僕はディズニーランドに行ったことがある。
行けば楽しむけれど、手放しで喜べない自分がいる。
日常のなかに非日常を見出すことに喜びを感じる、という
そもそもの僕の個人的な嗜好によるところが大半かもしれない。
そもそも、夢を描くなんてことは、
何もないところから、自分で、或いは皆でやることであって、
お金を払ってやってもらうことではない、という思いがある。
ところで、非日常的なファンタジーの世界を . . . 本文を読む
本物って一体なんだろう。
と最近考える。
例えば、グランドピアノ。
音色を聞いて、人は「やっぱり本物は違うね。」と言うのである。
この場合、ニセモノ(比較対象)は、電子ピアノとなる。
ニセモノの電子ピアノには、音域、微妙な強弱、反響の仕方に限界があって、
それが「本物」のグランドピアノには可能である。
つまりニセモノにはできない、「本物」にしか成し得ない領域がある。
ということである . . . 本文を読む
秋です。
運動会です。
この夏、振り返ってみますと、
暑かった記憶はありますが
蝉の声を聞いた覚えがありません。
こどもの頃にきいていたように、
やつらは相変わらずジージー言ってたのかしら。
例えば、誰でもいいのだけど、
小学校の同級生数人に久し振りに会ったとする。
「お前あのとき、あんなこと言ったよなあ」と言うと、
「え?そんなこと言った?全然覚えてないや」と返ってくる。
自分 . . . 本文を読む
世の中には色々な最強説が存在する。
本日はその一部を紐解いてみようと思う。
かといって何か起こるわけではない。
○赤チン最強説
私の母親は、この説の絶対的な支持者であり、布教者の一人でもある。
幼少時代は、私がどんなに怪我をして帰ってきたって、それで済ました。
「赤チン塗っとけば大丈夫」である。
かすり傷だろうが、出血を伴っていようが、関係しない。
ただ、「赤チンを塗っておけば直る」の . . . 本文を読む
半年くらい前にAVアンプを買いました。
DENON AVC 1909。
音をどうまとめればよいか、PC集約案とかで色々迷ったけど
結局、とりあえずipodも全てアンプにまとめてしまおう、
という結論に至ったのでした。
5.1chにすれば、M-1を見たときに、
中央からは漫才師の音声が、
右からは司会者、左からは採点者の声が、
後ろからは観客席の声が聞こえる、
そんな状態に憧れていたのです。
も . . . 本文を読む
いきなり「俺様主義!」と声を張るほどの気合を入れる必要はないのだが、
世の中には何々主義というものが存在する。
例えば、「平和主義」とか「菜食主義」とかである。
こうしたなんとか主義について考えてみると、
主義と言うには、二つの前提をクリアする必要があることに気がついた。
一つ目は、「他の人とは違ったことをしている」という前提である。
誰もが実践しているようなことを、敢えて主義と言い張ってみても . . . 本文を読む
「若者のなんちゃら離れ」というこの言い回し。
何とかなんねーのかね。
新しい変化についてなのか何なのか知らないけれど、
とりあえず「若者の」という冠をつけて「なんちゃら離れ」と結論づける。
これじゃ「今、若者に大人気!」とか「女子高生に大流行!」と全く同じじゃないか、という気がしてくる。
「なんちゃら離れ」と騒ぐほど深刻な問題なのか疑問だし、
それ言うなら他にもいくらでもあるだろうが、と突っ込 . . . 本文を読む
半年くらい前の話になるが、ついに我が家にもベッドが入った。
知ーりー合いに家具問屋を教えて貰い、そこでシーリーのベッドを買った。
シーリーは寝たときにおシーリーも持ち上がっていい姿勢が保てるだとか、
ポケットコイルのパテントが切れたので今はどの企業も採用しているだとか、
店員は周辺知識も含めて親切丁寧に説明してくれたのであるが、
そんなとき、彼の口から、ついに、こんなセリフが出てきてしまった。
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飛行機が地面から離れた。
とりあえず、街を見降ろしてみる。
「よくもまあこんなに人がいるもんだ」と思いながら、隅々を見る。
大きい道路はさすがに交通量も多く、大量の車両が忙しく行き来している。
やたら目立つので、道路を中心に街が形成されているようにさえ見えてくる。
帰りの飛行機となると、日も暮れているのでより際立って見える。
大きい道路だけがやたらと光量が多く、一つの光の筋になって . . . 本文を読む
最近出張が多い。
たまたまだが、出張が重なったりすると、
「あいつは仕事してるのか?まったく」という目線が気になって不安になったり、
「俺はあちこちに飛び回ってるんだな」という無意味な自信が沸いたりするので
要注意だ。
仕事にとって、移動時間はムダな時間以外のなにものでもないのだ。
飛行機に乗る度に、我々は人類の科学の進歩を目の当りにして、
「俺はすごい時代に生きてるんだな」とか思いに . . . 本文を読む
本を選んで並べる、という仕事
情熱大陸で幅允孝さんという方の特集がありました。
ブックディレクターという職業の自ら生み出した、という紹介で、
その仕事の内容は、「本棚に本を選んで並べる」ことだそうです。
場所は病院やホテル、式場やショップなど様々あるのですが、
依頼されたコンセプトに合った本を選んでは展示していきます。
この仕事の勝負所は、いかに見る側が手に取りたくなるようにするか、という点で、 . . . 本文を読む
面倒くさいことはやらない
「遅くとも!今年の6月には!後部座席のシートベルトが義務化されます!」
4月に3年ぶりの免許の更新に行くと、
30分間の教官の熱弁が繰り広げられた。
面倒くさいことになったな、と思いながら聞いていたが、
よくよく考えると、なぜ今まで義務化されてこなかったのか、
とても不思議に思えてくる。
「シートベルトをしないと危険である。」
「シートベルトは安全性を確保する上で . . . 本文を読む
キャルフォルニア州で同性愛者同士の結婚が認められました。
ニュース映像では、80そこそこの女性同士が結婚式を挙げており、
相変わらずのハリウッド的な拍手喝采で祝福されておりました。
次々と挙げられる式や旅行のパッケージを含め、経済効果470億円だとか。
そんな考え方でみると、確かに新しい市場が生まれたわけで
バカにできないというか、すごいことですよね。
日本では、宮崎勤の死刑が執行されました . . . 本文を読む
イカスミパスタはすごい。
食べたら歯が黒くなる。
歯だけでなく口の周りが黒くなる。
これは、イカスミが悪いのではない。
普段の食事においても、それ位、口の周りに
食べ物がついているはずである。
たまたまイカスミが黒いから目立っただけで
普段の食事からそれ位ついているのだ。
日本の対抗馬を挙げるとしたら、
それはカレーうどんである。
カレーうどんはすごい。
食べたら最後、白い服に容赦なくこ . . . 本文を読む
世の中には相場がある。
それは定番ではない。
トレンドでもない。
例えば、秋元康がつくってきたもの。
これはトレンドではないか。
ポケベルがならないとかどうとか、
当時を表すには最適かも知れないが
カラオケの定番には決してならない。
時代の順番で言えば、トレンド→定番だろうか。
相場とは、もっと、奥深い、
誰もが当然に思っていて、気づかない程度のものである。
では相場とは。
例えば、軽ト . . . 本文を読む