今日は東京はとても暖かく、いよいよ春が近づいてきたなぁ~

春は、別れの季節でもありますが、スタートの季節でもあり。
大人になった今は、あまり変化が無いものの、
やはり何か始まるようなわくわくした気分になります。私だけ?
先週、木曜日から、専門科クラスの授業内容も新しくスタートしました。
『何紹基集(かしょうきしゅう)』

何紹基(1799-1873)は清の時代の詩人、書家です。
テキストの中を開けてみると…

行草体
前回までの楷書とは同じ清の時代の書家でありながら、
ガラリと雰囲気が変わり、心機一転です。
一見、難しそう… と不安になりますが、
繊細さと強さを兼ね備え、見れば見るほど、魅力的な文字だなぁと思います。
好きな書体かも


カリキュラムが終了する頃、
私の文字に何紹基が宿りますように。
ついつい、創作が楽しくなり、古典に触れない時間が
多くなってきていましたが、専門科に入り、
「臨書」という時間を持つことで、
創作の時とは違った心の落着きや、静けさを感じ、
一方では書かれたその時代を想像したり、文字から伝わってくる気を感じたり。
書に携わっているうちは、勉強することがたんまりあって大変だ

