鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

エヴァ、ここ最近

2006-10-10 08:57:59 | 雑記
あの熱狂はなんだったんだろうか。
エヴァを見た見ない、好き嫌いに関わらず現状に対してかなりの影響力を与えてしまったのは事実。
理屈をこねれば、何にだってエヴァへの回答やオマージュ、アンチテーゼを読み取ってしまっても可能。まあ理屈というのは半ばそういう危険性もあってどんなものであっても「○○への回答」と説明できることができるのかも。しかしその状況にみんな違和感を唱えない、という現状はそれが(真実でなくても)そう感じてしまっているのだろう、と。
つまり「いまはエヴァ以降の時代だ」と。
自分は去年くらいに「セカイ系」という作品カテゴリがあることを知る。
何をしてそうカテゴライズされるのかはよくわからなかった。主人公がたたかうことに対して苦悩する作品なら昔からあったしね。
ただそのセカイ系として紹介されているエヴァ以降の作品を自分が全く見ていない、読んでいない、という事実には愕然とした。

一度冗談半分(すると半分は本気か?)で「セカイ系は『世界』のカタカナ変換にあらず、あれはセントラルリーグのセだ。それを愛好できない自分らは『パカイ系』だ」といったことがある。パはパ・リーグのパね。何のこっちゃい。

しかし、だ。エヴァ以降に出てきた作品、そのなかでセカイ系といわれていものほとんどを、アニメに限らず小説を未見の自分はなんともいえない。
ただちょっと調べてみたらセカイ系の定義もなかなか難しいらしいですね。
これだけはいえるがエヴァ以降の作品はエヴァほど「それに興味を持たない人まで巻き込む」力はそれほどないのではないかな、と思う(ここで大事なのは作品の出来と人を巻き込む力というのは全くの別物だということ)。

ま、この話はここらで終わらせよう。自分が「セカイ系」というものをよく理解してないのだから憶測、推測ばかりになってしまう。

時はいろいろ流れて数年前、パチンコ屋で自分はおばさんがエヴァのパチンコを打っている姿を見た。そのおばさんはエヴァが何なのか、なんて知らないだろうな。
画面にシンジが出たときにおばさん、
「この子はダメなのよねえ」と一言。
それをたまたま聞いてしまった自分は、
「ああ、俺のなかでエヴァがやっと完結した」と思ったものだ。この感覚って伝わらないかなあ…。

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