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第13話<神戸編(PARTⅡ)> おまけ(発生地震の基礎知識・その2)

2011年01月21日 18時51分51秒 | Weblog
第13話<神戸編(PARTⅡ)> おまけ;発生地震の基礎知識(その2)

 「発生地震の基礎知識(その1)」に示した各地震の分布マップを掲載します。

地震調査研究推進本部※1)が、地震に関するかなりの情報を発信している。※2)3)
(例えば、全国地震動予測地図※3)のリーフレットなど)
「日本の地震活動」※2)から、抜粋。1885-1995年代を中心に。


 図2-1 世界のM4以上の地震(1993 深さ100km以浅)



 図2-3 日本列島とその周辺のM6以上の地震(1885-1995 深さ100km以浅)



 図2-4 日本列島とその周辺のM6以上の地震の発生回数の積算グラフ(1885-1995 深さ100km以浅)



 図2-6 日本列島とその周辺のM7以上の地震(1885-1995 深さ100km以浅)

図2-3,2-6 を見て判るのが、南海・東南海・東海、の地震想定域における時間軸でみた空白状態だ。
駿河湾~四国沖の南海トラフに沿った地震は、過去をさかのぼってみると繰り返しM8程度の
巨大地震が発生してきたことが知られている。
例えば、1854年 安政東海M8.4 安政南海M8.4 は、1日違いで起きている。
(本シリーズ:第11話「稲むらの火」 参照
 稲むらの火の館(「濱口梧陵記念館」「津波防災教育センター」併設)が詳報している)
 http://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/

 その発生のメカニズムの解明が進められているが、そこには「固着域(アスペリティ)」と呼ばれる
箇所が強く関係していることが判ってきた。※4)5)


 活断層が動いた、都市直下型といわれる阪神淡路大震災における地震動の発生・伝播は以下で確認できる。

 図2-13B 1995の兵庫県南部自身における断層運動(破壊)の進行方向と余震分布

 明石海峡付近(○印)で破壊が開始して、北東方向(神戸市方向)と南西方向(淡路島方向)に断層運動が
進行した。※2)



※参考文献:
1)地震調査研究推進本部:
   本部長・文部科学大臣、事務局:文部科学省研究開発局地震・防災研究課
   http://www.jishin.go.jp/main/index.html
2)「日本の地震活動」 地震調査研究推進本部編 平成11年(1999)4月1日発行
   http://www.hp1039.jishin.go.jp/eqchr/eqchrfrm.htm
 なお、第二版が平成21年(2009)3月に発行されている
  http://www.jishin.go.jp/main/p_koho05.htm
3)「全国地震動予測地図 平成22年(2010) -わが国の地震の将来予測-」
   文部科学省研究開発局地震・防災研究課(地震調査研究推進本部事務局)発行
4)「固着域(アスペリティ)と東海地震」:
  山岡耕春著(名古屋大・地震火山観測研究センター教授)
  http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/yamaoka/nnsl/nnsl-notes/yamaoka-20010521.pdf
5)NHKスペシャル 【MEGAQUAKE 巨大地震】
  (第1回;2010.1.10放送 全4回)
  http://www.nhk.or.jp/megaquake/p_schedule.html