※漫画ボンでの読みきり連載の一編。 . . . 本文を読む
04年の春頃に二見書房のボーイズラブ雑誌「シャレード」に掲載。
雑誌に載せられる範囲で、ということで書いた。
まー、この他にもいろいろグチャグチャしたことがあった。しかし当事者のほとんどがまだ生きているので書くのにはいろいろ勇気と気配りが必要だ。
今回の話はトラウマとかそういうものの話題がメインなので苦手な人は読まないでください。自分が潜在的に同性愛的なのはどうしてなのか、と自問自答した結果 . . . 本文を読む
※雑誌がなくなるというので最終回だった原稿。
AV業界に対して何か漠然とした不安を持っていた。
現在その不安は現実となった。ちなみに本稿で紹介したアダルトDVDはいまは何処にあるのかもわからない。
さて今月で雑誌がお休みということでこの連載も終わってしまうのですが、まあ短い期間ながらも自腹でアダルトビデオ、おっとDVDを買うというのはなかなか貴重な体験でしたわ。
さて前述もしましたがアダルト . . . 本文を読む
毎月25日に発売の漫画ボンというエロマンガ雑誌にこんな小説を書いてます。
月だけがすべてを見ていた。
少年は毎晩、家を抜け出し、とある場所に行っていた。
そこは彼が生まれるずっと前から空き家になっている屋敷。結構な大きさであるが住む人も掃除する人もいない。屋敷を囲う石垣は苔に包まれており、またその高い石垣を越えるように雑草が生い茂り、その主を失った屋敷の様子は、もう見えない。
少年は数日 . . . 本文を読む
※2000年頃にとある雑誌で書いた。本来は「いろいろな業界の女性にインタビュー」という企画だったのだがこれは番外編的に書いたもの。
今回はインタビューできない人の話を書く、できない理由は読んでいけば分かる。
何年か前に通い詰めていて古本屋である女性と知り合った。年は私より少し上だろうか。古本屋の店主曰く、「この人は戦前のSMを調べているんだよ」と。
黒髪が長い。綺麗な人だった。背も高く痩身。そこ . . . 本文を読む
※昨年の暮れあたりに掲載された、二見書房のボーイズラブ雑誌「シャレード」の連載から。
先日、別の人と話していても似たような話になって「あれ、この話って自分、原稿に書いたよな」と思い出してここに再掲する次第。シャレードの連載はまだ続いております。おヒマな時にでも読んでくださいな。
マンガの原作の仕事もしている関係からか『物語』について話すことが多い。友人知人に映画などを撮っている人がいることもそ . . . 本文を読む
その日はクリスマス・イヴだったのだけどこんな稼業にとっては年末進行の1日でしかななく、非常に疲れていて壊れていて、もう何も書きたくないなあ、と逃避気味に街を徘徊していた。街は当然のようにクリスマスなんだからクリスマス気分。いつもよりにぎやかだ。いつもなら女性しかいないピアスやらアクセサリーの売り場に男がうろうろしてプレゼントを物色している姿もなかなか異様ではある。そんな時に自分は妙に世界と隔離さ . . . 本文を読む
※一昨年(04年)の暮れくらいに書いて年明け(05年)くらいに掲載された、はず。
韓流だか何だか知らないけれどもここにきてにわかに韓国ブーム。知り合いが韓国に行こうと思ったら航空券が取れないとかで旅行を断念していた。ワールドカップが下地だったのか、それともそんなこともお構いなしでヨン様ひとりの功績によってここまでのブームが起きてしまったのか。もし後者だとしたらあのサッカーは何だったのか、といい . . . 本文を読む