[映画] TNG パトレイバー/第5章

「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章」を川崎チネチッタにて観て来ました

いよいよ後半戦に突入しましたが、今回は第3章に続いて非常に満足度の高い状態で劇場を後にすることが出来ましたヽ(￣▽￣)ノ

ほぼシリアス一辺倒だったEp.8と、シリーズ最高のふざけっぷりｗのEp.9の組み合わせはまさに、「パトレイバー」という作品の振り幅というか懐の深さを象徴している内容でしたねえ……今回、初めて劇場から出てくる親子連れというのを目撃したんですが（これまではオレも含めて99％がおっさんばかりでしたｗ）、小学生っぽい子たちがケラケラ笑いながら感想を言い合ってるのがメッチャ微笑ましかったです

初日に行ったことも大きかったのか、Ep.9上映中に何度も笑い声が上がっていたのも何だか嬉しかったなあ( ゜∀゜)



以下ネタバレ感想：
Ep.8「遠距離狙撃2000」……Ep.7から連続でのカーシャ回ですな

映画には ”狙撃手モノ” っていうジャンルがあって、（派手さは無くとも）人間の心理戦みたいなのがクローズアップされた名作がいくつかあったりするんですが、平和な日本を舞台にして、まさかここまで本格的な狙撃手モノが出てくるとは嬉しい誤算でした

対抗狙撃（カウンタースナイピング）の為には相手の心理に可能な限り近づく必要がある……そのセリフ通りに、回想シーンの声が徐々に近づいて来て、すぐ背後にまで声が近づいた時に全ての準備が完了する、っていう演出にはシビれまくりでした( ゜∀゜)o彡゜

ここまでのエピソードでカーシャというキャラが既に十分 ”立っている” というシリーズ物のアドバンテージがあるにしても、極力、セリフによる説明を少なくする演出は見事だったと思います……隊長や塩原以外の第二小隊の面々を正直、持て余し気味だったのは仕方ないかな(^_^;)

カーシャの見せる表情集も素晴らしかったです

Ep.9「クロコダイル・ダンジョン」……ダンジョンみたびｗ

各種インタビュー等で、相当なパトレイバーマニアっぷりをアピールしていた田口清隆監督による、初の本編作品が公開されたワケですが、いやー、これは凄かった！

ちょうど、huluにてアニメ版「地下迷宮物件」と「ダンジョン再び」のエピソードが配信されているので、久しぶりに見直してから劇場に足を運んだんですが、再現度が凄すぎるｗｗ……ただ、今回は三度目のダンジョン探索エピソードというワケではなくて、「ダンジョン再び」の焼き直しとして、二度目の探索行みたいに見受けられるセリフと、やっぱり三度目だという風な表現が入り交じっているのがちょっと混乱してしまいました(;´Д`)

大ざっぱに言うと、導入部からダンジョンに潜るまでは「再び」の焼き直しなのに、ダンジョン内で起こる展開は「再び」で起こった現象が過去に既にあった事として扱われてるんですよ（トラップの残骸やら大量のワニの卵等）……その辺は（ご都合主義的に）脚本をワザとボカしているのかもしれませんが、それでも、単なる焼き直しと思わせて終盤で結構新規要素をぶち込んでいたので、イロイロと帳消しの気分ですかねｗ

あと、パニック描写はやっぱり実写ならではの面白さが抜群に表現されますなｗ

Ep.10予告：
いよいよレイバー戦！と派手に煽られていますが、新潟の街中をレイバーが暴れ回るシチュエーションなんて、果たしてそんな大規模な展開が（予算的に）可能なのかと今からハラハラしているのはオレだけではないでしょうｗ

Ep.11予告：
カーシャのおかげですっかり影の薄くなってしまってるヒロイン明ですが(^_^;)、第6章では全編に渡って出ずっぱりでしょうから楽しみですな！


映画感想一覧

TNG パトレイバー/第1章、TNG パトレイバー/第2章、TNG パトレイバー/第3章、TNG パトレイバー/第4章、TNG パトレイバー/第6章、TNG パトレイバー/第7章、TNG パトレイバー/首都決戦、TNG パトレイバー/首都決戦DC版