黒猫 tabby の本読み日記

日々読み飛ばしている本と、その日の思いを、きまぐれネコがつづります。
猫と女の子と、本の世界に癒しを求めて。

戦略がすべて(滝本哲史)

2019-09-16 | Weblog
Strength Finder診断では、戦略性がトップに来る私だが、
ほんとに戦略性があるのだろうか。
戦略 -> 作戦 -> 戦術(Strategy -> Operation -> Tactics)

才能勝負の世界では、才能は事後的にしかわからない。だからAKB方式のプラットフォームを使って、いろいろな人材にチャレンジさせてうまくいったら顔として選抜する。
顔の見えない仕事は、コモディティ化された人材の仕事になる。嫌なら競争に参加するしかない。

戦術の失敗は戦略で補うことが可能だが、
戦略(トップ)の失敗は戦術(現場)で補うことはできない。戦略論の定石
ブラック企業は戦略から間違えている。利益がでないビジネスモデルなのに、
現場になんとかさせようとしているに過ぎない。
「戦略で勝つ」とは、横一列の競争をせず、他とは違うアプローチを模索すること

戦略とは、勝つことを考えていくことであるが、次の本にあげる、美意識に勝てるだろうか?
美意識に従うということも戦略の中なのだろうか?


超AI時代の生存戦略(落ち合い陽一)

2019-09-16 | Weblog
シンギュラリティに備える34のリスト

第1章 超AI時代の「生き方」
 ワークライフバランス⇒ワークアズライフ
 AIが仕事を奪うのではない。AIに親和性の高い人が、低い人から仕事を奪っていくだけで、これはこれまでの機械化、IT化と同じである。
 自分の趣味性を知っておかないと、他人と違ったことをことをやりたい原動力は生まれない。フェチズム、暇なときに何をする?
 好きな遊びの報酬を知っているか
  射幸心としてのギャンブル的な報酬
  収集欲としてのコレクション的な報酬
  体感的な心地よさの報酬
 やる前に考え出すと前に進めない⇒やって面白いか?を見る
 遊びはcontextを理解していた方が面白い

第2章 超AI時代の「働き方」
 時代の速度より遅い進捗は、いくらやってもゼロになる
 キャッチアップ能力の低い人が資格の権威を守ろうとする
 新技術の習得には、無駄な学習時間を減らすこと
 自分らしさを探すより、コミュニティを探す、作る方が重要になる
 ⇒コモディティ化を避けてブルーオーシャンを目指す
 作ってしまったものを売るより、顧客にどういう利便性があるのかが先
 会議で利用する「捨て資料」を作る文化をなくす
 機械がサポートできることは頼ること、そこを修行にしないこと
 不必要な作業をしない;ツールを使う、中間行程を気にしない、機械にできることはやらない、意味の無い修行はしない
 機械との差別化は一見非合理な時間の使い方にある
 リサーチ:機械から人への依頼の変換(研究者)
 ディベロップメント:人から機械への指示の変換(プログラマー)
 フックのかかった状態:詳しくは覚えていないが過去に解いたことがあり、調べればすぐにわかる状態。クイズのような即答は不要。
 ジェネラリストよりスペシャリストが先にある、ニッチでもトップを目指せ

第3章 超AI時代の「生活習慣」
 ストレスフリー:無為自然、主体性を捨てる、他人と比べない
 体を動かさないと脳の動きは悪くなる
 敢えて壊す、変わったことをする、ことは人間の特徴だ⇒報酬系
 お金は貯めるより、人や自分へ投資すべし
 子育ては、義務より趣味へ。報酬系を理解すれば勝手に伸びていく

エピローグ
 古典的人間性とデジタル人間性は、バベルの塔のようになり、言葉が通じなくなり混乱を起こす

さて、なんだったのだろう、この本の趣旨は。