しょうちゃんズ_Cafe

全力少年しょうちゃんが日々の感動と発見の中から、その心象風景とそこに織りなす人間ドラマを紹介します⌒⌒。

第14話_特別編<東北地方太平洋沖地震>その2

2011年03月13日 23時59分59秒 | Weblog
【どぼくのある風景】第14話_特別編<東北地方太平洋沖地震>その2

 東日本大震災の震源域は東西約200km、南北約500km範囲と想定され、主たる地震は連続的に3回発生した。


図-1 東日本大震災の震央分布図※1)
(3月15日6時30分までの震央分布(差替済))


図-2 津波エネルギー伝播予測図※2)


図-3 津波の到達時間予測図※3)

地震直後から大津波警報が発令された。波高10m以上とされた地区は東北地方太平洋沿岸など広範囲に及んだ。


写真-1 大津波の爪あと※4)


 岩手県宮古市田老地区※5)は、これまで幾度も津波に痛めつけられてきており、そのため日本一をうたい、「万里の長城」と揶揄してきた二重の防波堤を持つ地区である。
昨年、1960年チリ地震50周年関連イベントで津波の避難訓練をするなど備えある地区であるが、その田老地区が壊滅した。
 山に避難した若者がその後、崩壊した家に戻り、唯一写真アルバムを持ち出すことが出来たという。潮によれて波打つページをめくり、泥を払いながら写真の一部をテレビ記者に紹介した。
「これが取り出せただけでも収穫ですよ。」と言った。
ほかは何も持っていない、着の身着のままであった。

 陸前高田市に住む主婦はテレビの取材にこう答えた。
 「海が憎い。もう海なんかいらない。」
 漁業従事者であり、また漁師の夫を支えてきた家族の一員である女性がこう語った。つまり“海の恵み”を糧として暮らしてきたその彼女の言葉である。
それゆえに、重い言葉であり、心にずっしりと響くことばであった。


参考文献等;
※1) 「東北地方太平洋沖地震」 Wikipe
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/92/Map_of_Sendai_Earthquake_2011.jpg
※2) 津波のエネルギー伝播予測.アメリカ海洋大気圏局 NOAAによる試算(2011.3.11)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:2011Sendai-NOAA-Energylhvpd9-05.jpg
※3) 津波の到達時間予測.アメリカ海洋大気圏局 NOAAによる試算(2011.3.11)

※4) 時事通信社2011.3.13(日)16:42配信

※5) 旧)岩手県下閉伊郡田老町、新)岩手県宮古市田老
  堤防写真:たとえば
  http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03202/420.html

 津波の歴史と戦ってきた田老町は津波から町を守るため、昭和9年防潮堤建設に着手しました。戦争など様々な困難を乗り越えながら昭和54年、高さ10m、延長2,433mの大防潮堤「田老万里の長城」が完成しました。民家の屋根より高いこの防潮堤は田老の歴史でもあり、町民にとって毎日安心して過ごすことのできる大切な施設となっています。

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