修成建設専門学校 ガーデンデザイン学科 (造園)のブログ

関西の専門学校でエクステリア・ガーデニング・造園・園芸・園芸療法・外構・ガーデンデザイナーを目指す若者達へ

研修旅行~名園と大自然を巡る旅 ②~

2017-09-10 00:00:00 | 日記
 9月4日 月曜日。この日も時々と前日よりも少し涼しい朝。
2日目は、まず香川県の“讃岐まんのう公園”に行ってきました
  

こちらの公園は四国で唯一の国営公園。
国内最大級の農業用ため池である「満濃池(まんのういけ)」を望む丘陸地に
位置しており、満濃池とその周辺の豊かな自然が満喫できる公園です。

国営公園だけに、エントランスや「昇竜の滝」をはじめとした公園施設、要所要所に
設置された遊具等もしっかりとした造りとなっており、造園家の卵たちには必見です

自然を感じながら、大規模な複合遊具や広大な芝生広場を利用して長時間の
バス旅行で固まった体をほぐすこともできました



次に向かったのは“讃岐まんのう公園”よりも大自然の絶景“大歩危峡”です
四国は有数の石の産地。山肌は土ではなく殆どが岩盤です。

岩質は硬く砂質片岩で出来た分厚い地層が波状に曲がりひびが入って浸食され、
大歩危峡が生まれたんだとか。その表面は長年風化が進み淡い青灰色や鮮やかな
緑色をしていて、何とも美しい風景を造り出していました

昼食をいただいたレストランの下からは遊覧船に乗ることもできますが、
今回は川岸から見学。

壮大な大自然と国指定天然記念物「含礫片岩(がんれきへんがん)」も身近に
見ることができました。

そこからバスで40分ほど行ったところにあるのが“祖谷のかずら橋”
シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られた橋で、長さ45m・幅2m・水面上14m。
昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設だったそうですよ。ちなみにこちらの橋は
国指定重要有形民俗文化財です。

でも…甘く見ていました足元は隙間が空いており、かなりの高さ
しかも結構揺れ揺れで、橋を進むみんなも周りの景色を楽しむ余裕は一切なし
先を行くみんなの姿を写真に収めようと思いましたが、カメラを取り出すことも
ままならず断念致しました

必死の思いで橋を渡り切ったその先には癒しの大自然が・・・

人の思いも及ばない自然の神秘を感じ、川の流れに沿って見事に削り取られた
四国の色石を見ながら思うことは、やっぱり「こんな見事な石を贅沢に使って
庭を造ってみたい」   あぁぁ・・・なんて煩悩

2日目は大自然に魅せられた四国の旅となったのでありましたぁ~
コメント
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