クラウド技術への取り組みを強化している米国Cisco Systemsは11月29日、ネットワーク管理ソフトウェア・ベンダーである米国LineSider Technologiesの買収手続きに入っていることを明らかにした。仮想化環境に適したネットワーク・プロビジョニング技術の取得が狙い。
LineSiderは2005年に創設され、VMwareやEMC、さらにはCiscoのパートナーとして事業を営んでいる。発表によると、Ciscoは LineSiderが有するネットワーク・プロビジョニング・ソフトウェアの技術、および開発者を評価しており、Ciscoが発展途上のクラウド市場を開拓していくうえで役立つだろうと述べている。
なお、買収額など契約の詳細は明らかにされていない。
Ciscoのネットワーク管理技術部門上級副社長を務めるジェスパー・アンダーセン(Jesper Andersen)氏は発表の中で、「LineSiderを買収することで、われわれは顧客の(クラウド・コンピューティングへの)移行を支援する重要なコンポーネントを取得できる」と記している。
「LineSiderの先進的なネットワーク管理ソフトウェアは、物理ネットワーク・サービスおよび仮想ネットワーク・サービスをポリシー・ベース・アプローチに基づいて統合し、ネットワークの変化に対する柔軟性や適応性を向上させてくれる」(アンダーセン氏)
LineSiderの主力製品である「OverDrive」ソフトウェアは、ネットワーク・コンポーネントの構成/再構成を容易にする抽象レイヤーを提供し、仮想化環境に適したネットワーク・プロビジョニングを実現する。ポリシー・ベースのアプローチによって、オンデマンドで動的に再構成される仮想ネットワークが構築できる。
同契約の締結は2011年4月までに完了する見込み。LineSiderの従業員はCiscoのネットワーク管理技術部門に組み込まれる。
(Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101202-00000003-cwj-sci
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
LineSiderは2005年に創設され、VMwareやEMC、さらにはCiscoのパートナーとして事業を営んでいる。発表によると、Ciscoは LineSiderが有するネットワーク・プロビジョニング・ソフトウェアの技術、および開発者を評価しており、Ciscoが発展途上のクラウド市場を開拓していくうえで役立つだろうと述べている。
なお、買収額など契約の詳細は明らかにされていない。
Ciscoのネットワーク管理技術部門上級副社長を務めるジェスパー・アンダーセン(Jesper Andersen)氏は発表の中で、「LineSiderを買収することで、われわれは顧客の(クラウド・コンピューティングへの)移行を支援する重要なコンポーネントを取得できる」と記している。
「LineSiderの先進的なネットワーク管理ソフトウェアは、物理ネットワーク・サービスおよび仮想ネットワーク・サービスをポリシー・ベース・アプローチに基づいて統合し、ネットワークの変化に対する柔軟性や適応性を向上させてくれる」(アンダーセン氏)
LineSiderの主力製品である「OverDrive」ソフトウェアは、ネットワーク・コンポーネントの構成/再構成を容易にする抽象レイヤーを提供し、仮想化環境に適したネットワーク・プロビジョニングを実現する。ポリシー・ベースのアプローチによって、オンデマンドで動的に再構成される仮想ネットワークが構築できる。
同契約の締結は2011年4月までに完了する見込み。LineSiderの従業員はCiscoのネットワーク管理技術部門に組み込まれる。
(Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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