私の辞書、というより我々夫婦の辞書には『建設中』…という言葉はありえない・・・、はずであった。
それが何がどうなったのか?『只今、(我が家)建設中… 』なのである。
貧乏道一筋に生きてきた私にとって、ありえないことが変異的に起ころうとしている2021年である。
というのも昨年の末、我がアパートの家主より『今年の夏にアパート改修工事します。詳細は後ほど…』と連絡があった。
以前より我が相方はその日が来るのを予言していたが、本当にその日が来ることになった。そうなると単に改修工事でその間
不便になる…というレベルではなく、どこかへ一時的に引っ越ししなければならないような工事になることは周りにいる友人、知人らの
体験談を聞いていたので、そういった事態が我々に起きれば、その際は、6階エレベーター無し…の現状から抜け出す動機として、別なアパートを探そう…
という事で意見が一致していたのだ。もうすぐ古希を目前にして6階住まいは先々問題が出てくるであろうと、思っていたのだ。
( しかし、この改修の件がなければ、私は現在のアパートが非常に気に入っているので、あと10年ぐらいは住みたかった…のだが。)
我々はよく隣町のモルジュという電車で10分の町へ散歩やら市場への買い物へでかけるが、その駅前が大変化して大きな住宅ビルディングが
3っも建設中、内2っはほぼ出来上がって、入居も始まっている。その最後の現在建設中の大きな建物は入居者を募集していた。
この前を通るとき、こんなところに住めたらいいね〜…と二人でよく話ていたが、現実に引っ越しを考える事態が起こったときに
入居条件を調べると、全住居の1/3が低所得者向き・・・! 部屋は現在より狭くなるものの、街の真ん中で新居でエレベーター付き4階。
針の穴に糸を通す…ような条件であったが、なんと我々の書類審査が通ったのだ!
右の高いほうが16階、左は11階で我々は左の塔の湖側 (一見、大聖堂…的)
カメラが設置されていて、毎日進捗状況をチエックできる…のも不思議(な時代)
昨日のTVニュースで、同様な住居の建設予定であった同州、他の駅前の計画が、コロナ禍で予算が危ぶまれ中止になってしまった。
そういった事を考えると、我々の引っ越しも実現するまではどうなるのか・・・わかったものではない。