黒猫 tabby の本読み日記

日々読み飛ばしている本と、その日の思いを、きまぐれネコがつづります。
猫と女の子と、本の世界に癒しを求めて。

高校生のための精神分析入門(清田友則)

2009-01-24 | Weblog
性は心にどのような影響をあたえるか?自分と向き合うための一冊
ふーん

無意識は淫らなもので作られています。
⇒ふーん、普段の意識も淫らだけど。

セックスや性欲、欲望、錯綜、.....
⇒うーむ、エロティックな期待で読み進めると、直ぐについていけなくなる。

精神分析を学ぶということは、自分の血を流すことになる。それは血管を流れる血ではなく、神経を流れる血だが。
⇒さて、覚悟はしたが、最後まで理解できないなぁ。
 近親相姦、エディプスコンプレックスくらいなら、まだ血は流れないぞ。

口唇期は知っていたが、肛門期、男根期、性器期、....
主体と対象の関係は、何となく理解できた.....
見つめるものと見つめられるもの

泌尿器と性器の違いとは
性差と性別とは
レイプ願望と、実際のレイプ

幸せとは、”愛のあるセックスである”(愛と性欲が一致した状態)
⇒ほとんどの人は不幸せだな。幸せなのは一時だけ。

解剖学は宿命:
 (体はそう作られているのだから)~だから仕方がない。
 本能でも、病気でも。
精神分析は、
 心のあり方を変えれば、体もかわる
 便秘や摂食障害に、下剤や調整剤を与えるのは、木を見て森を見ずだと。

うーん、いろいろ書きたいことはあるけれど、言葉がでない。
高校生には、絶対理解できないと言っておこう。
少なくとも実感はわかないだろう。

この本に縁がなかったら(わからなかったら)として、多くの入門書を紹介している。一つ一つ積み上げていく学問ではないらしい。

本文を整理してくれているあとがきがよい。
正当な科学が、冷徹な事実の記述に過ぎず、
精神分析は、あまりに明白な理不尽な不平等にメスを入れる。
これ、
 食物連鎖は、ライオンに食われるシマウマの恐怖を説明しないし
 父と息子は、理不尽なまでの上下関係がある
科学者がこれを不問にするのは、平等性の確保という権力の行使である

世の中は、物質だけで決まらない。
しかし、フロイトは宗教を徹底的に糾弾している唯物論者である。

さて、もう一度読んだらわかるだろうか、他の本へ進もうか。

TOC関連の5冊(エリヤフ・ゴールドラット)

2009-01-24 | Weblog
ザ・ゴール (工場の生産管理)
ザ・ゴール2 (販売)
チェンジ・ザ・ルール (ソフトウエア開発:PeopleSoft)
クリティカルチェーン (プロジェクト管理)
ザ・チェンジ (問題解決)

久しぶりにゴールドラットの新書(ザ・チェンジ)を見つけて読んでみた。

・人はもともと善良である ⇒ 人を責めていると真実を見落とす
・全ての対立は解決できる ⇒ 信じることだ
・ものごとはそもそもシンプルである ⇒ そう、信じることだ
・どんな状況でも飛躍的に改善できる ⇒ これも、信じること
・すべての人は充実した人生を過ごすことができる ⇒ 気付くこと

幸せになるために必要なことは、
Define your own success! (not happiness)
Define your own uniquness!

宋さんの最近のメールマガジンで、トヨタの大野耐一氏の、
  職人は能率を目指すが、経営者は効率を目指す。
という言葉を紹介していた。
局所最適から全体最適へということだろう。
解説にも大野耐一氏のことが書いてある。
TOCの理論の根底には、Harmony、WA(和)がエッセンスとして流れているのだという。

ゴールドラットの考え方を否定しないが、最近のトヨタの凋落の理由が北米工場の過剰在庫であったりと聞くと、トヨタはゴールドラットの考えとは離れてしまっているのではないだろうか。
特に国内でのトヨタの評判は、自分の都合の良いJITを押し付ける下請けイジメの会社ではないだろうか。
とても、Win-Winを志向しているとは思えない。

どこぞのUSの会社のcorporate policyを、似ているなと思い出した
It is the policys and actions that flow from the belief
that men and women want to do a good job, a creative job,
and that if they are provided the proper environment,
they will do so.

仲間を信じる
考え続ける
成果をわけあう

重要なことを見極めること、その原因と結果に働きかけること
ものごとは当たり前に動くのだから

ただ、もうひとつ追加したい
人はどこかで満足する、我慢できればそのままにする。
これから立ち向かう困難と得られる快感とを比べて、困難の方が大きいと感じたら
その場に留まる。

楽な人生より、充実した人生を目指そう

サヨナラ、学校化社会 (上野千鶴子)

2009-01-16 | Weblog
読み終えた本が積まれるようになってしまったけれど、やはり感想が書きたくなるのは、上野千鶴子だ。

そして全くその通りだ。
どいつもこいつも、どこかで聞いたような読んだような話ばかりレポートしてくる。授業で聞いたことや、図書館で調べたことを綺麗にまとめただけ。
みな同じようなレポートになる。そんなものに価値はないと、上野先生は怒っている。
こんな仕組みを助長している学校は、社会にとって価値がない。
ふーん、まあいい。

学校とは、成績を通して、特権階級を再生産するところ
下層階級は、努力して来なかったのだから、厳しい現実を受けいるよう教えるところ、敗者が敗者であることを納得させる時間を過ごすところ
上下関係を納得させるのが一番難しいのは、2流エリート
一つの価値観しか認めない
敗者は不満、勝者は次に負ける不安をもつ
女の子の思春期とは、自分の肉体が、自分の意志とは関係なく、市場価値があり、値踏みされることに対して、折り合いをつけなければならない時期
女は、英語習得にラッキー

未来のために今を我慢するのはやめよう
人と違っていい。違ったほうがいい。
自分は何が好きか、何が気持ちよいか、その感度を鈍らせないこと

これは感想じゃない。オリジナルじゃない。
上野先生に怒られそうだな。
でも面白かったよ。

Netのアダルトwebに登場する女の子・人妻の分析をしてみたらおもしろそうだと、脈絡なく思いついたよ。