拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  リリイさんの庭

2015年08月23日 | ヨーロッパの風
 長いご無沙汰は、仕事や帯状疱疹(非常に痛い・・・と沢山の人の同情をかった)もあるし、なんといっても我がコンピュータ『Mac OSXスノーパンサー』を清水の舞台
 から飛び降りる覚悟で『ヨセミテ』にバージョンアップしたことで、結果的には良かったもののしばらくの間戸惑ったということがある。
 
 漠然とした次の写真制作計画にはある写真ソフトをダウンロードの必要があり、その為には我がMacをヨセミテにバージョンアップしなければないというわけであるが
 なんせ機械オンチというか手探りPC使用者なのでバージョンアップ後にトラブルがあったらどうしよう~、と心配しながら実行した。
 案の定、写真用プリンターが使用できなくなり、ドライバーをダウンロードするのにかなり悪戦苦闘した。これが日本であったら日本語で簡単にダウンロードページを
 見つけられるのに、それをフランス語で見つけるのは自分にとっては結構時間がかかった・・・。
 まだ、スキャナーの方は据え置きにしている、などなどヨセミテにして好感もてる面も多々あるが、いまだ戸惑うこともあるというわけである。

 ところで、先週の日曜。9月の我が妻ニコルの還暦誕生日を前祝いとして友人夫婦が、ある陶芸家が自宅アトリエでやっている日曜月2回のブランチ会に招いてくれた。
 正式のレストランではなく、片手間にはじめたブランチ会も今年で13年目をむかえるそうで、知る人ぞ知る的存在。友人宅から車で高速道路を40分、初めて来た
 村に着いた。その陶芸家は夫婦共陶芸家で大きな自宅の隣に建てた2階建てガラス張りの建造物が作品展示場兼にわかレストラン場となっている。そこには彼等自身の
 作品が窓ぎわにびっしりと展示してあった。人をかたどった素焼きの作品を見るとある時期に一日一体の割合で制作していたようだ。建物の前の空間には人口池があって
 陶器を利用したユニークな噴水があるなど、自然と作品、そして味覚を楽しめる空間に相方は有頂天となって友人夫婦に感謝。

 そかし、これは今日のメニューの半分で、その後友人が前もって了解を得ていた、近所のアーティスト宅の庭散策が待っていた。
 このアーティストと言うのは『リリイ』さん、84歳だそうだけど、たぶん彼女は自分の年齢を知らないんじやないか?と思うほど『若かった』。
 ご主人もアーティストで結構有名だったそうだけど、今は亡く、二人で木を植えまくった植物園のような広大な庭を傘をさしながら彼女のガイドで案内して頂いた。







この日は朝から 陶芸家夫婦とその作品、 リリイさんとその夫婦の作品を拝見することが出来たが、
 なんといってもリリイさんのアトリエを見せてもらった時、芸術家という人種のもつ底知れないエネルギーにボクはただ驚嘆するのみであった。


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