兵庫県宝塚市:花粉症・アトピー性皮膚炎・アレルギー過敏症などの専門院 たからづか自然療法院の院長のblog

オステオパシー、カイロプラクティックといった手技療法、アレルギー除去療法、発達障害児への改善療法など

インフルエンザ : その予防法 その2

2011年12月23日 | 健康情報
さて、昨日はインフルエンザの予防法として、インフルエンザウイルスが生き難くする環境作りのお話をしました。
(昨日の記事 → インフルエンザ : その予防法 2

屋内の話は分かったのだけど外出出来ないじゃない!?ってことになりますから、今日はもう一つ、屋外での予防についてです。

インフルエンザウイルスは、主にくしゃみをすることでウイルスが体外へ飛沫されることで感染を広げます。
それら飛沫されたウイルスを吸い込んだり、口にしてしまったりといったことですね。

そんなウイルスを吸い込んだり口にしないようにするにはどうすれば良いでしょうか?

真っ先に思い浮かぶのは"マスク"ではないですか?
ですが、このマスク、実は自衛のためにはほとんど効果が無いのです・・。
というのも、巷で普通に販売されているマスクでは目が粗く、インフルエンザウイルスがすんなり通過出来てしまうのです。

よく”ウイルス99%カット!”という表示のものも見掛けますね。
これならどうでしょうか・・?
確かにフィルターとしての性能はあるようですが、顔とマスクとの間に隙間が多くこれもまた効果は期待出来ないようです。
透過率はなんと78%もあるそうです。

続いて立体成形された同様のマスクではどうでしょうか・・?
顔との隙間はかなり少なくなるように思えます。
透過率はというと68%程度なのだとか・・。
これまた効果が期待出来ないようですね。

では、一体どんなマスクなら効果が期待出来るのでしょうか?
それは”N95”という目の細かい医療用のマスクです。
これで透過率は0.3%となり、まず安心です。
ですが、このマスク、着けていただくと分かりますが、息苦しくって仕方ありません!
これを着けて日常生活を続けることはまず無理…でしょう。

じゃぁ、マスクなんて全く意味無いじゃん!
そうお思いになられることでしょう。
はじめに言ったとおり"自衛"としての効果はほとんどありません。
ですが、感染者からの飛沫を防ぎ他者への感染の予防にはなるのです!

しかしながら、実はマスクも自衛的な感染予防にも貢献している点があります。

インフルエンザウイルスは飛沫され、空気中に漂っているだけではありませんよね?
屋内であれば家具や壁、床など、交通機関であれば吊り革など・・。
そういったところに付着しています。
それらを手で触り、そのまま顔を触ることって自身では気がつきませんがかなり多いことなのだそうです。
それを実験している番組が以前あったのですが、回数は忘れましたが知らず知らずに顔を、特に鼻の周りを触ることが非常に多かったのを記憶しています。
ウイルスの付いた手で鼻の周りを触り、そのまま吸引してしまう。
以外に多い感染ルートのようです。

どうでしょうか、マスクをしているとそういった行為が出来ない・・。
違いますか?
マスクをつけていることで自衛的にも感染予防になってはいるのですよ。

あとは、屋内に入ったら、手洗い、うがいを忘れずに行うこと。
出来れば、鼻うがいをお奨めします。
インフルエンザウイルスは鼻の奥の空洞など、つまり副鼻腔で増殖するからです。

鼻をうがいだなんて痛いから嫌っ!とお思いでしょうから、一つ痛くない方法を。
生理食塩水で行うと体液との濃度が同じなので痛くありません!
0.9%の食塩水を作っておいても良いですし、面倒くさければドラッグストアなどでも売っています。
念を押すなら人肌に温めておくと完璧です・・。(笑

作るなら、1リットルの水に9gの食塩を入れてかき混ぜればOKです。

鼻から生理食塩水を吸い込んで(または流し込んで)お口から吐き出す。
その後は喉と口のうがいをお忘れなく!

今回と前回の予防法の合わせ業で、ご自身で出来るインフルエンザの予防はバッチリですよ!




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