馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

VS Cape Cod Frenzy (3/3/2007)

2007年03月06日 | Brooklyn Comets
(試合会場のあるEasthamという町がどんだけ僻地にあるか伝えたかったので、地図など載せてみました。右上の半島のキュっと細くなったところがEastham。)

またまた来ましたCape Cod。マンハッタンから片道車で約5時間。しかも今回は、車を出してくれたアシスタントコーチが何を血迷ったのかすぐ帰りたいというので、試合終了後すぐ出発。往路で下手に運転を替わってあげなければ、諦めて一泊してくれたかも知れなかったのに。。。結局帰路も半分以上の運転を僕が手伝うことになり、家に着いたのは夜中の3時半。

前の試合Newarkに負けてここまでの連勝が途切れてしまったが、お陰で目が覚めた。試合翌日の練習では「Get back to basic」を合言葉に、再度うちの強みがなんなのか(ディフェンス、トランジション)を確認。

Cape Codの中心選手はRob Sanders(6'7" F)。その運動能力の高さは、前の試合でうちの選手が下に2~3人いる上からアリウープを叩き込もうとした程。ボールハンドリング、パッシングにも優れ、ディフェンスリバウンドをもぎ取るとそのままドリブルで速攻を先導し("North South"と呼んでます)、マジックジョンソンばりのノールックを決めるという恐るべき逸材。こんな僻地にいることが不思議。更にCape Codは前回のうちのプレスに懲りたのか、シーズン残り僅か、且つプレイオフに出られる可能性は極めて低いにもかかわらず、わざわざプエルトリコでプレイしていたというPGと新たに契約していた。

木曜日の練習や試合前のミーティングでの話し合いが効いたのか、今回は珍しく開始からうちのバスケットを展開。激しいディフェンスから速い展開に持ち込み、あっというまに10点近いリードを築く。投入する控え選手が皆それぞれの役割をこなし、ディフェンスの手を緩めることなく一時は24点差までリードを拡大。

ハーフタイムでは、点差を忘れてアグレッシブな姿勢を保ちつづけること、また相手がプレスを仕掛けてくるのは想像できたので、Press BreakerをきちっとExecuteすることを確認。しかし相手がPGを2人コートに置きスモールラインナップで来たため、あっさり相手のプレスに引っかかってしまう。後半途中にようやくこちらもPGを投入&スモールラインナップを採用したが、今思えばこの対応はもう少し早くすべきだったと反省。

更に相手はRob Sandersをトップに置く1-2-2でうちのガード陣の動きを封じる作戦に。正直お世辞にもゾーンをうまく攻められたわけではないが、ディフェンスの手を緩めず、またなかなか火がつかなくてもずっと励まし続けていたシューターが3Qに大爆発したお陰で、最後はもう一度突き放して138対126で勝利。

しかし今回何がキツかったって、テーブルオフィシャルのヒドイこと。前回もここではメディアタイムアウトを勝手にうちのタイムアウトとカウントされ、一回タイムアウトを損したことがあった。今回はそれ以上。点数やファウルが何度も間違っていて、その度に僕が確認しなければならなかった。お陰で今回は試合中ずっとその対応に追われ、悔しいが戦術面であまり貢献することができなかった。

混乱だらけのシーズンもいよいよ今度の土曜日、Strong Islandとの試合で最後。勝ってプレイオフに望みを繋ぎたい。


最新の画像もっと見る