『天上天下唯我独尊!』・・・
これこそが、仏教徒の真の『明けまして、おめでとう!』である。
釈尊が生まれた時、七歩あるき、天と地をゆびさしこの言葉『天上天下唯我独尊』を言ったという。
35歳の時、『悟り』を開くことを予言した言葉であったであろう。
釈迦が目覚めて仏陀になった時、そのとき初めて人間の『世が明け、ほんとうに新しい年を迎える…』ことが可能になった。
16世紀にコペルニクスは地動説を唱え、それは人々をして仰天させたが、
それよりも20世紀も前に釈尊が人間の本質が『仏性』であることを見出した事・・・のほうが、どれほど驚異的であろう。
『仏性』といった時、その真意が宗教という枠…の中に閉じ込められているのは、返す返すも残念なことだ・・・。
私の、新年の抱負はその『枠』を人々の考えから取り除くことである。
この絵は私が30歳の元旦に書いたもの…(38年前)
当時は意味はさっぱり分からなかったが
絶対に重大なメッセージに違いない、と信じていた。
自分の名前、森をデザインして『天上天下唯我独尊』を描いてみた図