鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

俺の見たエヴァ現象

2006-10-09 10:30:53 | 雑記
エヴァは気がついたらアニメ作品ではなく社会現象になっていた。
自分から見たらエヴァンゲリオンとそれを取り囲むたくさんの人たち、という光景が見えるわけだ。
しかもアイドルコンサートのそれとは違い、そのたくさんいる人たちは喧々諤々の論争、喧嘩をしていたり泣いていたり性的に興奮していたりとかもうぐっちゃぐっちゃの状態。魑魅魍魎百鬼夜行だった。
自分はその現象を込みで本を出そうと思った。
で、出た。
…。
この前後にまつわる話はまだ書くべきなのかどうか悩んでいる。
自分の周囲の人間関係がぐちゃぐちゃになった、ということだけはいえる。
キッカケはエヴァだったのだろう。でも自分はエヴァが悪いとは思わない。
「たかがアニメ」(あえてこの表現を使わせてください)で壊れる人間関係だったら、他の何かの要因でもいつか壊れていたのかもしれない。
そう思わなければやってられない部分がある。
それにエヴァのおかげで出会いもあったんだし。それには感謝しなければならないわけだ。その別れと出会いを数値化してプラスマイナスを計算する器用さは自分には、ない。

当時の自分、いまになって思えばもっと「普通にエヴァが好きな人」に対してもっと取材すべきだった、と反省している。
そうだ、あの庵野さんあてにイラストつきの手紙を送るような、市井のアニメファンに対して…。
いまの時代ならみんなネットで日記やっていたりもするので探すのは容易なのかな。よくわからん。

ブログでこんなことを書いているがいまだにこの問題に対して自分は未整理なところが多すぎる。もうちょっと落ち着かないと。

時は遡ってそのエヴァ劇場版、公開直前。
自分はゲームセンターに1人で行って、プリクラで綾波レイとのツーショットを撮ってきた。そういうことはあとにも先にもこの時だけ。
何かのシャレのつもりだったのかもしれないし、ひよっとしたら一方的な罪悪感からくる贖罪、だったのかもしれない。何に対しての罪悪感なのかもよくわからんが。
印刷されたそれを見て、自分のとなりにいる青い髪の少女に対して、
「悪いとは思わないけど、何で君はそんなに人気者かねえ」と思ったのはしっかりと覚えている。

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