哺乳類の体毛は免疫スイッチ…マウスで証明
読売新聞 7月3日(火)12時11分配信
哺乳類の体毛は、外から入ってきた細菌やウイルスから身を守る「免疫」のスイッチを入れる役割を担っていることが、慶応大学医学部の永尾圭介講師と天谷雅行教授(皮膚科学)らによるマウスを使った実験で分かった。
科学誌ネイチャー・イムノロジー電子版に発表した。
研究チームは皮膚に貼ったテープをはがす方法で、マウスの毛に外部から刺激を与え、変化を調べた。その結果、刺激を与えた約1時間後から、毛を作る組織「毛嚢(もうのう)」の周りに白血球が集まり、毛嚢の中には、白血球を呼び寄せる免疫物質ができていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00001405-yom-sci
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