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[海外ドラマ] 「マンダロリアン」が面白い

2020-01-08 | 海外ドラマ

ディズニーが昨年春から日本独自で始めた定額配信サイト Disney DELUXE にて「スター・ウォーズ」の新作ドラマシリーズが配信されていて、2020年1月初旬の時点でシーズン1の第二話までしか見られてませんが(全8話構成)、これが実に面白い!( ゚∀゚)o彡゚


舞台背景はEp.6「ジェダイの帰還」にて銀河帝国による支配体制が反乱軍によって打倒された数年後、旧三部作シリーズに登場していた賞金稼ぎのボバ・フェットという、脇役でありながらその寡黙で有能な武士然とした佇まいが人気のキャラがいたんですが、彼の一族?の一人が主人公となっています

ボバの身の上の設定が ”マンダロアの戦士” だとされた経緯について、(劇中でセリフ等で特に説明されてもいなかったので)どの様にその裏設定的な知識がオレの耳に入ってきたのかは正直憶えていませんが、Ep.5「帝国の逆襲」で初登場したチョイ役でありながら主要キャラを出し抜くという非常に ”おいしい” 役回りで、彼の存在がスター・ウォーズ世界を大きく拡げたといいますか、ジェダイ騎士やダースベイダーとは別種の ”強者” がこの広い宇宙には沢山いるんだなと感じさせてくれた貴重なキャラでした

ビジュアル的にも非常にカッコ良く、Ep.6の公開時点では既に大人気になっていたにも関わらず、その余りにも微妙な最期がファンを大いに落胆させてしまった事にルーカス監督が動揺し、後年その最期のシーンは ”公式” に無かったことにされた(実はこっそり助かっていた)というなんだか微妙な設定が追加されてたりします(^_^;)

(…これが前例となって後に、ダースモールやらパルパティーンやらの ”実は生きていた” 展開が繰り返されてしまった元凶なのではと思ってしまうのは穿ち過ぎでしょうかw)

で、その最期が取り消されたのはともかくいくら人気が凄かったとはいえ、Ep.1~3の根幹の設定にまでボバを絡めてしまったのは流石にルーカス監督もやり過ぎじゃねと思ってしまったのはオレだけでしょうか…


…ってハナシが逸れました

とにかくその大人気だったボバのルーツである、 ”マンダロアの戦士” をタイトルに冠した「マンダロリアン」が新たに配信専用のドラマシリーズとして制作され、本家の映画シリーズであるEp.7~9にルーカス監督は一切タッチしていませんが、今作にはどうやらアドバイザー的にこっそり?関わってるらしく、”これぞ「スター・ウォーズ」” 的な絶賛評価も多いみたいです

何が「スター・ウォーズ」らしさ~かというのは人それぞれで違うでしょうけど、オレにとってはガジェットとしてのジェダイ騎士やらシスやらも勿論好きなんですが、”壮大な宇宙空間と土や油にまみれた生活空間がシームレスに繋がってる” 感が一番大事な気がします


"A long time ago in a galaxy far far away..."

世界で一番有名だと思われるシリーズの序文ですが、”はるか遠くの銀河” であると同時に、”遠い過去” の物語でもある「スター・ウォーズ」には神話や古典からの引用も多く、愛や欲望、希望や絶望といった ”人間の営み” の普遍(不変)の泥臭さみたいな部分が多くの観客の心を掴んできました

演出の手法としてルーカス監督は(自らの愛した)”チャンバラ映画” や ”西部劇” の手法をSF世界に取り入れる事で無国籍感や時代を超越したエンタメ性を醸し出すことに成功していましたが、「マンダロリアン」はまさにその ”原点” に忠実です

口数も少なく本名も明かされず、ただ ”マンダロリアン” と呼ばれる孤高のガンマンが賞金稼ぎとして生きる様が描写されてるんですが、まだ二話分しか見てないのに、その ”苦労人”っぷりに涙が出そうになりますσ(^◇^;)

アーマーの下の素顔はおそらくまだ若く、賞金稼ぎとしての実績を積み上げてる段階の主人公が謎の陰謀に巻き込まれていく流れですが、(賞金首を始めとした)悪党には容赦しない矜持と、(素質はあっても)まだ ”凄腕” と呼ばれるには至っていない技量が釣り合わないカンジがとても人間くさくて実に応援したくなるキャラですw


ギルドの酒場で多種雑多な宇宙人が集うシーンでは実に懐かしい感覚がしましたが、新々三部作ではこういう要素が弱かったなあと改めて思ったりしましたね……(滅びた)帝国の通貨が使い物にならなくなってる一方で、カーボンフリーズの技術は便利に取り入れてたり、こういう風にSWの世界観の時間の流れみたいなのを大事にしてるのが伝わってくる部分がオタク心をくすぐってくれますなヽ( ̄▽ ̄)ノ

主人公以外のキャラも魅力的で、一話から助っ人キャラの老宇宙人(そういえば彼の名前も無しか)、賞金稼ぎドロイド、○○○が登場しますが、実にいい ”生き様” をそれぞれ見せてくれます

そして第二話、例のあいつらの再登場に興奮し、大昔の某アーケードゲームをパロディにしたっぽいアクションシーンには大笑いさせて貰いましたw


日本では毎週金曜に配信されるとのことで、次の第三話も楽しみでなりません( ̄▽ ̄)=3

 

200110追記:

This is the way !!!!

 

200214追記:

シーズン1最終話を見終えましたが、最後まで見応えありました

特に最終二話においては結構グダグダというか、意味不明な展開も一部にはありつつも、”マンダロアの戦士” を物語の中心に据えた ”スターウォーズ世界の拡張” は見事に果たされていたのではないでしょうか

一応、最終話で ”ジェダイ” というセリフだけチラッと出してみたり、チャイルドの正体やら黒幕モフの真の目的やらは何も明かされてない状態ですが(おそらく制作側も敢えて細かい設定はしてなかったと想像w)、シーズン2では流石にそれなりに突っ込んだ設定にしてくるでしょうから、ある意味(スターウォーズ本編の)”パロディ” 的な面白さだけでも許されたシーズン1とは違って、ファンの見る目も本格的になるでしょうからそこが楽しみでもあり少々心配でもあり…

元々はマンダロリアンのシーズン2の放送(日本では一年後?)まで退会するつもりでディズニーDXに入会したんですが感想を見てると、どうやらアニメ版の要素も結構取り入れてるみたいで……テレ東で放送していた「反乱者たち」の一部と、ビデオレンタルで「クローンウォーズ」の第一シーズンだけは見てるんですがこのまま入会を継続して見ておくべきか…

マーベル作品も「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」までしか見てないのでこの機会にMCUシリーズも追いかけてみるか……うーむ、アマプラとネトフリにも既に入ってる状態なので、これ以上時間ばかり食われるのは怖いんだよなあ(見たいドラマシリーズやら映画はいくらでもありますが何とか自制中w)

とりあえず今月一杯考えてみますσ(^◇^;)

 

「マンダロリアン」シーズン2感想


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