拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 大聖堂に響いたドボルザーク

2015年05月09日 | ヨーロッパの風
  ニコルの姪がバイオリンで参加する・・・というので昨日の夜、久々にローザンヌの大聖堂にでかけた。

  一番安い席、15フランで指定された席に座ったつもりが、オッチョコ・ニコルの列番号を読み間違えのお陰で、位置的には45フラン的な場所まで前進して
  中世のゴシック柱に腰を掛けて、この夜の音楽をより楽しむことになった。

  いつものごとく前知識ゼロで臨んだコンサートはオーケストラ+コーラスグループ、それに4人の男女歌手の重厚で繊細なまさに壮大な音楽は
  後で知ったことであったが、かの有名な『Dvorak』と書いてドボルザークのレクイエム(鎮魂曲)をローザンヌ大学オーケストラ+コーラスを
  H・Klophenstein氏が指揮をとったものであった。

  オーケストラによるクラッシック音楽というものは本当に久々であったが、何故かこの夜のコンサートでボクはクラッシック音楽に開眼したかも・・・。

  会場となった大聖堂(カテドラル)は来週木曜日のキリスト昇天祭のためのものなのか、ローザンヌ大聖堂にある使徒彫像の大写真2枚の間に簡素な十字架
  が吊り下げられているゴシックの空間に織りなされる音の波・・・の見事な調和・・・『ハーモニー』という言葉が初めて納得できた気がしたのだ。
  これで歌詞がわかればもっと良かったのであるが・・・
  このところ『宗教』とくにキリスト教シリーズではないが、それと縁が深い気がする、何故だろうか?
  キリストの象徴である十字架は『生死』の象徴。 この鎮魂曲のなかで『アーメン』と『アヴェ・マリア』と繰り返されるところだけは聞き分けることが出来た。

          
               これはニコルが撮った写真・・・なかなかイイ・アングル、

          
           演奏が終わった瞬間、普通以上に長い沈黙の余韻が・・・。 その後の賞賛の拍手が続く図




  
  
  

  


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