”介護保険部会、取りまとめ案、了承へ(CBnews)”というニュースが出ました。
9日の介護保険部会で来年度の通常国会で審議される改正案が承認され、2018年度の制度改正の方向性が示された形となりました。
ポイントは3つ。
1、これまで医療・介護の連携が強調されていましたが、「共生型サービス」という介護・障害福祉との連携が新たに創設されます。
また、「障害福祉サービスの相談支援専門員と介護保険の介護支援専門員の連携を進めるため、居宅介護支援事業所の運営基準を検討することが盛り込まれた(CBnews より抜粋)」というように、障害福祉サービスで弱点となっている個別支援計画の作成にケアマネジャーが関与する考えが示されています。
一部では、ケアマネジメントのAI化の動きもありますが、「共生型サービス」の方向性を鑑みると、より担当する福祉領域が広がることによる効率化は避けて通れないかもしれません。
2、福祉用具の全国平均貸与価格を公表し、貸与価格に一定の上限を設けることが盛り込まれました。
また、私も資格を持っていますが、福祉用具専門相談員が利用者に対し、貸与しようとする商品の全国平均貸与価格を説明することや、機能や価格帯の異なる複数の商品を提示することが義務化されるという方針も示され、福祉用具におけるマネジメント機能の役割が強化されました。
さらに、介護ロボットやICT化などによる業務負担軽減や効率化を図り、介護人材不足を補う取り組みを評価する方向性も示されています。
3、一度は時期尚早と取り下げられた3割負担も盛り込まれました。
持続可能な医療・介護保険制度、また社会保障制度そのものの立て直しのためには、もう待った無しという危機感が感じられます(増税も先延ばしされましたから、取れる人から取るという動きが強くなった感が否めせん)。
本格化してくる2018年度の介護保険制度の改正の動きから、今後も目が離せません。
管理人
9日の介護保険部会で来年度の通常国会で審議される改正案が承認され、2018年度の制度改正の方向性が示された形となりました。
ポイントは3つ。
1、これまで医療・介護の連携が強調されていましたが、「共生型サービス」という介護・障害福祉との連携が新たに創設されます。
また、「障害福祉サービスの相談支援専門員と介護保険の介護支援専門員の連携を進めるため、居宅介護支援事業所の運営基準を検討することが盛り込まれた(CBnews より抜粋)」というように、障害福祉サービスで弱点となっている個別支援計画の作成にケアマネジャーが関与する考えが示されています。
一部では、ケアマネジメントのAI化の動きもありますが、「共生型サービス」の方向性を鑑みると、より担当する福祉領域が広がることによる効率化は避けて通れないかもしれません。
2、福祉用具の全国平均貸与価格を公表し、貸与価格に一定の上限を設けることが盛り込まれました。
また、私も資格を持っていますが、福祉用具専門相談員が利用者に対し、貸与しようとする商品の全国平均貸与価格を説明することや、機能や価格帯の異なる複数の商品を提示することが義務化されるという方針も示され、福祉用具におけるマネジメント機能の役割が強化されました。
さらに、介護ロボットやICT化などによる業務負担軽減や効率化を図り、介護人材不足を補う取り組みを評価する方向性も示されています。
3、一度は時期尚早と取り下げられた3割負担も盛り込まれました。
持続可能な医療・介護保険制度、また社会保障制度そのものの立て直しのためには、もう待った無しという危機感が感じられます(増税も先延ばしされましたから、取れる人から取るという動きが強くなった感が否めせん)。
本格化してくる2018年度の介護保険制度の改正の動きから、今後も目が離せません。
管理人