パズドラは笑点に似ている。なるほど確かにパズドラは笑点同様、各人の特性が五色で分けられている。これは決して偶然ではない。何故ならパズドラと笑点は、似たような背景において同じような変化を遂げた結果だからである。それは、①メディアの移動、②それに伴う短期化とストーリーの解体、である。
笑点は、落語が劇場からTVメディアへ移行する過程でうまれた。主人公の人間関係や状況、心理変化を簡略化し、笑いという要素で切り取った。笑いの断片化である。しかし例えばレッドカーペットが長寿番組になれなかったように、ただ短くすればいい訳ではなく各メディアに最適な時間があるようだ。
パズドラは、TVゲームからスマホに移行する過程でうまれたと言える。スマホに最適な時間はTVゲームに比べて確実に短い。それ故、結果的に笑点と同じような変化を遂げることになった。乱暴に言えばドラクエのレベル上げ機能のみを切り取ったこのゲームに、起承転結のストーリーを解体した為、ゴール(ゲームクリア)が無いのである。落ちがないのである。
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