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ミュージカルの舞台を中心に活動する鈴木結加里のブログ

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オトナのことば

2011年05月26日 | 日記
歌のレッスンを、姉妹で一緒に受けにくる子がいます。

姉妹仲もとてもよく、真面目で、かわいく、一生懸命で、見ていてとてもほほえましい

ところが、2人そろって、歌うことにビビっていて、気持ちよく声が出せるようになるまでに、
毎回30分以上かかってしまうのです

で、そのあと、練習曲で、やっとのびのび声を出しはじめるのです。

「始めの30分がなければ、1回のレッスンで、もっと先に進めるんだけど、
どうしてビビるとこから毎回始めちゃうんだと思う?」と聞いたら・・・

「お父さんに、音痴だと毎日言われてる」
「所属してるダンスユニットの先生にも、歌が弱いから、いいポジションがとれないといわれてる」

あらあら~、それは自信なくすし、歌うことがこわくなっちゃうわよね。

で、レッスン後にお母さんと話す。

「レッスンを受けに来るのは、本人達になんとかしたいって気持ちがあるからだと思うし、、
ご両親も上手くなってほしいからレッスン代だしてくださるんですよね?
なのに、おうちで、音痴だ音痴だって毎日言われてたら本人たちもそう思い込むし、ネガティブになりますよね。」

「お父さんがやってることは、レッスンやってく上でも本人たちにも、
まったくプラスにならないので、絶対に言わないようお伝えいただけませんか?」と。

たとえるなら、容姿に自信がない子に、毎日「おまえはブサイクだ」と言ってるのと
同じことだと思うんです。

私たちも、子供のころに、親や周りのオトナからそういった類の言葉を言われることは多々あったわけで、傷つきながらも、なにくそ!と他のことに頑張ったり、反面教師としてとらえたりして、大人になってきたわけです。

オトナは、いわゆるトラウマのせいにして、逃げることは、もうできないですからね。

オトナの言葉って深く子供の心に刻み込まれてしまうので、子供たちに発する言葉は
十分考慮してから口に出さないとですね。

自分も気をつけよっと。