。
自分から腰を前後に動かし始めた。
”せんせ..い..."、
早く逝かせて欲しいということか。左手でクリトリスの包皮を向いて、親指で尚美の膣液を擦り付けた。
クリの刺激と、Gスポットの刺激が尚美を責めた。
”せんせ、せんせ..."
”あぁ、うわぁ、あぁ”
左手で口を押え、その上から右手で押さえているが、声が漏れる。

”逝っていいぞ”
”はい”
尚美はうなずいて、目をつぶり、体を固くして気持ちを集中させた。
私も動きを抑え、Gスポットとクリをしっかり押さえたまま、尚美が快楽に達するのを見守った。
両手で口を押えながら、”うっ”と声を漏らして、尚美は果てた。
かわいらしい果て方だった。

大きく深呼吸をする尚美の額を左手で撫でた。尚美は目を開けて、素直に達成感を示すように微笑んだ。
右手の指はまだ中に入れたまま、尚美の足の間に移動した。
まだヒクヒクしている尚美の膣口を右側に押して、左手の2本の指も膣口に差し込む。
良く濡れており、またオーガズムに達した後なので、膣口は柔軟に4本の指を受け入れた。
4本の指で膣口を上下左右に広げ、私は尚美の体の中を覗き込んだ。
ショッキングピンクの襞が多く見え、処女膜の残骸がまだ残っている様だ。
ゆっくりした尚美の呼吸に合わせて膣口が開いたり閉じたりし、子宮口まで見える。
”これだけ大きく開くと、膣鏡はいらないな”
声に出して言ったが、尚美は反応しなかった。

”直腸も内診をするぞ”
右手の人指しは膣内に残して、中指を尚美の膣から抜いて、固く閉じた黄門にあてる。
”力を抜いて、深呼吸をして”
ふーっと息を吐いて黄門が緩んだ瞬間に、中指の第一関節まで挿入する。
”もう一度、ゆっくり深呼吸して”
尚美は素直に力を抜いた。
膣液がタップリついていたので、グリスを塗る必要はなかった。
中指はグズグズと音をだてるように、ゆっくり尚美の黄門に入っていった。
一度止めて、最後にゆっくりと根元まで差し込んだ。

私は尚美の体の中に2本の指を突き立てている。
膣には人差し指、黄門には中指。
じゃんけんのチョキを出しているというか、またはVサインだ。
このまま、尚美の顔を入れた写真を撮りたくなった。屈辱的な写真になるだろう。

チョキで挟むように前後にこすって、膣と直腸との間の壁を調べる。厚みも傷もない。
直腸には違和感があるようで、中指を動かすと顔がゆがむ。
直腸からは膣液の様な分泌液はないので、乾くと苦痛が伴う。あまりゆっくりしない方がよかろう。
もう一度、今度は少し乱暴に2本の指を前後左右に動かす。親指はクリを押さえている。
尚美は両手で口を押さえ、イヤイヤをするように首を横にした。
膣からは膣液が溢れ、中指の根元に垂れてくる。出し入れしながら、中指全体に満遍なく伸ばしていく。
2本の指を差し込まれて、小刻みに揺すられるている、屈辱的な尚美の全裸姿を眺めていた。

ふと、人差し指と中指を親指の方へ曲げる。
力を入れて、またボーリングの球を握るように、尚美のヴァギナをつかむ。
そのまま、しばらくの間、一定のリズムで意味もなく、尚美をゆすっていた。
親指はクリを捉えて外さない。内側からも人差し指が挟んでいる。
低く呻きならが、膝を大きく開いて、尚美は2回目の昇天を迎えた。

もういいだろう。遊びも終盤に入った。
”最後に浣腸するぞ”
”ふぇ?(えっ? でも...)”
そりゃそうだ、普通は便秘で直腸診が困難な場合に浣腸をするのだ。
直腸診が終われば不要なはず?と思うのが当然だ。
”患者と同じ体験をしてもらうからね。”
1リットルのガラス性の浣腸器を吊るして、ゴム管の先についているチップを尚美の黄門に当てる。
順番は間違っていない。十分に濡れている尚美の黄門はすぐに受け入れて、そのまま10cmほど呑み込んだ。
栓を開くと、ゆっくりと浣腸液が尚美の体の中に吸い込まれていく。
両手で尚美のお腹をゆっくりと揉みしだき、中の方まで浣腸液が浸透するようにする。
”一緒に導尿するぞ”
浣腸液が回り始め、便意を堪えて苦悩の表情を見せている尚美は返事ができない。
左手で小陰唇を広げ、右手の人差し指で尿道を確認し、ゆっくりと導尿管を尚美の尿道に突き立てる。
”せんせい、痛いです..."
尚美が気を奮い立たせて、訴えた。今日の診察の中では、一番の苦痛だろう。
私も自分で導尿をされたことはないが、この小さな穴に管を通すのは痛いだろうと思う。
今日つかっているカテーテルは、いつものものより太い。
私は管を指で回転させながら、なおも尚美の体の奥に突き刺していった。
”ひぃ、”脂汗を滲ませながら、尚美は奇妙な声を漏らす。
尚美の訴えを気にすることなく、2cm位を差し込んだ。一休みして、あと1㎝だ。
女性は尿道が短いからこれくらいで膀胱へ達する。男性はもっと辛い。


子供に説明する様に話しかける。
”うんちは5分我慢しなさい。
おしっこは診察台の上で、このままの姿勢でしなさい。カテーテルでしたことはあるか?
うんちが終わったら、看護婦に始末してもらいなさい。”

一方的にそう言い終えると、私は尚美を残して部屋をでた。
隣の部屋に入ると、3つのモニターには尚美の姿が3方向から映っていた。
”じゃあ、よろしく”と声を掛けると、婦長が軽くお辞儀をして出て行った。
いつも最後は婦長に任せる。

スピーカーからは婦長の声が聞こえる。
”まあ、あなた、まだ検診やってるの。え?まだ浣腸終わっていないの?”
”浣腸しならが、あなた、感じているのね。グチョグチョよ”
”あなた、なんて淫乱なんでしょう!”
混乱した尚美が、我慢できずに排便が始まる。ブリッブリッブリッ。
”ああ、臭いわ。とっても臭いわ”
尚美が我慢しようとするほど、音は大きくなり、長く続く。
排便受けには黄色い流動性のある固形物が落ちていく。
カテーテルからも、黄色い液体が流れている。
尚美は真っ赤になり、目に涙を浮かべている。

”あなた、もっと我慢しないとダメよ。ほら”
婦長が導尿管をゆすった。痛みに我に返る。
股間から管を垂らした姿は情けない。
”しっかりしなさいよ。そんなことじゃ患者さんを相手にできないわよ”
そう言われているそばから、ブリブリブリ、もう止まらない。
1リットルの浣腸液が出てしまうまで、15分くらいかかった。
”あなた、ダメねぇ。”呆れたように言う。

婦長は、洗浄液を掛けて黄門を洗い、ついでに膣洗浄をした。
やさしくペーパーで水滴をふき取った。
婦長がペダルを踏むと、診察台は元の位置に戻った。
尚美は黙って服を着ると、頭をぺこりと下げて、静かに出て行った。

私は停止ボタンを押し、カチっと音がして、録画中を示す赤いランプが消えた。
尚美はもう一度来るだろうか。
また、募集を掛けなければならないな。
なぜか、微笑んでしまう自分に気が付いた。
そう、看護婦は不足していないのだ。


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