先日、8月8日に「すずと豆の木」にUPした
『流れる星は生きている』藤原てい著の本、アマゾンで購入してみました。
初のアマゾン購入、いや~世の中って便利ね。クセになりそうですわ。
さて、この本ちょっと気になっていたのですが、
注文したら直ぐメール便で届いたので、早速読んでみました。
ある日突然振ってわいたような出来事……、
昭和20年8月9日、ソ連軍参戦の夜だった。
それは夫と引き裂かれ、女手ひとつで三人の子供を満州から
日本へ連れて帰って来るまでの壮絶な旅。
戦争を知らない「大人」世代の私は、最初ふ~んと思いながら読んでいました。
が、不覚にも最後の最後に涙してしまった……。
つい最近、アメリカの少年が教科書に「アメリカが開発した原子爆弾を広島と長崎に投下した」
とだけ書かれた一行に疑問を持ち、
自らそれについて勉強し15~16分の映画を作って話題になっていました。
解からないこと、知りたいことを、どうしてだろうと思い探求し、
自分の視点で自分なりに答えを出した作品だったようです。
(残念ながら、私はその映画を見る事は叶いませんでしたが、
是非機会があったら観てみたいと思います。)
それなりに悩み等は抱えていても、
この本を読んでこれがノンフィクションなのだと感じることが難しい恵まれた生活をして育った私にとって、
戦争、原爆投下、敗戦、そのどれ一つを取ってみても辛い悲しい出来事を
体験した方々と同じ土俵ではとても受け止められない。
忘れないように…というのは、もともと知らないのだから難しいことです。
それならば、折に触れ、そんな時代・事実があった事をしっかりと受け止めて
認知し正しく知っておくべきなのではないかと思います。
そして、先に述べた少年のようにとまではいかなくても、
後世に伝えていかねばならないのではないかと思います。
この本「流れる星はいきている」は、難しい言葉や言い回しは全く無く
さっと読めてしまう位のボリュームなので、
現代の子供達に、私と同世代の大人たちにも、
そして守りたい物や人がいる人にも、是非お薦めしたい一冊です。
偶然、気になったのが8月8日…、この本が届いて、読み始めて
読み終えたのが8月14~15日。何かの縁があったのだろうか?と思い
再度、こちらでもお薦め本としてUPしてみました。