日本車の牙城であったタイ国内の自動車販売を中国製EVが崩し始めて
きているのが日本でもニュースになったりしていますが、先月、その
中国製EVブランドの一つであるNETAに関して深刻な資金難と多額の
負債が伝えられてタイのユーザーを心配にさせています。
そして、今度は下記の様に中国本土での販売水増し疑惑がニュースに
なっていたのが目に止まりました。
販売前に保険契約をすることによって販売を水増し
ロイター通信の7月21日付け記事
NETAに関しては2023年3月に華々しく(?)タイ工場の起工式を行った
のに、同年12月にはタイでの販売不振で400人規模のリストラ計画を
発表し、今月にはタイ法人の事業一時停止を発表しています。
”一時”となっていますが、多分”一時”にはならんのでしょうね…
タイでも販売中(販売していた???)の"NETA V"
昨年、GRABでシラチャからチョンブリFCスタジアムまで乗せて行って
もらったのがこの車でした。
その時から興味有ったので、到着してから運転手に頼んで少しだけ
運転させてもらったんですが、タイで55万バーツ程度の定価で販売
されている車にしては、まぁ普通に運転しやすい車でした。
後部座席に乗ったことや運転したことが有るだけで、長期保有はして
いないので決めつけは出来ませんが、車の出来としては問題なくても、
アフターサービスや充電施設の点で、今のところやはり100%の電気
自動車は自身の購入候補に挙がって来ません。
膝の手術でタイを離れる前に自身の所有車を売り払ったんで、来月
にはまた新しく購入しなければならないので、日本メーカーのエン
ジン車やハイブリッド車には頑張って欲しいところ…
NETAに関しては、おそらくこのままタイ市場から撤退してしまうん
ではないかと思いますが、”後始末”だけはちゃんとしてからにして
欲しいですね。
まぁ、でもシラチャではSUZUKIのディーラーが突如閉鎖を発表して
直ぐに店を畳んでしまって、シラチャのSUZUKI車ユーザーの反感を
買っているんで、日本ブランドもあまり偉そうなことは言えないかも
知れませんが…
現状、個人的にタイで少しは安心して買える中国ブランドのEVなら
BYD, MG, GWMくらいでしょうか???